カテゴリー:和食

火場焼き はまじま 6月【大阪市 淀屋橋】

堂島川沿いにある表記の店をラン友と訪問。平日はほぼ満席で入店不可能の繁盛店。2階のテラス席が4月に改装されて12人まで座れるようになっている。堂島川が一望できるベストシーズンのこの時期に必ず一度はいく大好きなお店。ライトアップされた日本銀行ははっとするほど美しい。

火場焼(ひばやき)は海女さん小屋の中の囲炉裏で魚介類を焼くものの事で三重県の浜島直送の新鮮な食材をシンプルに提供いただける希少なお店。ずっと昔に北浜にあった頃から訪問していた記憶があって女将さんとその頃の懐かしい話をよくする。

まずビールで乾杯する。サントリー本社にほど近い立地のせいなのかブランドはプレミアムモルツ600円。常通り料理は一番安い「浜島コース」4,000円を注文してそこに好きなものを追加する。

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突き出しはもずく、タコ酢、バイ貝の三種。特にどうって事はない・・・

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お造りは柔らかい蛸、縞鯵、真鯛、剣先烏賊、雲丹、平目とそのエンガワ。エンガワが巨大で甘くてコリコリでかなり美味しかった。いつもながら質量ともに秀逸。

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いつものお酒は三重県の白酒という微発泡のさっぱりした夏向きのもの。純米にごり酒でグラスに注ぐと見た目はカルピスソーダの様な感じ。少し甘くて初恋の味。少し柑橘の香りもする。

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追加で伊勢エビを所望する。普段はカットせずに焼いてもらうんだけどこの日はハーフカットバージョンで頂く。土曜日だったので大きなものはなかったが上質なものなのは見たらわかる。焼いてくれるスタッフの方も実に丁寧。よく教育されていることがよくわかる。いろいろな話をしながらもがきながら焼かれる姿と香ばしい焼ける匂いをアテにお酒を頂く。

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ミディアムに焼いていただいてスダチを絞って一気に頂く。これが浜焼きの醍醐味。お腹の身まで残さずしがんで頂く。

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そのあとに出てきたセットはあっぱっぱ(緋扇貝)大あさり、はまぐり、鯵の干物、焼き野菜など。すべて店の人が丁寧に焼いてくれるのがうれしい。焼き加減で味が大きく変わってしまうのでプロに任せるのが一番。普通のものばかりだけど目の前の卓上コンロで炭焼きにするシズル感ときれいな景色で最高の御馳走となる。

大あさりはウチムラサキでで価格の割りに味が良くて汁が沢山出る。身から出るスープが一番の御馳走。サザエは小振りで柔らかい。魚介専用白ワイン「ビオンタアルバリーニョ」というものがあったが次回のお楽しみにして三重県の地酒を数種類頂く。

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焼けたハマグリの身を頬張りながら日本酒を流し込めば至福の喜びを感じる。

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鯵の開きは普通なり。これはハイボールで頂く。

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蛸壺に入った蛸をミニカンテキで焼く趣向。醤油にさっと絡めていただくと野趣たっぷりでお酒が進みまくる。盛りつけもなかなか楽しい。

お酒も料理も美味しくていつも食べ過ぎてしまう。帰りは女将さんが世間話をしながらお見送り。ごちそうさまでした。。。

大阪市北区堂島浜1丁目1−8
06-6343-0001大阪市北区堂島浜1-1-8
06-6343-0001
月〜金 17:00〜22:30 土 17:00〜21:00

大阪市 淀屋橋 和食

鯛之鯛 5月

地下鉄三宮駅横のビルの2階にある魚料理のお店。今年の2月にオープンして今や三宮を代表する超繁盛店。若い方のグループから年配の方々まで客層はいろいろ。時分時はいつも超満席でこの日も2週間前に予約してやっと席を確保する。大阪のみならず京都や岡山県からもリピータが続出していると聞き及ぶ。

主力商品は明石の昼網で獲れたピチピチの魚と白身の熟成魚。。水槽の中には活蛸をはじめとするいろいろな魚が群れをなす。
最近はアサヒビールとサントリーが行なう視察グループも激増。それだけ繁盛店として注目を得ているという証拠。

イケメン店長の島ちゃんは独身彼女募集中。いつもニコニコ笑いながら調理をする。彼を見るためにカウンター席を希望する女性グループが多いと聞く。生ビール430円でまずは乾杯。

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名物の造り盛り(写真は2人前980円)を所望する。口の長い「狐鯛」は新鮮なものだとコリコリしてあっさりした食感なんだけどこれをあえて7日くらい熟成させたもの。低温熟成する事で水分が適度に抜け、身のアミノ酸が凝縮し味がとても深くなる。

それと淡路島の黒雲丹(まだ甘味が不十分なのは残念)、昼網の真魚鰹も造りで食す。今が旬の黒ムツは海水の中で熟成させる。魚の熟成方法もいろいろあって魚の種類によって使い分けると言っておられた。普段食せない魚が並びまくる。

コリコリのアオリイカも今が旬、瀬戸内海産の鰆もお造りで頂く。鯵も普通に美味しい。これだけ盛り込まれてアンダー1000円はコストパフォーマンスあり過ぎの(原価率200%ぐらい)の客にとってマスト注文アイテム。

熟成した魚としていない魚の食べ比べも楽しい。お造りだけ注文されたらうちの店は死亡しますと店長はのたまふ。

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焼き場担当の古ちゃん(子供2人あり)お薦めの水槽で泳ぐ巨大なミル貝をバター焼きにて所望する。*写真の奥に見えるのが島ちゃん

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お造りで食べてもよかったんだけど水管の部分と肝と身の部分が食感や鯵が異なってとても味わい深い。これが1200円というのも驚愕の価格。

その他のものもすべて内容からみればビックリするくらい安い値段。すべての商品が北新地の半額以下。。

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〆は鯛味噌茶漬け880円。活鯛を合わせ味噌で和えて茶漬け。少しいい値段だけど注文する価値あり・・・日本酒に合うお茶漬けが食せるのはこの店だけ。。。予約必須です。。神戸までわざわざ行く価値あり・・・

神戸市中央区中山手通1-4-2Uライン三宮ビル2F
050-5786-2813
月〜木・日/17:00〜24:00、金土/〜翌2:00 不定休

和食居酒屋 神戸市

桃酔 5月【大阪市 難波】

ランニングで一緒する友人と法善寺にある表記の店を訪問する。居酒屋の価格でワンランク上の食事が出来るので気の張らない友人と行くのにぴったりのお店。細い階段を上った2階にあるので少し入りにくいかもしれないがいつも満席の大人気店。

同伴した友人とお店のご主人が知己の友人と言う事でいろいろとご配慮いただく。カウンターの中で真摯に料理に取り組む様子はかなりカッコいい。ずっと昔から人柄がいい方で地元では有名と言っておられた。奥様も接遇担当で一緒に仕事をされておられアットホームな雰囲気で美味しいものばかりを50種類くらいあるメニューの中から頂いた。

最初にビールを頂くが普通以上に美味しい事に驚く。丁寧に掃除されておられるのであろう。

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お造りの盛り合わせは大振りの甘エビ、ピカピカの鰯、活鱧、天然鯛、皮を炙った太刀魚、剣先烏賊、縞鯵、鮑の8種盛り。。見た目通りに何を頂いても美味しい。

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蕗と湯葉の炊きあわせ。蕗に浸みた出汁の美味しさが秀逸。こういった普通のものが普通以上に美味しい事に驚く。

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冬瓜の炊きあわせは上に自家製のピーナッツの入った味噌が乗る。この冬瓜の塩梅も素晴しい。これ以上の炊き合わせはないのではないかと思うくらい美味しい。

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車エビの塩ゆでも湯がき立てを提供。スダチを絞って塩をかけていただく。頭の味噌がとても美味しい。

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鮎は養殖だけど普通に美味しい。蓼酢を頂くのも久しぶり。もうこんな時期になったかと感慨深い。セレクションされた日本酒もかなりレベルが高く、いいマリアージュを感じる。

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蓮根饅頭がこのお店のスペシャリティーなんだけどこの日はなかったので海老と蓮根のはさみ揚げを頂いて終了とする。料理の豊富さと美味しさ、コスパは界隈のお店と比べて群を抜いているのは確か。早い時間に行くのがお薦め。

大阪市中央区難波1-6-4
営業時間 16:00~22:45
定休日 日曜・祝日
06-6211-1572

大阪市 難波 和食居酒屋