カテゴリー:和食

中央区某店【大阪市 谷町九丁目/上本町】

谷町9丁目の某和食店を訪問。訳あって店名は伏せさせていただく。お店は住宅街にひっそりと佇む。

お香の焚かれた店内を通るとカウンター7席のみ、装飾の一切ない空間が現れる。お料理は12000円のコースのみ。

ビールで乾杯をして先付けは焼き茄子の上にバフンウニを大量に乗せたもの。雲丹がとても上質・・・

煮物椀は松茸と淡路産の鱧と蓮根餅。鱧の骨が全く当たらないのがお見事。聞けば大きな骨は抜いているとのこと。

京焼きの器に入ったお造りは明石の鯛と剣先烏賊。どちらもかなり上質。

お凌ぎはむかごご飯の上に揚げ米を振りかけたもの。こちらのご主人は京都の名店で修行をされたので味の加減や献立の作り方は完全に京料理を踏襲している。

八寸は揚げ銀杏と渡蟹の菊花和え、柔らかく炊き上げた子持ち鮎の煮浸し

焼き肴はカマスの塩焼き。食材が新しいので身がふわふわ。。

柔らかく炊き上げた豚角煮の上にジャガイモの餡をかけてタスマニアマスタードを添えたもの。。

進肴として蕪としろ菜、粟麩を揚げ煮にしたもの。。

食事は松茸、あわび茸、舞茸が入ったキノコご飯。。

デセールは梨、柿、マスカット、ソルベ・・・・

ごちそうさまでした。。。

大阪市 谷町九丁目/上本町 和食

本せきぐち【大阪市 難波】

明治17年〈1884年〉創業の表記の店ですき焼きを食す。こちらの「本せきぐち」さんは今も変わらずザラメと薄口醤油で目の前で焼いてくれる関西式のすき焼きを提供していただける稀有なお店。よく比較されるはり重は割り下での提供。

いつもの様に2階の座敷に案内いただいいてビールで乾杯。先付けは梅水晶など特にどおってことの無いもの。この日は最初から若女将さんがついてくれて四方山な話に盛り上がる。

この日は8000円のコースを所望。鹿児島産の和牛とのこと。最初に牛脂と自家製のザラメを鍋に敷いてその上に肉をのせる。溶けてキャラメリゼされた肉の上におもむろに薄口醤油をかける。ジューッと香ばしい音がしてなんとも言えないいい香りが部屋中に満ちる。最初に一枚はカリカリサクサクで脂がジュワッと出て卵の甘みと相まって最高の味わい。

の後2枚目からは野菜も投入。水分が出るので1枚目のキャラメリゼにはならないけども、家庭や関東風のクツクツ煮たすき焼きとは違ってお野菜もシャキシャキでとてもいい。

タレは溶き卵の他に本せきぐち特製のお出汁にとろろ芋入れて青海苔を入れたタレも秀逸。あっさりとスルスル喉を通る。肉が薄めなのでとても食べやすい。

〆はおうどんにお鍋に付いた旨味を全て吸わせて完食。この水やお酒を一切入れない焼くというか炒める感じのすき焼きは脂の甘みがしっかりと感じられてご飯と一緒にいただきたくなる。しかしながらくどくもしつこくもなく食後もスッキリなのが嬉しい。

もっと肉を追加しようかと思ったけどダイエット中なので断念。

食後は東心斎橋のスタンド平にてパイナップルのチュウハイをいただいて口直しをして完了。

大阪市中央区千日前2-2-7

月~土 : 16:00~22:00(L.O.21:00)

毎週日曜日休み

本 せきぐちすき焼き / 近鉄日本橋駅日本橋駅難波駅(南海)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 和食

ひろせ 10月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋の畳屋町の雑居ビルにある表記のお店を訪問。月初に献立が変わるのが楽しみで通っていたらあっという間に一年が過ぎてしまった。私が現在大阪で最もコスパのいい和食とお勧めできるお店。コースは8000円のみなんだけど吟味された食材と炭火を使った火入れ、細やかな手仕事や「ゆうの」譲りの創作性など若きご主人の才気あふれる料理は一度いただくとファンになること間違いない。

京焼きの器に入った先付けは舞茸、菊菜、水菜の御浸しに炭火で皮目を炙ったカマスが添えられる。酢橘果汁がかけられていてキリッとした酸味に胃が活性する。

続いては鱧と和歌山産の松茸の春巻き。熊本の銀杏を揚げたものと栗の餡が添えられる。。

この日のお酒は島根県太田市の開春と新聞紙に包まれたトロトロ微発泡の無濾過生原酒を供していただく。

お造りは大葉を挟んだサヨリ、平目、鯛、締め鯖、うおぜ、皮目を炙った鰆の6種盛り。カウンター8席の店で毎日これだけの魚を揃えられることに敬服する。

煮物椀はキノコのひろうす。天然なめこが添えられる。薄口だけども真昆布をしっかり使用した大阪ならではの芯の通った塩梅。。

鰆の味噌漬けは小芋のソースでいただく。マコモダケと縞ささげ、炭焼きの椎茸が添えられる。

酒肴としてとうもろこし豆腐、燻製をかけた黒豆、トリュフオイルで香りづけした卯の花、鱧の卵を寄せたもの。

トロトロに煮込まれた牛頰肉にキノコとジャガイモの餡をかけたもの。箸でつまむと肉の繊維がほぐれるほど柔らかく煮込まれているのにびっくり。味のバランスがきちんと和食になっているのも流石。。

お酒が残っていたので諸味、酒盗、クリームチーズの味噌漬け、卵黄のもろ味噌漬けを出していただく。こういったちょっとした気配りに涙がちょちょぎれる。

食事はイクラご飯。

デセールは白ごまプリンのいえにイチジクとピオーネ、柿を盛り合わせたもの。ボリュームもたっぷりでお腹いっぱい。いつもながら美味しく頂戴いたしました。来月の予約をして店を出る。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

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大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食