大国町

かなえ寿司 9月【大阪市 大国町】

大阪木津卸売市場内にある120年続く表記の店を友人と訪問。昼前にはネタがなくなってしまうので10時半ごろ伺う。握りのセットが1000円から各種あるんだけどこの日はおまかせで所望する。この日はシケで魚の仕入れが少なめだったけどどれも上質な渋目のものばかりのラインアップ。

最初にお店一番のオススメのかわはぎの肝乗せはポン酢で供される。続いて脂乗りまくりののどぐろの炙。丸々とよく超えた鰯。鯛の北海道産の雲丹乗せ。皮目を炙った太刀魚。昆布しめにして炙った甘鯛。大きな粒のホタテ貝柱でフィニッシュ。寿司はシャリを掴んでネタに合わせるいわゆるつかみ寿司。。一見荒っぽくみえるけど味わいは繊細・・・ごちそうさまでした。

過去のかなえ寿司はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308

 

大阪市 大国町 和食

かなえ寿司【大阪市 大国町】

法人決算が終了し税務署に書類を届けた帰り、自分へのご褒美に木津卸売市場にある表記の店で昼食をいただく。こちらは早朝から昼ごろまでの営業で昼前にはネタがほとんどなくなっていることが多い。若い頃仕入れの途中でよく通った記憶があり旬のネタを温かいご飯で握る寿司をいただくととても懐かしい気分になる。

明治33年/1900年の創業だそうで現在は3代目と4代目が仕切られてるそうです。120年続いているのはすごいことです。
店内はL字のカウンターが10席、2人テーブル2脚、6人テーブル1脚。。。

メニューはおまかせ8貫で1000円・1500円・2000円・2500円の4種類がある。。

ネタケースを見ながら好きなものを注文する。最初に帆立貝柱を所望レアに火入れして熱々を握る。続いて身厚の鰻。市場ならではの生のイワシ。皮目を炙った鱧。コリコリの食感の天然鯛と太刀魚(写真なし)でフィニッシュ。
お寿司はつかみ寿司なのでホロっと崩れる感じ。醤油を塗ってネタを下にして、すぐに口に放り込まないと崩れてしまう。シャリは大きめなのですぐお腹いっぱいになる。。ご馳走様でした。。

過去のかなえ寿司はこちら
大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308

大阪市 大国町 寿司

イルポーペロディアヴォロ 8月【大阪市 大国町】

大国町にある魚に特化した私が個人的に大阪で一番美味しいと思う表記のイタリアンを訪問。場所は木津卸売市場に隣接する阪神高速の高架下のグルメゾーン「なんば木津まち横丁○(エン)」の中のトラットリア。店名はイタリア語では「可哀想な悪魔」という意味。

今年35歳のシェフの羽田達彦さんがイタリアのエミリアロマーニャ州トッリアーナにあるミシュラン一つ星の店「Il Povero Diavolo」のスーシェフを3年間務められ同じ店名を冠して7年前に独立。

旬の魚介に旬の野菜を組み合わせたオリジナリティ溢れる料理が続く。食器はすべて暖かみのあるイタリア製の「ヴィルジニア カーサ」を使用。

最初にグリッシーニがきてぽりぽり食べながら最初の皿を待つ。

一皿目は鰯の新子と自家製バターを高菜で包んだもの。ピリッとした高菜の味わいが胃を刺激する。

2皿目は鱧の身と鱧出汁をミキサーにかけて冷凍したものに自家製のフレッシュチーズとゴーヤとブロッコリーのサラダを合わせたもの。温度差の妙にびっくり。

続いてスプーンで供されるのはトキシラズを細かく叩いたものとその筋子を合わせてみかんの皮のピューレとビネガーを合わせたもの。

フレッシュな剣先烏賊を叩いたものと火入れした葱、万願寺唐辛子を合わせて上にとんぶりを添えたもの。烏賊のスープと一緒に味わう。

この日はワインのペアリングで所望する。シャンペンから始まってオレンジワイン、ガメイのビオワイン、バルベラ、綺麗目のネピオーロ、ピノノワールなどタイプの異なるワインを料理に合わせて出していただく。

通称おじさんと呼ばれるヒゲのある魚の稚魚の「ヒメチ」とその内蔵で作るソースの逸品。パプリカのみじん切りを挟んで赤タマネギの素揚げとカポナータをペースト状にしたものを合わせる。上にはペンタスの花が添えられる。魚が美味しいのはもとより全ての料理が一つの芸術品のように味の調和を見せ、かつ複雑に様々な味わいが舌の上で主張する。

北海道産のトウモロコシと粒貝、ミニトウモロコシ、とうもろこしのヒゲを牛の脂で合わせたものに上に昆布出汁にポップコーンの香りを移して泡を作り合わせたもの。味の層が幾重にも重なってとても複雑な美味しさを醸し出す。

フレッシュのシラサエビを使ったサラダはフルーツトマトのピクルスとスモモと卵で作ったマヨネーズで合わせられる。風味づけに桜海老の乾燥パウダーと木の芽などが添えられる。

ソテーした鮎に稚鮎をペーストにしたソースを纏わせた料理。自家製の柴漬けやアメリカンチェリーが添えられる。ソースは鮎の内蔵のソース。

レアに火入れした真鯛のソテーは茄子のピューレとともにいただく。添えているのは賀茂茄子の焼き茄子に韮の発酵したものをソースがわりにしたもの。

お店はシェフとサービスの方2人で運営される。

しっかりと乳化されたアサリと鱸のパスタは酸味と甘さのバランスにびっくり。トマトコンソメを魚の出汁で煮詰めたものをソースがわりに使用とのこと。

メロンのシャーベットはカルダモンなどのハーブのシロップづけとともに。

ドルチェは杏仁豆腐をチョコでコーティングしたものでこの店のスペシャリティー。白桃が添えられる。。

酸味のあるアプリコットのケーキとエスプレッソでフィニッシュ。ご馳走様でした・・・今回も大満足で店を出る。

過去のディアヴォロはこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン