北加賀屋

あげたて饂飩 つきろう

とても冷え込んだ日だったので北加賀屋にある「つきろう」さんへ大阪讃岐うどん界のドン『はがくれ』で修業されたご主人のつくるうどんは今や昼間はつねに行列状態が続く。

『はがくれ』のイチオシは生醤油なんだけどあまりにもあっさりしすぎなのでこの店ではいつもカレーうどんをいただく。。

このお店のカレーうどんには、『特製カレーうどん』と『かけカレーうどん』がある。(特性、かけ、ともに同じ値段)ターメリック、コリアンダー、クミン、クローブ、カルダモンなど19種類のスパイスをブレンドしたカレー粉にこの店独自のカツオ、昆布、ウルメ、サバ、イリコでとったええ出汁をあわせたかけカレーとそれにジャム、ヨーグルト、ココナッツミルク、バターを加えてコクと深みを出した特製カレーうどんでどちらもとっても具だくさん。
どちらも美味しく選ぶのに難儀するが本日は卵の天ぷらの入った830円の「特製月天カレーうどん」をいただく。

出てきた特製カレーうどんはこんな感じ。。

子供には厳しいかと思うくらい辛いけど香辛料の配合のセンスが抜群。辛さもお出汁の味をそこなわないまろやかで絶妙な辛さ加減です。野菜や牛肉のエキスも加わり、とにかくかなり美味しいカレーうどんの出汁である。

うどんはツルツルシコシコ麺です。いい歯ごたえとのどごしです。1.5玉から2玉までは無料。とても良心的かつウマい。玉子の半熟具合もばっちり。本当はセットにして白ご飯に肉とカレーを載せて肉カレー丼にしながら卵はご飯の上で潰してわしわしいただくのがお勧め。。

店主さんの表情もよく、手際の良い仕事とともにいい気がうどんに注入されている。奥さんの接客も素晴らしい。。お人柄がいいのが一瞬でわかる。

私の友人も今までのカレーうどんで一番美味しいと感じたとよく言っている。味も良く・メニューも豊富でCPも良し。カレーうどん以外も何をいただいてもハイレベル。

場所は地下鉄北加賀屋駅2番出口から南港通り沿いを東、コインパーキング手前
を北へ一つ目のカドを東に100m程。昼時ははずした方がいいかも。

大阪市西成区南津守7-14-7
TEL 06-6652-4408
営業時間 11:30-14:30 17:30-20:30
定休日 日曜日


カテゴリー 北加賀屋, 麺料理 |

懐石料理 徳 住之江本店

某会の新年会に私どものお店をご利用いただき一緒に相伴させていただいたので少しだけ紹介。

1月の7000円の献立。私の知人ということで内容は少しだけサービスバージョンなり。

食前酒は梅酒。。

先付けは蟹の身と味噌を練り込んだ蟹豆腐。上には百合根の湯がいたものと白魚。。じゃが芋の餡を掛けて梅肉でアクセント。手前は岩茸。。。

煮物椀はひょうたんの形に抜いた卵豆腐、新竹の子、菜種、ちしゃとう、トラフグの身。フグのヒレを焼いたもので出汁を取っており実に香ばしい。

お椀種にフグはなかなか珍しい。。

おしのぎは鮭の身とイクラと芹、長芋の角切りのご飯。

お造りは中トロ、活ホタテ、さわらの漬け、アオリイカ、国産伊勢海老。ボリュームも満点かなり豪華版。。ちょっとサービスしすぎちゃうんと心配する。。

合肴は鰤のしゃぶしゃぶ。みぞれ鍋仕立ての中に柔らかく炊かれた蕪が鎮座。

焼き物はマナガツオの味噌漬けにメレンゲを載せて焼いたもの。下には焼き大根。手前は梅人参の味噌漬け、大根で柚子柿を巻いたもの、数の子のフライ。

蓋物は慈姑をすりつぶして作った饅頭。手前はアワビの柔らか煮。カラスミの焼いたものと鶯菜。。アクセントに黒コショウ。。

和牛のサーロインをカリッと焼き上げて下味をつけたホウレン草で巻いたものは実にあっさりで食べやすい。

鯖寿司はしっかりと〆ずにええ塩梅。。鯖が上質なので口の中で溶ける。

留め椀は伊勢海老のエキスたっぷり。。

デセールは旬のフルーツ盛り合わせとリンゴの密炊き、自家製のババロア。。

少しボリューム多すぎ。。。もう少しシンプルに調理するように指示する。。。日本料理は手をかければよいというものではない。。。引き算の思考を持つことが不可欠。。。お客様は喜んでいたがまだまだである。。。

 

 

 

 

 

 


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店主のまかない(番外編)

年末またまた一人で料理を作る。。

あちこちでカレーを食べまくっているので自分の舌の感覚を頼りに即席で出来るだけ好みの店に近い感じのものを作る。

肉だけはこだわりがあり地元の粉浜商店街になる老舗の牛良で黒毛和牛のすね肉の塊を所望する。結構いい値段。。その肉を50グラムくらいのサイズに大きく切って塩こしょうしてフライパンで適当に焼く。。その溶けた脂でスライスした玉ねぎを透き通るまで炒める。。

鍋に水を多めに入れて肉多玉ねぎを炊く。。ブイヨンとローリエを大目に入れて1時間くらい炊く。。

じゃがいもと人参は皮をむく蒸籠で串が通るまで蒸す。。ブロッコリーは軽めにさっと湯がく。。

私流は野菜は煮込まない。。

カレールーはハウスバーモンドカレーの中辛。。いろんな味が最初から入っていてとても便利。水を説明書の2倍入れるのが私流。。

そこにチキンブイヨンの顆粒、昆布茶、濃い口しょうゆ、プレーンヨーグルト、オイスターソース、ウスターソースをいれて塩コショウで味を決める。。しっかりとコクがあって辛くない、スパイス感を排除した濃いめの日本のカレースープのイメージである。。

出来あがりはこんな感じ。。

安いオーストラリアワインとともにいただく。。。自分の嗜好にあったものを好きに作って好きなだけいただくというのもなかなかの贅沢である。。。

普通の人は忙しい時は外食するようだけど私の場合は逆である。。家にある食材で短時間で何でも作ることが出来る。。いい主婦になれそう・・

弊社年末のおせち料理盛り込みの高校生のアルバイトが俳優の市原(通称いっち)にそっくりということで弊社女性社員が大騒ぎ。。年末話題の的になる。。しかも野球部らしい。。

ああ俺もあんな時代があったなと思いながら少し嫉妬を感じる年末の夕暮れ・・・


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