すし活【大阪市 弁天町】

友人から誘って頂き弁天町の知る人ぞ知る表記の寿司店を初訪問。ずっと昔からテレビ等のメディアに頻繁に取り上げられマスコミ出演数は数知れず。1週間の間で営業しているのは木・金・土の3日間のみ。その他の日は修行と魚の仕入れと魚の熟成にあてていると言っていた。すべて予約時のお任せコースで1万円から3万円まであるらしい。今回はお酒をつけて1万円とオプションで岩牡蠣をリクエスト。

1見さんお断りなので普通に電話予約をしても満席と断られるし営業中も暖簾は出していない。こちらのご主人は2012年の世界寿司頂上決戦で優勝された方で水面に浮かべた胡瓜を0.1秒の早さで縦半分にカットする「胡瓜の水中切り」やさばかれた魚が水槽で泳ぐ「魚の骨泳ぎ」など神業の包丁さばきが有名で外国にもしょっちゅう呼ばれるらしい。それらは店内のiPadで見る事が出来る。店内は6名掛けのカウンタ−と奥に座敷。

最初にビールを頂いてまずは蛸の刺身。薄造りにされて盛られたものを客が自分の皿に叩き付けると蛸がイナバウアーのようにのけぞるという趣向。大根で作る鶴や龍の妻もお見事。刺身や寿司はすべて透明の皿に盛られてiPadの上に載せられる。iPad画面の写真が変ることで皿の模様が変わるという楽しい趣向。

この日は青森産の250キロの本マグロが築地から入荷との事。入店から帰るまでご主人はずーとしゃべりっぱなし。2代目のご子息がそれを突っ込みながら場がどんどん盛り上がる。目の前に過去のテレビ出演したものが映像で流されそれにリンクしながら寿司などが供されるのも面白い。

マグロの中落ち部分の食べ比べとステーキ。マグロは血抜きをしているので色も濃厚でドリップが全くない。iPad行なうネタの解説と過去の番組出演の動画と同時進行しながらご主人はカウンタ−の中でもギャグを飛ばしまくる。

マグロが苦手な私には鶴に見立てた薄造り。何の魚か内緒とのこと。解答は白身ではなく「鯵」を血抜きしたものとの説明にビックリ。こちらのお店には冷蔵庫が存在せずすべての魚はビニール袋に詰められて氷詰めで熟成や血抜きをするらしい。

続いて完璧な骨切りの鱧の落とし登場。

お酒は菊姫の濁り酒。アルコール度数4.89%と言っていた。

シャリは炊いたご飯の上澄みだけを使用し、タッパーに小分けにして桶に湯を入れて軽く蒸らして使う。初めて見る光景にビックリ・・・・

天然縞鯵は身を折り曲げて食感を高め、3500本の骨をもつ(ご主人曰く)鱧を特別な技法で生で握りにし、カンパチのお腹部分は動脈のスジを残す事でコリコリの食感を残す。オコゼの握りも秀逸。

お酒のお代わりは菊姫の純米酒を竹筒に入れて供される。

徳島の鯛は鳴門の渦潮の動画を見ながら頂く・・・・かなりおもろい・・・

続いての鯛の昆布締めはシャリも一緒に昆布の味を纏わせて最後に昆布ミストを振りかけて完成。昆布締めだけど鯛はコリコリの目からうろこの寿司。これらの仕事をずーとしゃべりながらされるのが凄い。

鱧の皮部分を炙った握り。カマ部分の大トロをバーナーで炙った握りは同伴者悶絶の美味しさとの事。

別注の岩牡蠣は徳島産で寿司にして食べるのが一番美味しいとの事。部位で味が異なるのが楽しい。

北海道のバフンウニは天地返しと言う手法で握られる。氷温熟成したカンパチのカマ部分、大トロ2枚重ね、砂糖の代わりに蜂蜜を入れて甘く焼きあげた玉子焼きでフィニッシュ。2代目の息子さんが英語が話せるので外国人の方を連れて行くとさらに盛り上がる事間違いなし。

最後は巨大なマグロ包丁で釣った大根を一瞬でまっぷたつにする技を披露してくれた。最後まで凄いパワーでギャグ炸裂。気がつけば3時間経過の浪速エンタメ寿司。

大阪市港区波除3-5-16

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270401/27013965/?tb_id=tabelog_b071bfbd0dd958fb0b9567845b9b9d2dffb726f2″>寿司茶屋 すし活</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010201/”>寿司</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270401/R8988/rstLst/”>弁天町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270401/R3444/rstLst/”>九条駅(大阪メトロ)</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FF8C00;”>★★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆</span> 4.0
</p>

 

大阪市 弁天町 寿司

吉野散策

休日に阿倍野橋から近鉄電車に飛び乗って吉野を訪問。個人的には大混雑の桜の時期を避けて夏の蛙飛び行事や紅葉を目的に来る事が多い。昼食は界隈で有名な「初音」の「初音御膳」。

冷たいビールと一緒に美味しく頂く。葛素麺や胡麻豆腐など特産品の吉野葛を使ったものも何品かある。。

窓からは深い緑と鳥の鳴き声、虫の音が何重にも谺して自然のBGMを奏でる。食事はどおって事ないけど景色を見ながら頂くと凄いご馳走に感じるのが不思議。

知る人ぞ知る陀羅尼助のお店。大きなカエルがこちらをにらむ。街並を見ながら散策すると時間があっという間に過ぎる。

吉野葛の製造販売している店が通りに並ぶ。でも誰も買わない・・・・

そんな中で若いイケメン店主が実演販売する中井春風堂で吉野本葛を使った葛きりと葛餅を所望する。

葛粉の材料の話から精製を含め化学の実験のように葛の性質を分かりやすく解説。その場で吉野本葛と水だけを使って湯煎をしながら最後にお湯で固めると透明な葛きりと葛餅の出来上がり。

透明感と滑らかさを引き出すために温かい状態で提供。店主曰く、出来立ての状態から美味しく食べる事が出来るのは10分が限界との事。まさに「賞味期限10分の奇跡」という言葉が言いえて妙である。

吉野山が一望出来、開放的で木のぬくもりが感じられる店内で出来立ての葛餅と葛切りを頂く。黒蜜ときな粉が添えられるが最初はそのまま頂くとでんぷんの素朴な甘味をダイレクトで感じる事が出来る。驚くくらいの透明感と滑らかさと喉越し、他に例えようのない弾力と歯ごたえなどため息が出るくらいシンプルで美しい葛餅と葛切りである。

葛粉には「吉野葛」と「吉野本葛」の2種類があり、「吉野葛」というのは葛根の澱粉に甘藷澱粉(さつまいもの澱粉)を混ぜた物(割合としては葛根の澱粉が全体の50%以上)で「吉野本葛」は葛根の澱粉100%の物を言うらしい。価格は吉野本葛が2倍くらい高価。

帰りに柿の葉寿司の老舗「ひょうたろう」で鯖寿司をテイクアウトして列車で効き酒セット楽しむ。味が馴染む2日目が美味しいという事なので昨日製造したものをわざわざ分けて頂く。

杉の木箱に入った寿司は鯖の塩気と香りが強くその後で酢飯の酸味と砂糖の甘味が追いかけてきて咥内でそれらが混ざりあって一体となる。いろいろなところの柿の葉寿司をよく頂くがこちらのものはワンランク突き抜けた美味しさがあるように感じる。

青のシンフォニーという列車に始めて乗車。特急料金に+200円で乗れるらしい。

サロンカーもついていてこだわりのスイーツやお酒のアテもいろいろあって楽しむ事が出来ました。

柿の葉寿司と効き酒セットの組み合わせは無敵だな・・・

奈良県

アゴラシオン【大阪市 肥後橋】

リーガロイヤルホテル・国際会議場の西にある中之島プラザという関西電力が運営する宿泊施設やフィットネスセンターもあるブライダル施設内のフレンチレストランで会食。個室が沢山あって14階からの安治川周辺の景色も美しい。この日は5000円税込のコースを頂く。

前菜は香草でマリネしたノルウエーサーモンを表面だけ炙ったカルパッチョ。酸味の効いたソースとズワイ蟹の身が添えられる。

グリーンピースの冷製スープはかなり濃厚でパンチのある味わい。タピオカが入っていてむにゅむにゅした食感。

舌平目のオリーブオイルポワレ。敷かれたマッシュポテト同様かなり重たいソース。食べ応え満点。。

仔牛のフィレ肉のステーキの上にモッツァレラチーズを乗せて炙ったもの。普通に柔らかくて美味しい。

ブリュレとアイスとフルーツの盛り合わせ。帰りに天井壁画や噴水もあるチャペルも見学。。ハープがあったので触らせてもらう。。

大阪市北区中之島6-2-39

大阪市 肥後橋 フレンチ