大阪とらふぐの会【大阪市 寺田町】

寺田町駅徒歩3分の場所にある会員制の河豚料理店を久しぶりに訪問する。読売新聞の販売所の6階に位置して看板等は一切ない。マンションの中に入るとすべて個室に区切られていて隠れ家感満載。この時期なので使っているのは養殖河豚なんだけどこの日はかなり大きな3キロサイズを使用。他のふぐ料理店と異なり会席料理仕立てになっているのがいい。

最初はお約束の河豚皮湯引き。金粉が載っていてゴージャスなり。

てっさも綺麗な盛り付け。。ネギの他に薬味にグレープフルーツが添えているのは珍しい。

ここで焼き鱧登場。脂が乗っていてとても美味しい。バーナーで炙った焦げ目も香ばしい。

椀物は鱧と小切茄子。。しんみりとしたいい味わい。

お酒はふぐヒレの香りがする麦焼酎をロックでいただく。

続いて河豚のカラスミをふりかけたミニピザ。。

オプションで松茸を勧められたので所望。。アルバイトの学生さんが世間話をしながら丁寧に焼いてくれる。接遇はとても丁寧。。

目の前で丁寧に焼き込んだ松茸は外国産だけどそれなりに美味しい。。

続いてヒレ酒所望。電気を消して火をつけながら注ぐパフォーマンスはいつもながら素晴らしい。

焼き河豚登場。。以前はもっとニンニクと唐辛子たっぷりのパンチの効いた感じだったけど今回はおとなしい感じ。。身ととうとう身が大きくカットされて盛り込まれている。

続いて醤油味の焼き河豚登場・・・・・

真ん中の骨の部位を使った唐揚げ。。醤油味のケンタッキーチキンのような味わい。。。

河豚鍋登場。てんこ盛りの松茸と鱧も添えられる。

鍋の中がスライスされた松茸だらけ。。なんとも贅沢な取り合わせなり。グツグツ煮込まずに余熱のみで仕上げる。余計な野菜は入らずエノキと三つ葉のみ。鱧の出汁と松茸の香りが移ったスープがえも言えぬおいしさ。

最後は雑炊で〆。。。

シャインマスカットを使ったデザートもとても美しい。静かな個室でいい時間を過ごすことができました。

過去のとらふぐの会はこちら

 

大阪市 寺田町

正宗屋 相生橋【大阪市 難波】 【大阪市 日本橋】

千日前通りの相生橋筋を入ったところにあるミナミを代表する大衆居酒屋。休日の昼間の訪問。鰻の寝床のように細長い店内は昼飲みの客で満席。競馬中継のテレビを見ながらスポーツ新聞を見る客だらけの光景は昭和の時代を思い出させる。色々な客層でカオス状態の店は活気に満ち溢れコロナを気にしている客は皆無のような感じ。

ビール大瓶390円をとりあえず頼んで暑気払い。

まずは名物のカステラ370円を所望。見た目は世にあるカステラとほぼ同じルックス。上のカラメルの部分はカニ味噌でスポンジ部分は魚卵と玉子を合わせたもの。味は甘辛くて濃厚。尿酸値が上がりそうな一品。日本酒も1級酒と2級酒が未だにあるのが面白い。

蛸の子と長芋の梅煮370円は割烹料理屋で出てくるような一品。出汁の塩梅も良くてとても上品な味わい。

本マグロすき身370円は卵黄と山葵が混ざって美味しいという友人の感想。

ヒラメ薄造りもとても綺麗に盛り付けられていて縁側も添えられれいて大衆居酒屋の域を超えている。おでんもとても美味しいんだけど減量中なのでこの辺でストップ。

ごちそうさまでした・・・

過去の正宗屋はこちら

大阪市中央区千日前1−4−14
06-6211-0339
[月~金] 12:30~24:30 [土曜] 11:00~24:30 [日曜] 08:00~24:30
定休:水曜

 

大阪市 難波大阪市 日本橋 バル居酒屋

丸元 9月【大阪市 難波】 【大阪市 日本橋】

地方から訪ねてきた友人と一緒に千日前にある表記の店を訪問。千日前通りのかっぱラーメンの路地を入ったところに位置する。35年くらい通っているヘビーユース店。35年間ほとんど変わることのないメニューなんだけど全く食べ飽きることがない。表向きは寿司店なんだけどほとんどの客がすっぽんコースを頼む。店の外見も店内も完全に昭和の空気が満載。

二階堂のソーダ割りとともに冷やし茶碗蒸しの突き出し。さっぱりとして美味しい・・

続いてのスッポンの生き血は赤玉ハニーワインで割っていただく。血の味は全くしない。これをいただくとなんとなく元気が出る気がする。

スッポンの湯引きは腸とエンペラ(甲羅の端)を使用。味があまり無い部位で味よりも食感を楽しむ感じ。プルプルとクニクニの食感を柑橘の風味がしっかり効いたポン酢とともに味わう

スッポンの内臓のお造りは大好物。肝臓と卵、一匹に一つしかない心臓と胆嚢、腎臓も添えられる。肝臓は鶏に近いけどエッジの効いたしっかりした歯ごたえ。胆嚢は胃が悪い人にオススメとのこと。「噛むと苦いので噛まないで飲みこんでくださいねー」とは女将の弁。

これら内臓は醤油ではなく海苔に巻いてアジシオを振りかけていただく。
海苔のパリパリ食感に卵のプチュっとはじける食感が合わさって味わいも食味もかなり楽しい。卵のまろやかさと肝のコクのある味わいがなんとも言えない。

すっぽん鍋はあらかじめ取り分けていただける。たっぷりの白菜とともにすっぽんの色々な部位が入る。よく超えて黄色い脂身のついたすっぽんのゼラチン部分はプルプルで身の身分はシコシコの歯ごたえ。じんわりくる旨味がすっぽんならでは。塩分控えめで生姜の絞り汁が入った透明感のあるスープの味わいは比類なき美味しさ。

2杯目の途中でガーリックパウダーを使うと味変が楽しめる。

最後の雑炊はポタージュのようなビジュアルでネギと卵のみが入る。
滑らかすぎる口当たりにいつも感動する。押し麦の食感もアクセントになってとてもいい。

季節のフルーツは梨が登場。そろそろ秋の訪れなんだなと思いに耽る56歳の夜。

過去の丸元はこちら

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

 

大阪市 難波大阪市 日本橋 ラーメン