日本料理 一心 9月

瀬田ゴルフクラブに行った帰りに表記の日本料理店で会食。ゴルフ場から車で5分、大津市内や比良山が一望できる瀬田川の横の丘の上に位置する。完全予約制なのでゆっくりと食事を楽しむことができる。瀬田ゴルフクラブの帰りはいつもこちらでお世話になる。

店主とは30年来の友人でオーソドックスで喰い味のしっかりした料理は昔から定評あり。

前菜は小刺しがしっかり入った近江牛の叩き、北海道産雲丹がたっぷり盛り込まれた軍艦巻き、フルーツトマトをグリルにしたもの、旬のイチジクの胡麻酢掛け、海老豆など。

お造りは青森大間産の鮪、金目鯛、天然縞鰺、鱧の焼き霜など。

焼肴はしっかり焼き込まれたよく肥えた子持ち鮎の塩焼き。

松茸と金目鯛の土瓶蒸しはしんみりとした塩梅が素晴らしい。

天ぷらは松茸をカマスで巻いて揚げたもの。

松茸ご飯、茶碗蒸し、季節の果物の盛り合わせと続く。

どれも上質な食材を使って手をかけすぎないように調製。。いつも美味しくいただきお腹いっぱいで店を出る。

*完全予約制です・・・

大津市神領3-5-23
電話:077-544-5679

 

 

和食 大津市

イルポーペロディアボロ 9月【大阪市 大国町】

木津卸売市場隣接の木津まち横丁というプレハブの建物に飲食店が集積した場所の一角にある表記のイタリアンを訪問。大国町駅、今宮戎駅から徒歩3分。

季節ごとに訪問する個人的に一番お気に入りのお店。現在35歳の羽田シェフの料理は卸売市場で仕入れる魚を中心にしたもの。その上質な食材を独特の創造性を持って唯一無二の料理に仕立て上げる。特にハーブや独自の調味料を触媒にし、綿密かつ論理的に和素材や和出汁なども使用しながら料理を組み立てる感性にはいつも敬服する。過去何度も訪問しているけど毎回訪問するたびに新しい発見がある。

店名の由来は羽田シェフの修行先のミシュラン一つ星の北イタリア、リミニ州の同名本店から暖簾分けを許されたもの。シェフは現在は辻調理師専門学校の先生もされておられる。

現在はカウンター6席のみ。シェフと色々な会話をしながら緻密に料理を作る手元を見て食事ができるのがとても嬉しい。

最初の一皿は旬の鱧をミキサーで粉砕して凍らせたハモのグラニテ。その下には隠元豆、九条葱、ミントのサラダ、ヨーグルトが入ったタルタルが敷かれている。鱧とヨーグルトの組み合わせが素晴らしい羽田ワールドが表現されたスペシャリティ。

フリットにした鮎の上に冬瓜、ひも唐辛子、酢橘、きゅうり、稚鮎のピューレ、エゴマ、タラゴンを組み合わせたもの。どの食材も鮎の邪魔をしない。イタリアンで鮎をコンフィにして供する店は多いけど個人的にはこのスタイルの方が好み。

塩をせず冷蔵庫で風干ししてから3枚に下ろして表面にタイムとコリアンダーとフェンネルをまぶして10日間ドライエイジングした真鯛のカルパッチョ。水分が抜けて鯛の旨味も凝縮。。手をかけて形も変わっているのにとても新鮮かつ自然な味に感じられるのが不思議。魚の上にはクレソンとホースラディッシュをトッピング。ソースは魚の出汁を煮詰めたもの。まさに目から鱗の逸品。

足赤海老と新れんこんの角切りとすりおろしたものの上に海老の出汁のジュレ、乾かした蟹の卵パウダー、フレッシュハーブを合わせたもの。。

琵琶マスの上にバターナッツカボチャ。ニンジンジュースを煮詰めたソースとミモレットチーズとの相性も素晴らしい。

イワシのコンフィ赤玉葱と赤紫蘇とルバーブ添え。ルバーブは梅ジャムと合わせてソースに。ルバーブ独特の酸味とイワシの相性が最高にいい。

唯一の肉料理は鴨のロースト。もも肉と内蔵のラグー。鴨の脂でソテーしたとうもろこしが添えられる。鴨の出汁の泡立てたソースで覆われていて写真映えしないのが残念。でも涙が出るくらい美味しかった・・・・

この日のメインディッシュはノドグロにウイキョウのジェノベーゼを詰めたロースト。 満願寺唐辛子、オクラ、ウイキョウの花の塩漬け、バジルが添えられる。適度に水分も抜け旨味満載のこれ以上ないと思われる贅沢な味わい。

カッペリーニインブロードはお腹いっぱいなので25グラムにしていただく。 鰯のスープにビネガーを加えた夏らしいパスタ。アンチョビの香りのオイルも芳しい。

メロンのグラニテ。下にはメロンの果肉にハーブの香りをつけたミルクを和えたもの。

最後ははと麦を使ったスペシャリティドルチェでフィニッシュ。

今回も羽田ワールドを満喫しました。。

過去のディアボロはこちらこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン

グリルミヤコ 9月【大阪市 弁天町】

弁天町にある表記の洋食店を先月に続き再訪する。JR環状線・弁天町駅から徒歩5〜6分。平日だけど11時の開店前にすでに行列あり。。

年季の入った内装はシックなダークブラウン基調。2名から6名までのテーブル席がいくつかある。厨房には高齢のご主人と女性の補助の方が3人。ホール担当の女性1名の4名で日曜日以外のランチタイムのみ営業。

メニューはハンバーグと揚げ物が数種類入ったお任せランチ、海老フライ、ハンバーグ、ステーキ、チキンカツ、ポークカツ、ビーフカツ、カレーライス、ビーフシチュー等、洋食の定番物が並ぶ。土日のみ 上ビーフカツセットと上ステーキセットが追加。

テイクアウトの注文も多くてひっきりなしに電話がかかる。

前回はデミグラスソースが秀逸なビフカツをいただいたので今回はグランドメニューから海老フライ3000円単品を所望する。普通のエビフライもあるのだけど知人に以前勧めていただいたことのあるこだわりの一品らしい。

ランチメニューではないので少し時間がかかったけど許容範囲内。とんでもないビジュアルにまずは圧倒される。皿から飛び出す35cmサイズの海老フライ。海老の種類は多分外国の天然シータイガーだと思う。

早速ナイフを入れれ口に運ぶ。プリプリの身は食べ応え満点。揚げ加減はディープで衣がとても香ばしい。頭の味噌もたっぷりで嫌な癖や臭みもない。とてもよく肥えた上質の海老であることがわかる。好物の海老フライをいただき気分も上がって満腹で店を出る。。

店の裏に3台分の駐車場あり。

前回の記事はこちら

大阪市港区弁天1丁目6-31
06-6571-140
11:00~14:30

 

大阪市 弁天町 洋食