みのり精肉店【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

南船場にある表記の完全予約制の肉料理店を友人と訪問。心斎橋から三休橋通りを北に上がってセブンイレブンを超えたところくらいにある。こちらのお店は1階が精肉店で2階と3階で肉をセルフで食べることができる店となっている。

こちらのお店以外にも大阪で数店舗の焼肉店を展開されているといっておられた。精肉店併設はこちらだけとのこと。ランチタイムはローストビーフをユッケ仕立てにした定食を提供。

今回は2階で3人でいただく。6人まで入れる4畳半くらいのスペースを貸し切り。部屋に肉とキムチの入った冷蔵庫と炊飯ジャー、調味料などがセットされていて勝手にいただくようになっている。腰の低い店主さんが最初に説明に来られて内容の説明。用事のあるときはラインで呼び出すというルールになっている。2時間後に会計をしに来るまで全くの無人状態となる。BGM用のBluetoothで繋がるスピーカーもあってグループでワイワイ食べるのにぴったり。

メニューは焼肉コース6000円とステーキコース9000円のみ。両方とも肉は30ヶ月以上飼育した雌牛で未経産牛を使用とのこと。キムチ、卵、炊きたてご飯は食べ放題。プラス2000円でセルフ飲み放題。。今回はステーキコースを所望して、ドリンクは酒屋でワインと焼酎を買って持参する。

ステーキコース 9,000yen/1人前
▫️黒毛和牛ローストビーフ
▫️シャトーブリアン 150g
▫️サーロイン 100g
▫️ランプ 150g
▫️キムチ
▫️玉子
▫️白米

まずは赤身のランプ肉から焼き始める。厚みがあるので肉を休ませながら時間をかけて火入れをする。赤身だけど脂分もあってとても美味しくいただける。ヘレ肉はひたすら柔らかくてシルキーな食感。調味料は塩胡椒の他にポン酢や醤油、すき焼きタレなどもあって生卵とすき焼きタレでヘレ肉をいただくとかなり美味しかった。

真っ白なビジュアルのサーロインはタレを弾きまくるくらいのパンチあるサシが入っていて60歳前のおっさんの胃袋を強く刺激する。3階の席は10人くらい収容できるので色々な利用の仕方ができると思う。肉のボリュームもかなりのもので食べきれない場合は持ち帰りできるという優しいお店。肉料理では初めての体験でした。。

前回のみのり精肉店はこちら

大阪市中央区南船場2−10−23
06-6244-1129
11:0o~19:oo
日曜定休

大阪市 心斎橋/四ツ橋 その他料理焼肉

肥後寿司【大阪市 美章園】

阿倍野の美章園にある表記の寿司店を友人と訪問。美章園駅、文の里駅から徒歩5分くらい阿倍野区役所の裏くらいに位置する。
隣は職業安定所。私が20才くらいの時に開店され、当時学生の私は敷居の高い高級寿司店だったイメージが残る。
界隈では40年近く続く地域密着のお店で夕方の16時くらいから入店できる。
客層は地元の家族づれやグループなど様々で寿司だけでなく季節の酒肴も揃っておりとても使い勝手がいい。

昭和の名残を感じる店内はL字型のカウンターとテーブルが3卓。ビールで乾杯してお酒のアテをいただきながら四方山な話を楽しむ。

鯛の子と菜種の炊き合わせ、甲イカの塩焼き、とこぶしの煮物、小芋の煮物などどれも突出したものではないけどそれがまたいい。。

刺身盛り合わせは真鯛、シマアジ、甘エビ、平目、赤貝など。。。

握りは穴子とカンパチ、雲丹、車海老、甘海老など・・・

安定感のある美味しさで長く続いてもらいたい地元の佳店です。

大阪市阿倍野区文の里1丁目2-4
06-6624-1715

肥後すし寿司 / 美章園駅文の里駅河堀口駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 美章園 寿司

亀清 12月

休日に1年ぶりに友人と吉野の天川村の洞川温泉を訪問。電車で行くと近鉄阿部野橋から電車で70分、バスで70分くらい要する僻地。普段は途中の天川川合というバス停から渓流を眺めながら2時間のハイキングコースを歩いて目的地まで行くことが多いんだけど今回は梅田から洞川温泉の現地まで往復の直通バスを利用する。

入浴後に洞川温泉街のメインストリートにあるお目当の店を目指す。こちらのお店は小さな食料品店になっていてお菓子や果物、野菜などを販売している。

その店先でご主人が地元産の川魚などを焼いて提供。季節のいい時期や休日は登山や観光の客でいっぱいになる超人気店。焼かれた川魚は4席ある店内か店前の外のテラス席でいただく。焼き場は通称、亀仙人と呼ばれるご主人の担当。ハイシーズンは弟さんが手伝いされる。

今回は食事の後の訪問なのでビール250円と子持ち鮎の塩焼き750円のみ注文。お酒を含むドリンクはセルフとなっている。忙しいときは午前中から夕方の5時までずっと焼きっぱなしと以前に言っていた。子供にはお菓子、女性客には焼き芋のサービスあり。。

卵がたっぷり入った鮎は炭火でしっかりと焼き込まれているのでありがちな落ち鮎ならではの皮の硬さも気にならない。かなり大きなサイズで食べ応え満点。鮎の他にもアマゴやヤマメなどもあり。

塩焼きを食べている途中で奥さんが小皿に入った料理を持ってきてくれる。マグロを甘辛く炊いたものと名物の3種類の手作りの魚フレークと山の刺身。

魚フレークは魚の身と骨(カンパチ、ブリ、サーモンなど)を圧力鍋で2〜3時間炊いてミキサーにかけて生姜や野菜を混ぜ込んでカレー、梅、醤油、味噌などで味付けしたもの。その時期で内容と味は異なる。この日は味噌味とカレー味と醤油味でお酒が進みまくる。山の刺身は生魚に塩を当てて保存性を高めたもの。これらの酒肴が全てサービス(無料)でついてくる。雨の時は傘の無料貸し出しもされている。

訪れる客に対する愛情、人に対する優しさにはいつも敬服する。この日はご主人が自分で育てた菊芋を一袋お土産としていただいた。

こちらの天川村は昔から修験場の休憩地として有名で奥崖道を歩く修行僧に無料で食事や宿を提供する文化が根付いていて村全体が一つの家族のようになっているとのこと。

毎回の訪問の度に心が洗われる奇特な店である。。わざわざ行く価値のあるいいお店です。。。春までは土日のみの営業と書いてました。

過去の亀清はこちら

奈良県吉野郡天川村洞川55
0747-64-0132
営業時間:07:00~21:00

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