寿し銀【大阪府 堺市】

堺の泉が丘で出店オファーがあり見学ついでにランチをいただく。 周辺では老舗の店らしく一時は回転すしもされたそうであるが今はスタンダードな形に落ちつかれていると聞き及ぶ。お客さんが少なかったので、カウンターの真ん中に座らせてもらう。 ネタケースはかなり充実。。いい魚満載。面白いのがそれぞれの魚の前に札で名前が書いてあること。。魚に詳しくなくても大丈夫ってことなのね。。 でも接客がやばい。。。爺さんと婆さんばかりでやっているせいかホスピタリティー全く感じさせず。。 昭和の時代の寿司屋ってこんな感じだったと思いながらメニュー持ってこんと早くたのまんかい。。。といった感じのおばはんに対して小さな声でちらし寿司いただきますと所望する。。 上と並があったんだけど上をビビりながらお願いする。 「すいません僕マグロが苦手なんですけど・・」というと年を召された職人さんが「サーモンは食べれるか」と言われあんまり好きじゃないけどそれでお願いしますと無理して納得。。。 最近こんな風に我慢して自分を納得させることが多い。。。 まあどっちでもいい話だが。。。    tirasisusi.JPG 煮穴子に養殖の鯛、甲烏賊、鳥貝(これはよかった)に分厚い養殖サーモンが3切れと数の子。。。 どういう意味かよくわからんデンファレの花一輪。。栗の甘露煮もどうしてこれが入っているのかと思うんやけど。。。ここは堺と思いながら食す。 昭和にタイムスリップしたような内容であるがこの辺の方にはこれがいいのであろうと推測される。 味や鮨の内容、スタイルは好みがあるとは思うがなんと言ってもこの店は接客態度がすっごいです。 行けば分かる(笑)。。。。 堺市南区茶山台1丁2-3 072-291-0001

寿し銀寿司 / 泉ケ丘駅

大阪府 堺市 寿司

天喜

京都西陣天ぷら料理の老舗「天喜」に会合にて訪問。。 千本今出川通りを少し上がったところに昭和8年から掛けている茶色ののれんがある。 玄関に入ると表からは想像できない奥深い空間があった中庭には大きな錦鯉が泳ぐ池がある。橋を渡って奥座敷へ向かう。 sakidukezennsaitenki.JPG 先付けはお決まりの筍木の芽あえ。。。筍がかなり上質である。。。一口食べればすぐわかる。。。 前菜はスモークサーモンで山芋を巻いたもの、子持ち昆布、白魚酒蒸し、白身魚の寿司を桜の葉で巻いたもの、イイダコの炊いたもの、菜の花。。どれもがきちんとした仕事ぶりである。。。 女将さんが一人ずつに挨拶をされ白酒を注ぎに来られる。 owantukuritenki.JPG お椀はこれもこの季節お決まりの蛤の真丈で出汁もドンピシャ。。お造りは鰹とイカと鯛。。どれもがかなりのレヴェルであった。。。これぐらいのハイレベルの食材を普通に使われるところが老舗の貫録か。 外務省も海外からの来賓をこちらでもてなすらしいし京都迎賓館でのお料理を担当される程のお店と聞き及ぶ。 tenpura1tenki.JPG メインである揚げたてのてんぷらが登場。カラッと揚がった車エビ、アスパラ、ゴボウ、さつま芋、ワカサギ。。。これを天つゆでいただく。。。 隣席で相伴させていただいた女性が25年前に故郷の和歌山紀伊田辺から京都の女子大に進学し、生家が貧しかったために学費を稼ぐためにアルバイトでコンパニオンをされたらしい。その初めての仕事がこの「天喜」であったこと。 彼女はその時世の中にこんな浮世離れした店があること。そこで食べる客がいるということに驚かれたらしい。。。 彼女はその時に私も頑張っていつか自分のお金でこんな店に来れるような立場になりたいと心に誓った。。。そして苦節25年の歳月がたち。。御年43歳にして今や管理システムでは日本で2位のソフト開発会社の社長となり東京、京都、大阪にオフィスと事業を展開し多くの従業員を抱える実業家となった。。。 のれんをくぐるときに25年前にこの店で初めてアルバイトをしにきた時のこと、そこから25年間がむしゃらに働いてきたことがフラッシュバックしたとお聞きした。 その話を女将さんにすると一筋の涙がこぼれおちた。。。 tenpura2tenki.JPG 天ぷら2皿目は鱒をあられをつけて揚げたものとレンコンに海老のすり身をはさんだもの。 美味しすぎ。。。。 tyawanmusgohanitenki.JPG ふかひれの入った大きな茶わん蒸しが出て筍ごはんで締め。。。 deserutenki.JPG デセールはグレープフルーツのゼリーと苺と蜜が思いっきり入ったリンゴ。。。 こんな美味しいリンゴは生まれて初めていただいた。。。 最後まで隙のない内容でした。。。。。。 京都市上京区千本今出川上ル西側 075-461-4146

天喜天ぷら / 北野白梅町駅今出川駅等持院駅

和食 京都市

kitchen まつ本【大阪府 堺市】

堺のチンチン電車(阪堺線)御陵前駅を東に入ったローカル洋食店。私の親が昔このあたりに住んでいたので先祖の墓もこの近くの禅宗の寺にある。。 店舗の外観は昔ながらの洋食店の感じ。「キッチン まつ本」の看板が目を惹きます。 店内はテーブル席とカウンター席で座席数は20席ほど。。。常連らしき客ばっか。。。 家族でやっている独特の温かい空気が店を包んでいた。。。。。 misematumoto.JPG 野球帽を反対に被った御主人が銅製の鉄板であれこれ焼くのが名物となっている 一番人気はミックスグリル。 あとは焼肉屋やハンバーグを注文されている方が多かった。 mixguriru.JPG 筋の入ったロールイカと牛肉と海老の三種盛り。 価格から見て食材原価に限りがあることはわかるが御主人の調理技術であらゆる問題をカバーしている。 まず目の前でジュージュー焼くこと。これが一番肝心である。 ニンニクの効いた醤油ベースのソースが実に香ばしいいい香りをだす。 手際良く胡椒や塩で味をつけ海老はワインで香り付け。 イカはふんわりとひたすら柔らかで牛肉は味付けまくって重しを掛けてプレスしながら焼き上げるのでカリカリっとした食感となっている。中途半端な火入れよりこれはこれでよいと納得。海老は蒸し焼きで自家製のタルタルが実に秀逸。。頭も重しを掛けてせんべい状に香ばしく焼きあげる。 これに味噌汁とご飯がついて平日は食後のコーヒーがついて1000円。 やりよるね。。。 堺市堺区南半町 072-224-2122

大阪府 堺市 洋食