せんば自由軒【大阪市 本町】

2013年度新卒採用の説明会に参加するために本町まで出向く。少し早く着いたので近辺でランチ。。船場センタービル9号館の地下にあるせんば自由軒本店を訪問する。このお店は明治43年創業ではあるが2010年に倒産し今は別の運営会社が経営をしていると聞き及ぶ。

本家の自由軒のHPによると、「せんば」は本家の2代目経営者の五男が開業。2代目が時々、味を監督するなど良好な関係を築いていたが、せんばが次第に全国展開し、レトルトカレーの販売事業を始めたことなどで関係が悪化したらしい。

餃子の王将と大阪王将のような関係か。。。難波の本家といわれているところにも行ったことがあるがあまり記憶に残ってはいない。年季の入った入り口のメニューケースには膨大なメニューなどが飾っていて昔のデパートのレストランを彷彿される

入ると中央にカウンター20席、両サイドにテーブル。。全部で40席くらいか。ホールスタッフは5人。厨房は5人でバタバタと調理されておられた。この日はメニューを見ながら「名物のカレーとカツレツのセット」850円を所望

大きな白いお皿に全部がもられてるプレートスタイル。。大きな皿が出てくるのは結構うれしい。


名物のカレー(インディアンカレーと称す)はライスとカレーが混ぜてあり盛られた中央に窪みがあり、そこに生玉子が鎮座する。店のお姉ちゃんのいう通りにウスターソースを一回しかけて生玉子を崩してかき混ぜていただく。玉子のおかげでカレーはマイルドになって美味しい。具材は牛肉と玉ねぎ。でもずるずるした食感が個人的にイマイチ。

カツレツの衣がさくっとして美味しい。カツの肉はそれなりであるがラードの香ばしさがとてもいい。かかっている デミソースもとっても美味しい。オニオンスープも予想以上に美味しいのには驚いた。。

しかしながらカレー業態の難しさは最近いろんな店を見ていて実感する。ラーメンほど文化的に商業的にも昇華しきれないものがあると感じる。味のバリエーションもラーメンのようにはいかないし広がりに限界を感じる。

説明会の様子はこんな感じ。。。。

中央区船場中央 3-3-9B-203
船場センタービル9号館地下2階
地下鉄 本町駅10番出口からすぐでした。

せんば自由軒 本店カレー / 本町駅堺筋本町駅心斎橋駅

大阪市 本町 とんかつカレーライス

大吉 なんばこめじるし【大阪市 難波】

難波にてお一人様ランチ。ガッツリといきたかったのでなんばこめじるしにある天ぷらの大吉に突撃。

この店は堺の魚市場にもあって私が若い時(今も若いが・・)週に一度、日曜日の早朝に魚の仕入れをしてこの店で天ぷらを食すのが常であった。先代の親父もいて客が一つひとつ食べたものをきちっと覚えていて勘定をお願いすると何も見ずに「兄ちゃんは〇〇と・・・・と△△食べたんで合計×××円」と人間コンピューターのような親父だった。。。30年くらい前の思い出だが。。。

そんなことはどうでもよくこの日は張り込んで1000円のボリュームセットを所望する。大根おろしが思いっきり入った天つゆが出てきてそのあと天ぷらの盛り合わせが登場。頭つきの大海老天・ええ脂の乗った穴子天・ちくわ天・きす天もふわふわだった・泉州名物のがっちょの天ぷらも秀逸。値打ちのある盛り合わせなり。

ご飯もおかわりできて(かなり美味しい)名物のあさり汁もてんこ盛り。。。この店も堺の本店同様貝殻を床に捨てるシステムらしいがこの店で貝殻を床に捨てる行為は結構抵抗感がある。女性の方は恐る恐るという感じであった。。私は昔から床には捨てないノダ。。パイナップルのデザートが付いているは嬉しかった。。。食材の価格を知っている私としたらかなり頑張っているように思える。

店員の顔はみんないかつい系。。。格闘家の私としてはとりあえずメンチ切っておいた。。しかしながら味もコスパも出てくるスピードも速くとても満足できるお店。。。この店で思いっきり食べることが出来るときは体調のいい印。。。

家族連れでもおすすめ。。。

大阪府大阪市浪速区難波中2-10-25

大阪市 難波 天ぷら

ラペティロアブロッシュ【大阪市 北浜】

友人と休日のオフィス街でランチを相伴する。。友人がプロデュースした神戸の新店舗がオープンして、ひと段落でお祝いの会食。個人的に大好きなこの店は今は亡きホテルプラザのルランデブーにてステファン・ランボー氏から学んだ素材を生かす技術と彩りのセンスにたけたシェフの作りだす料理は私の好みにドンピシャ。個室もあるのでここ一番に人をおもてなしするときによく利用させていただく。

この日はがっつりと5500円のランチコースを所望する。午前中に走り疲れたのでシャンパンが喉をするすると通って行く。

特に野菜に関しては、シェフみずから収穫する京野菜や、青森から取り寄せる無農薬ハーブなど、契約農家から届く新鮮なのものを使用していると聞き及ぶ。そういやいつも野菜が美味しいなあと感じる。

アミューズヴォウシェは根セロリをミキシングしたものにリンゴのブランマンジェを合わせたもの。。ソースは海水をなんたらかんたらと言っていた。柑橘の後味も感じる。後味(フレイバー)がとてもさわやかであった。上にはズワイガニの身。甘くてしょっぱくて。。。根セロリは最近どこのフレンチでもよく使われる。。。癖がなくて味がある使いやすい野菜なのであろう。

次に蓋つきのガラスの器に入って出てきたものは・・・

海老のプリンにココナッツ風味のタイ風ソース。。。海老のプリンはホテルプラザ時代のスペシャリテであるウニのムースのスフレを深化させたものであろう。

アメリケーヌ系のソースにココナッツの風味海老のプリンはとっても滑らか。ソースはパンですくって残さずいただく。。シャンパンととってもよく合う。。

この前菜がシェフの真骨頂。「新鮮な魚介と野菜のサラダ仕立て」オマールエビと車エビ、ホタルイカはカリフラワーのソース。アクセントに海老味噌のソースやアンチョビソースがついて野菜とともにいただく。。エンドウのソースも野菜の邪魔にならない。。

まさに皿の上に一枚の絵画が描かれているよう。。

春キャベツのポタージュも「形を変えて自然」パン粉を付けてグリエされた鰆もとっても風味豊かでいい塩加減を補っている。まさに食べるスープ。。

ここでワインをシャルドネ君をいただく。。。。。昼下がりのランチにぴったり。。。。

金目鯛はローストされてホタテや他の野菜でとられたジュとともに蒸されてシャンパンビネガーで仕上げ。。心地よい酸味は初夏の気配を感じる。。。
お肉料理は下記の中から好きなものをいただくという趣向。

・青森産 「銀の鴨」のロティ
・スペイン産 イベリコ豚(ベジョータ)のアロゼ
・鳥取産 黒毛和牛ヘレ肉のステーキ
・鳥取産 黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
・北海道産 「阿部さん」の蝦夷鹿のロティ
・フランス産「ヴュルゴ家」の鴨のロティ(1,500円 up)

宮内庁御用達の銀の鴨を所望する。。。ホントはアラカルトでピノノワールとこの料理と野菜だけをいただきたいくらいだった。

あっさりした肉質なんだけど野生のマガモとかよりも癖もなく淡白な味わい。火入れも完璧。肉のうまみやコクはしっかりとありその肉に合わせたソースとピノとの相性は抜群である。。渋い系のワインだと多分こうはいかない。
デザートも数ある中からいただくようになっている。

・日本茶の玉露を練りこんだアイスクリームのパフェ
・ジンのババロア オレンジとグレープフルーツを乗せ、
ヨーグルトのアイスと共に
・フレッシュ イチジクとバニラアイスクリーム サンクリアソース
・ぶどうと蜂蜜レモンのシャーベットをミント風味のスープで
・ビターキャラメルのアイスクリームとキャラメルで煮込んだ洋梨のコンポート
・栗のパルフェ エスプレッソのプリン添え

この店のデザートのレヴェルの高さにはいつも感心する。どれも一皿としてのクオリティがとても高い。私はいつもパフェをいただく。。お茶のええとこの旨みとミルク感がとてもほっとする味。。玉露ラといった感じか。。中には玉露アイス、小豆のカステラ、タピオカ、バニラアイスが入っている。。アイスを食してその他のものをぐちゃぐちゃにかきまわしていただく。超ウマ~。。。。


ミニャルディーズはワゴンサービス。。好きなだけどうぞ~と言われたのでいつものごとく全部盛り。
オペラ・バニラのマカロン・木苺のゼリー・ショコラケーキ・金柑シロップ漬け・アーモンドクリームを練り込んだ焼き菓子・マドレーヌ・グランマニエで香りづけしたマシュマロの8種類。

この日の食事はランチなのに約3時間。。お腹も心も満たされて幸せ。。。御馳走様でした。。。

大阪市中央区今橋2-1-10

ダイセンビル1F

TEL:06-6208-1808

ラ ペティ ロ アラ ブッシュフレンチ / 北浜駅なにわ橋駅淀屋橋駅

大阪市 北浜 フレンチ