奈良の里山料理 ほうらんや

弊社が奈良県橿原で経営するお店。ちょうど来月で2周年を迎え早いもんだなと実感。 昼間は80席が常にウエイティングがかかる状態で嬉しい悲鳴。。最近はTVをはじめ様々なメディアにも紹介いただき多くの新しいお客様でにぎわっている。

かしはら万葉ホールと言う公共施設の5階にあり窓からは畝傍山、耳成山、香具山が見える。

(写真は畝傍山)

このお店は奈良産のヤマトポーク、大和牛、大和肉鶏、大和なでしこ卵、地元の野菜を使った地産地消をテーマにしている。食材費は高くつくができるだけリーズナブルな価格で提供させていただいている。

お店の一押しは大和牛とヤマトポークを使った「里山ハンバーグ」。。肉汁ドバーと言う感じではないが上質の肉の味が確実にわかる。サイズとソースを選ぶことが出来る。

一番オーソドックスな和風デミソース、ネギ塩ソースはとってもあっさりでお肉の味がよくわかる。テリヤキ、ポン酢もファン多し。。この秋限定の和風のキノコソースもとってもあっさり。。 ランチタイムは五分突きの玄米が入った健康ご飯と具たくさんのみそ汁、自家製漬物がついて840円。。。

もちろんどの料理も手作りなので保存料、添加物、化学調味料は完全排除。。。

名物 五重塔バーグ1980円(税込) もきわもののようだがとっても人気。。 ヤマトポークと大和牛を使った里山バーグが五重塔になっている。

家族やカップルで召し上がる方が多いが一人で完食する方もいると聞き及ぶ。

そして計画中の新店舗の看板商品として今一所懸命研究中の逸品が「里山の特製オムライス」大和なでしこ卵で包みこんだオムライスにドミソース、カレーソース、クリームソース、ケチャップソースを選んでいただく。

これも味噌汁がついて648円。。。石焼きの器でジュージュー音を立てて出てくるのでシズル感も最高。お焦げがたまらんと言う声多し。。

そして毎日売りきれ必至なのが「里山弁当」1050円。和食をしっかり習得した料理長の若原英司が作る懐石料理をベースにした綺麗系のお弁当。3種類の創作カツの入った彩カツ膳1200円もいつも売り切れてしまう人気商品。

このお弁当は月替わりとなっていて毎月1日に食べに来られるお客さまもいると聞き及ぶ。

10月の献立は

木桶に東婆豆腐、舞茸、紅葉麩の炊き合わせ、自家製の胡麻豆腐、里山つくねのキノコ餡、大和なでしこ卵出汁巻き、ひじき旨煮、柿としめじの白和え、さつま芋酢橘煮、ブロッコリー、秋茗荷、黄栗。

別添えの天ぷらが秋茄子、里芋、菊菜、海老。。これに健康ご飯と具だくさんのみそ汁、自家製漬物。。

これは売れるわ。。。。

夜はヤマトポークと若鶏モモ肉を使ったつくね鍋1260円がおすすめ。。

これからとってもいい季節を迎えます。ハイキングや飛鳥巡りの帰りにぴったり。

駐車場も完備。 詳しくはHP見てちょ

洋食和食レストラン 奈良県

御馳走UDONLIFE うれう 10月【大阪市 玉出】 【大阪市 塚西】

今日も玉出でうどんを食す。。 何気なくメニューを開くとまたまた新作が出ていた。。。 「これいつから出しているんですか」と聞くと本日初デビューらしい。 このうどんをいただく最初の客となった。。。店員さん曰く「ずっと待っていましたよ。。」とのこと。

最近近くのコインパーキングがいつもいっぱいで車を止めれなくて久しぶりの「うれう」だったんだけどタイミングの良さに自分でもびっくりした。。

日本一低い山である「天保山」に10年くらい前の夜に子供と立ち寄ったときに三角点を見ながら「ここが標高4.5メートルの・・・・」と子供に説明していた矢先フラッシュの嵐に囲まれてテレビカメラが作動。。NHKの放送もありながらアナウンサーらしき人が私に話しかける。

「おめでとうございます。貴方が通算2万番目の登山者です。。」天保山山岳会という方々から記念の通行手形をいただいた。もちろんTVでもその様子は放送された。。。 どうやって2万人数えたのか今でも謎である・・・

そんなことはどっちでもいい話なんだけど・・・・・

この秋の新作は「ウスターなうどん」790円。 うちたて湯がきたてのうどんはしっかりと冷水で締められて刺身状態。。。これにおもむろにカゴメのウスターソースをかける。。。

熱した中華鍋で豚のバラ肉をいためて細くカットされたピーマン。玉ねぎ、人参、素揚げしたちくわを投入。ウスターソースとお好み焼きソースを入れて強火で炒めてソースのかかった冷たいうどんにぶっかける。。ネギを掛けてぐちゃぐちゃにかきまわしていただく。。

思わず「ほー」と言ってしまう味わい。「え~うどんにウスターソースかよ!」と思うであろうが私はいただく前にこれは科学的に見ても旨いはずだと確信していた。焼うどんのようにうどんの味を殺さない。

ウスターソースの複雑な味がうどんをより美味しくさせる。特に酸味がよく効いている。。 うどんを美味しく食べるための具である。特に素揚げしたちくわは食感も面白く邪魔にならないいいアクセントになっている。思ったほどくどくなくああこれもありだなと思う麺料理である。。

ソースの一滴まで残さずぺろりと完食。。シンプルで綺麗なうどん料理である。。店主の石田さんまさに鬼才である。というかうどんに対する愛情が深い。。もっと美味しくするにはどうしたらいいか。。探究心と実行力には敬服する。。。日本で間違いなくここだけよ。。。

今や名物のアボガドうどんも何度いただいても美味しい。。焦がしバターのうどんもキノコとバターの相性が楽しめる。。この店も今から旬をむかえようとしている。。

大阪市西成区玉出中2-13-23

06-7504-8104

11:30~14:30 17:30~20:00

火曜休み

大阪市 玉出大阪市 塚西 麺料理

又三郎 10月【大阪市 長居】

20年前に南住吉でよく通った焼肉屋があった。30過ぎのお姉ちゃんが調理と接客をやりながら表でかんてきを洗って・・・必死のパッチでやっている姿に心が動き、また黒毛和牛をストレートに出す焼肉店も当時あまりなかった記憶がある。ポイントカードのポイントをためて手作りアクセサリをゲットして喜んだ記憶がある。。

人の口と好みは移ろいやすくいつの間にか私のお気に入り焼肉店からはずれてしまっていた。ここ数年熟成肉の日本のパイオニアとして店主の荒井さんとこの店が専門誌や情報誌にしょっちゅう出ておられるのをみて本当に懐かしく嬉しく思っていた。

先日長居に移転したのも知らず偶然店の前を通りランチをいただく。昔通った小さなお店が立派になって有名になって垢ぬけたフレンチレストランのような内装と巨大な熟成庫、プロパティシエが作ったと思われるセンスのいいスイーツ、上品な器。焼肉店で見たことのないオープンキッチンあの店が・・・・と感じいった

親戚のおばちゃんが久しぶりに会って「あんたちょっと見ん間に大きくなって~。ほんま立派になりはったなあ。子供のころからよう知ってんねんで・・・」という会話を巷で聞くがまさにそんな思いがした。。

この日は長居公園でナイトラン10キロ。つるがおか温泉で汗を流しそのまま自転車で直行。

(HP写真より引用)

ここ3回目の訪問でやっと店主の荒井世津子さんの顔を10数年ぶりに見た時は涙が出そうになった。。 私の顔も名前も覚えていてくれた。。もちろん私も覚えているが。。。人柄の良さと人を引き付ける優しさは相変わらずでまた業界の成功者としての自信がもたらす風格がオーラとしてでまくっていた。

この日の私との雑談にも「10年以上は鳴かず飛ばずで飲食店をなめていました・・・・」「焼肉やったらだれでもできる思って当時始めたんですわ・・・」プライベートな話なども・・・私よりも年上だったのには驚いた。。せやけどここまでなるにはかなり苦労されたよう。。

まるで同窓会での旧友との再会のようであった。。 趣味のランニングを半年間やってきて「走った距離は嘘をつかない」というオリンピアンの野口みずきの言葉をいつも心に留めている。そんなことを考えながら「本当によかったね。。。」と心から言えた。。

前にも書いたように熟成肉を焼くのは全てお店の方の担当で出来あがりまで30分以上かかる。 その間に前菜をいただく。ナムル君と生レバーちゃん。。10月1日から法改正で生肉が出せなくなったとのことこれはしょうがない。。

生センマイとタン刺し。。これは生でもいいらしい。どちらも新しくおいしい。。 ワインはピノノワールのカレラを所望する。

箸やすめにトマトのサラダと大人の野菜サラダ(少しピリッとしていてワインと相性バッチリ)

そして登場の熟成肉。60日熟成の 土佐あかうしのリブロースと30日熟成黒毛和牛のヘレを200グラムずつ所望する。店主自ら一番いいところを切りつけていただいた。こんな気遣いがとてもうれしい。

肉を常温に戻すために炭火で表面だけ焼いてアルミで包む。。そして寝かす。。。

そのあと再び火を入れる。。。そしてまたまた寝かす。。。

最後に仕上げで焼きこむ。でもそんな長時間ではない。。 アルミで包んで余熱で仕上げて切りつける。。

肉にダメージを与えないように眠っている肉を起こさないように炭火の力を借りて優しく優しく火を入れる。何回かに分けて焼いては肉を休ませてその間にじんわりと火を入れる。そうすることでで、肉本来の柔らかさも肉汁も保たれる。やっぱ肉を美味しくするのも、 不味くするのも、焼きの技術にかかってくるなと感じた。

まずはヘレ肉。。熟成は赤身肉が合うこと再確認。旨み全開。。炸裂する後味の深さ。。肉汁も強烈。。

6週間熟成させた土佐牛のあかうしは、これまで食べたことの無い深い旨みと香りを纏っている。口に含むとミルキーでナッツのような香ばしさ。。。うまみ成分が凝縮した深い味わい。ホースラディッシュ(西洋わさび)と塩でいただく。醤油との相性もよし。。

熟成、厚切り、炭火焼と短角牛のあか牛が本当にいい相性となっている。ホテルで鉄板焼きはもう食せない身体になってしまう。

アメリカの高級ステーキハウスでいただく肉はコクとうまみが強くて一人で500グラムくらいぺろりといただける。その割に肉汁もいっぱいで後味もとてもいい。それは熟成の生と最近理解した肉のおいしさって科学的に分析すると脂と赤身のアミノ酸の旨みである。

たんぱく質が時間経過とともに分解され、アミノ酸がたっぷり増えた 状態なのであろう。 しかも、炭で焼くと、肉汁をたっぷり含んだまま香ばしくなっている。。

世の中にいい肉を提供する店はいくらでもある。それをさらにどうすればより美味しくなるかを必死で考えられ試行錯誤された姿が目に浮かぶ。。

肉の業界は実に保守的で様々なつらいことや嫌なことがいっぱいあったに違いないだろうと肉をほおばりながら考えていた。

サイドメニューのサラダ等も焼肉屋のレベルをとっくに超えている。ワインの価格も良心的。この日は2人で3本あけてしまった。

この店はもはや焼肉屋ではない肉料理を主力とした食の桃源郷である。

大阪市住吉区南住吉2-2-1(第2、3木曜日定休日)

HPはこちら

大阪市 長居 焼肉