早朝ランの途中でエネルギーが切れたので表記の店で朝ご飯。まぜのっけ御飯朝食300円。
オクラにおんたま、かつおぶしを特製しょうゆでまぜてのっる。牛小鉢とみそ汁もついて朝から栄養満点。サラダをつけたらバランスいいかな。
肉も丼に入れて一気にかき込む。山芋を入れてもよかったと反省。これが300円で食せるとはいい時代だな。。
早朝ランの途中でエネルギーが切れたので表記の店で朝ご飯。まぜのっけ御飯朝食300円。
オクラにおんたま、かつおぶしを特製しょうゆでまぜてのっる。牛小鉢とみそ汁もついて朝から栄養満点。サラダをつけたらバランスいいかな。
肉も丼に入れて一気にかき込む。山芋を入れてもよかったと反省。これが300円で食せるとはいい時代だな。。
私が20代前半の頃、世の中はバブル真っ盛り。地元で強烈なインパクトのあるお好み焼きのお店の「たこ八」という店があり遠方からお好み焼きを食べにくる客でいっぱいで行列ができていた記憶がある。朝方まで営業していて当時B'zが大阪に来たときに必ず立ち寄る店として有名だった。
キンキンに冷えたステンレスのマグカップに入れたビールとモンゴウイカ一匹、250グラムくらいのサーロインが1枚、大きな有頭海老が2匹入ったスーパーデラックスと言うお好み焼きが6800円だった気がする。どの客もこれを注文する。このお好み焼きを3枚完食したらハワイ旅行プレゼントだった気がする。
焼きそばも具が思いっきり入っていて活たこの焼きそばとかも1400円ぐらいしたと思う。それを卵と出汁を混ぜたつけダレにくぐらせて頂く。焼き具合にもパンチがあって高価なものだけど話のネタとしたら最高の店でした。デカいだけではなく味もちゃんとしていて大満足のお店だった。ある部分私のお好み焼きのスタンダードだった気がする。
その当時の従業員さんがほぼ同じ食材を使って当時より遥かに安い金額で住吉公園の西側で3ヶ月前に開業。DNAを引き継いだお好み焼きを食しにいく。ビールを最初に頂きあてにイカの塩焼き。昔は1500円くらいした気がする。冷凍だけど上質のモンゴウイカは味が深くて最高に旨い。イカが焼き過ぎないようにキャベツが敷かれているのがポイント。
この日はタコと豚のお好み焼き850円を所望したが予想を遥かに裏切る美味しさ。他店だったら1500円くらいするであろう内容。ここ数年で一番美味しいと思ったお好み焼きかもしれない。上質のタコをてんこ盛りにして分厚いバラ肉で覆ったお好み焼きは山芋のせいかふわふわして全く喉に引っかからない。
若い店主の仕事ぶりも丁寧でとっても好感が持てる。価格以上の価値をしっかりと感じるいい店。自社から近いので女子社員君をつれて近々再訪予定。
3月23日再訪
女子社員君と会社の帰りに訪問。この日はえびのお好み焼きと豚玉を頼んでシェアする。店主はちゃんとわかっていて切り分けてシェアリングしてくれる。別にタコの焼きそばをそば玉×2にしてもらってシェアして食べる。
プラス100円で焼きそばのつけダレ。濃い味のお酒に合うソバなんだけどつけダレにつけるととてもあっさりと頂けて食べ進む。ぶつ切りのタコの食感もいい。キャベツは食感を残す為に2回に分けて投入したり美味しくする為の小さな気遣いがすばらしい。
値段はもちろん下町価格。いいお店を見つけた。。。
大阪市住之江区浜口西1-13-7
50年前に私は住之江区の西住之江というところで生を受ける。その頃、父は母と一緒に富士センターという小さなショッピングセンターの中で「魚徳」という鮮魚店を営んでいた。そのショッピングセンターの魚屋の横に小さい小さい家を建ててそこで暮らしていた。物心ついたとき(5歳くらい)にそのショッピングセンターは廃業となりしょうがなく両親は住之江区の加賀屋で6坪の寿司店を開業する。
その寿司屋は夜中の2時頃まで営業していたので当然、幼少の私は鍵っ子となり夕方まで友人と遊んだあと年の離れた高校生の姉の帰りを待って一緒に姉の作る夜ご飯を食べた。土曜日は特にする事がなかったので半日中大和川の堤防で一人で川を眺めていた。首には毛糸で吊るした家の鍵が一つ。姉も社会人になり残業やおつきあいで帰りが遅くなると晩ご飯を食べる事が出来ない。
そんなときに表記の食堂でお世話になった。小学生の低学年の子供の晩ご飯を優しい言葉をかけてくれながら愛情を持って作ってくれた。
お金を持っていなくても食の細い私に好きなものを食べさせてくれた。母があとで支払いにいく。私は当時皆に「和ちゃん」と呼ばれていた。。
近所に用事があり40年ぶりの訪問となる。ずっと前に一度食事をした事があるんだけどそのときは何も言わずに食事をして帰った。この日は幼少の頃のお礼を言いたくて訪問する。
お店は40年前と全く変わらず。古いんだけど掃除が行き届いていてどこもピカピカ。外観はいかにも町の食堂。中もまったくそのまんま。飾り物も音楽もない。
当時若くてすらっとしていて綺麗だった女将さんも今年71歳と言っておられた。うどんや丼、ショーケースに入ったおかずがいろいろ。。どれもがちゃんと作っていて芯の入ったものばかり。見ただけで美味しいとわかる。。
子供の頃こういったものを毎日食べてたんだなと思いながら壁に貼られたメニューをしげしげと見る。
この日はきつねうどんと出し巻200円、中御飯を所望する。若いときの女将さんの印象しかないから女優さんが老人の役でメイクしているようにしか見えない。女将さんが配膳で動き回る様子を見ているといろんな幼少の頃の出来事が走馬灯のようによみがえる。
出汁巻はひたすら柔らかい。味の加減も完璧。うどんの出汁も美味しすぎる。食べてるうちに目がうるうるとなる。食後に一息つきながら、このお店の裏に自宅があった事。晩ご飯ほぼ毎日お世話になっていた事。このうどんを食べて自分は大きく育った事。このうどんが自分の食生活の原風景である事。そしてそのお礼をちゃんと言いたくて今回訪問した事。そんな事を話させてもらった。
話をしていると涙が出てきた。。「和ちゃん、ちゃんと覚えてるよ・・」「魚徳さんも商売立派になりはって・・・よかったわ〜」寡黙なご主人も表に出てきてくれて話し込む。。
「父母も健在なので今日の事は報告します。本当にありがとうございました」と申し述べて店を出る。
住之江区西住之江3−2−21