私が20代前半の頃、世の中はバブル真っ盛り。地元で強烈なインパクトのあるお好み焼きのお店の「たこ八」という店があり遠方からお好み焼きを食べにくる客でいっぱいで行列ができていた記憶がある。朝方まで営業していて当時B’zが大阪に来たときに必ず立ち寄る店として有名だった。
キンキンに冷えたステンレスのマグカップに入れたビールとモンゴウイカ一匹、250グラムくらいのサーロインが1枚、大きな有頭海老が2匹入ったスーパーデラックスと言うお好み焼きが6800円だった気がする。どの客もこれを注文する。このお好み焼きを3枚完食したらハワイ旅行プレゼントだった気がする。
焼きそばも具が思いっきり入っていて活たこの焼きそばとかも1400円ぐらいしたと思う。それを卵と出汁を混ぜたつけダレにくぐらせて頂く。焼き具合にもパンチがあって高価なものだけど話のネタとしたら最高の店でした。デカいだけではなく味もちゃんとしていて大満足のお店だった。ある部分私のお好み焼きのスタンダードだった気がする。
その当時の従業員さんがほぼ同じ食材を使って当時より遥かに安い金額で住吉公園の西側で3ヶ月前に開業。DNAを引き継いだお好み焼きを食しにいく。ビールを最初に頂きあてにイカの塩焼き。昔は1500円くらいした気がする。冷凍だけど上質のモンゴウイカは味が深くて最高に旨い。イカが焼き過ぎないようにキャベツが敷かれているのがポイント。
この日はタコと豚のお好み焼き850円を所望したが予想を遥かに裏切る美味しさ。他店だったら1500円くらいするであろう内容。ここ数年で一番美味しいと思ったお好み焼きかもしれない。上質のタコをてんこ盛りにして分厚いバラ肉で覆ったお好み焼きは山芋のせいかふわふわして全く喉に引っかからない。
若い店主の仕事ぶりも丁寧でとっても好感が持てる。価格以上の価値をしっかりと感じるいい店。自社から近いので女子社員君をつれて近々再訪予定。
3月23日再訪
女子社員君と会社の帰りに訪問。この日はえびのお好み焼きと豚玉を頼んでシェアする。店主はちゃんとわかっていて切り分けてシェアリングしてくれる。別にタコの焼きそばをそば玉×2にしてもらってシェアして食べる。
プラス100円で焼きそばのつけダレ。濃い味のお酒に合うソバなんだけどつけダレにつけるととてもあっさりと頂けて食べ進む。ぶつ切りのタコの食感もいい。キャベツは食感を残す為に2回に分けて投入したり美味しくする為の小さな気遣いがすばらしい。
値段はもちろん下町価格。いいお店を見つけた。。。
大阪市住之江区浜口西1-13-7