福島こと *大淀の広東料理の新星 久々のスマッシュヒット【大阪市 福島】

昨年6月にオープンした表記の中華料理店を友人と訪問。福島駅から北に徒歩10分くらいの住宅街に位置する。広東料理をベースとした本格的でセンスのある仕事が素晴らしいとグルメ友人から紹介された店。

古藤シェフはホテルプラザで30年勤めたのち江坂の翠園で料理長を務め、2005年食博大阪中国料理コンクール、前菜部門金賞受賞、デザート部門、厚生労働大臣賞受賞された凄腕。

店内は、落ち着いた色調でまとめられたモダンで清潔感のある空間。カウンター6席と6名掛けの半個室テーブル席。今回は調理風景が見える正面カウンター席に案内いただく。夜は18時半一斉スタートで16000円のコースのみ。オプションでフカヒレの姿煮などをつけることができる。

美しく繊細に盛り込まれた前菜は鈴カボチャと胡瓜とさつまいも酢の物 初めて見るビジュアルのピータン豆腐 釜焼きのチャーシュ 味わい深い涎鶏 クラゲと甘海老と雲丹など。

紹興酒飲み比べ3種3800円を所望 10年熟成は口当たりまろやかでナッツや干し柿の香り 20年熟成は深いコクと余韻 30年はトロトロの口当たりで重厚感あり

白ミル貝と黄韮の炒め物 出来立てを貝の殻の上に豪快に盛り付けてプレゼンテーション

銘々の皿に取り分け。黄韮の香りと食感がとてもいい。

新鮮な大葉鰯を春巻きにしたもの 鰯をそのまま食べている錯覚に陥る つなぎを使っていない肉感たっぷりの焼売には鮑が添えられる オイスターソースをかけて仕上げるのもさすが

2.8kgの寒平目の蒸し物には漬物とひき肉の酸味のある葱油ソースがかかる ハタやクエでよく見る広東料理の華のような料理をオマージュしたもの シェフ独自の感性が光る逸品

残った旨みたっぷりのソースはビーフンにかけていただく趣向。。

この紹興酒はカラメルフリーで透明感のあるすっきりした自然な味わい

牛肉炒めのレタス巻もワンランク上の美味しさ

目の前で上海蟹の身の入った小籠包を包む 手際の良さと繊細さに脱帽

出来上がりの美味しさは言わずもがな 旨みたっぷりで悶絶する

事前に軽く火入れされたアヒルが厨房に吊るされている。広東式なので背中が開かれた状態で調理される。

これを何度も高温の油を掛けて仕上げる。この光景と油の音も食欲を唆るご馳走

いい飴色に仕上がったら余分な油を落とすために再度吊るされる

パリパリに仕上がった北京ダック。広東式なので肉も一緒にいただく

大きな皿にモモ部分とロース部分に分けて盛り付けられる

モモ部分は梅ジャムをつけていただく 骨の周りの肉がとても美味しい

ロース部分は野菜とともに自家製の餅皮(カオヤーピン)で巻いて供される 界隈でいただくものとはレベルの異なる美味しさ。北京ダックの皮だけよりも重厚な美味しさを感じる

この北京ダックは好きなだけお代わりできるようになっていて相伴した友人は骨の部分やモモ部分を4つくらい追加していた

キヌガサダケ、モリーユ、アミガサダケ、干し椎茸、つぶ貝が入る漢方系の蒸しスープこれがこの日のMVP なまこや燕の巣、鮑、魚の浮袋などが入った中国の高級料理の佛跳墻(ぶっちょうしょう)の簡易版と言っていたが幾重にも旨味が重なっていて驚くくらい美味しかった

蒸して柔らかくした鮑の揚げ物 香港風の香辛料のペイフォントンという粉のソースがかかる 歯がいらないくらい柔らかかった・・・・

麻婆豆腐もワンランク上の美味しさで大量に作ってプレゼンテーション

麻婆豆腐用の長粒米を使ったチャーハンと共に供される

銘々に盛り付けたらこんな感じで意外に辛味は強くなくて、ひき肉のコクと旨味、野菜の甘み、麻辣スパイスが調和が取れた塩梅となっている。
薄味の炒飯の美味しさと上品さにもびっくり。好きなだけ食べることができるんだけどお腹いっぱいで残念

しじみを使った温麺はスープのおいしさと相まって一気に完食

ライチ紅茶と杏仁豆腐の上に柑橘のマンペイユでフィニッシュ。

料理と一緒にいただいたシグニチャーのハイボールは10年紹興酒に干し梅、クコの実、なつめ、レモンの入ったもの 麻辣白酒ハイボールは白酒ベースに唐辛子と山椒でスパイシー感を出したもの 共にオリジナルでこのお店で初めていただきました

料理の出るテンポも手際も素晴らしくて接客も温かくて洗練されたいい時間を過ごすことができました。土日祝のみのランチコース7,700円税込もおすすめとのこと。予約困難店になると予想されます

大阪市北区大淀中3-3-25
06-6476-8668

大阪市 福島 中華料理