墨や【大阪市 難波】

定期訪問している難波の人気寿司店を友人を誘って貸切で訪問。テレビ等のメディアでよく取り上げられ大阪屈指の予約困難店。本年から淡路島に支店を出したために営業日が少なくなり、以前よりもさらに予約が取りにくくなっている。現在は新規客は一切受け付けていないので常連に連れて行ってもらうしかない状態。私のブログを見られての問い合わせも多数ある。

難波の路地裏からさらに入り組んだ場所にあるこちらのお店はカウンター6席のみ。ワンボックスカーに乗って皆で食事しているような感じ。店主の「のり子」さんは福島区にある寿司大学で3ヶ月間勉強してからこちらで開業。本年で7周年となる。。

ビールで乾杯をして日本酒をいただく。最初に酒肴が数種類提供される。湯掻いた河豚の身と皮にポン酢をかけたもの。続いて葱と鮪の焼き物(私は鮪が苦手なので白子醤油炊きに変更いただく)

真打の活アオリイカ登場。目の前でキュウキュウと鳴くのが愛おしい・・・

胴体と足を切り離してまずは刺身から供される。これを食べたくて皆がこちらの店を目指される。

刺身をいただいた後は手渡しの鯖棒寿司。烏賊のすり身で作った揚げ団子は柔らかいけど烏賊の食感がよくわかる逸品。続いて烏賊のワタ部分の塩焼き、刺身で残った烏賊ゲソの塩焼きと天ぷら。

寿司の扉は100回くらい包丁目を入れた烏賊から。シャリにはイカ墨が入っているのがこの店の専売特許。河豚、平目、肝を鋳込んだカワハギと続く。

軍艦巻きで供される「あこや貝」の貝柱。身厚の北寄貝は生の状態で握られる。綺麗な縞模様の車海老。もう一度烏賊の握り、北寄貝のヒモ部分の串焼きと続く。

綺麗な色の鮪赤身(私は代わりに煮穴子)。脂乗りまくりの鰤のお腹部分は綺麗に解ける。器に入った「のどぐろ」でフィニッシュ。この日はお酒もたくさんいただいて一人12000円の会計でした。食後はすぐ近くのスナックでカラオケ大会。ごちそうさまでした。

お店の場所と連絡先は非公開。

大阪市 難波 寿司

まえ川

休日に丹波篠山にある表記の和食店を訪問する。以前ランチタイムに伺って、かなり良かったので今回再訪。JR篠山口駅からバスで約20分。バス停の正面がお店なのでとても便利。お店は築150年の古民家をリノベーションしたもので風情満点。格子戸を潜って店に入ると木の温もりのあるカウンターと小さな個室がいくつかある。

丹波篠山の郷土料理をイメージしたコース料理は価格別にいくつかあって今回は税込15000円のフルコースを所望する。

座付きは餅麦と小芋の上に白菜のペーストを乗せたもの。生の白菜と紫陽花の花があしらわれる。野趣あふれる逸品・・・

続いての煮物椀は解禁になった猪のロース肉と椎茸。なんとも言えない美味しさの汁はこの時期だけのご馳走。5杯くらいお代わりしたくなる。

続いての刺身は鯖きずしを酢漬けした赤蕪で包んだもの。かぶらの摺り下ろしをつけていただくとよりマイルドな味わいとなる。地元の黒丹波というお酒と一緒にいただく。

静岡さんの天然鰻の蒲焼。。弾力もあってかなり美味しい。。

続いてはこちらのお店のスペシャリティの熊肉のハム。胡麻ソースで和えられた山菜と一緒にいただく酒肴。脂身の融点が低いので口に入れると一気に溶ける。五人娘という日本酒(自然酒)と合わせていただく。

地元で獲れた川マスの焼き物。身の下には大きなムカゴと銀杏が隠れる。加減された大根と生姜のすりおろしのソースでいただく。

地元で飼育された和牛のロースト。仔牛の時期はみな但馬牛とのこと。

食事は丹波焼きの土鍋で炊かれたピカピカ艶々の白米。篠山は白米の美味しいことでも有名。収穫した稲を太陽と風にさらして乾燥させた稲木干しが特徴。黒豆味噌の汁とご飯のお供は高菜・菊芋・沢庵・梅干し・味噌など。

デザートは夏みかんの寒天と紫芋。

甘味は丹波栗の渋皮煮。最後まで美味しく楽しくいただきました。わざわざ大阪から食べに来る価値ありです。

前回のまえ川はこちら

お店のHPはこちら

兵庫県丹波篠山市立町93
090-2065-4595

和食 兵庫県

寿司処 黒杉【大阪市 梅田/JR大阪】

歯科治療の後で北新地の表記の寿司店をランチタイムに訪問。北新地の新大ビルの2階にある。オープンした頃に数回、伺った記憶がある。この日は開店と同時に予約なしで入店。幅広のL字の白木のカウンター席が10席のみ。右隣は韓国、左隣は中国の観光客だった。外国の寿司店に来たみたいで面白い。大将は不在だった。

ランチの握りは10貫5500円(女性は3960円)、厳選12貫8800円、おまかせ16貫11000円となっている。マグロを抜いた12貫のコースを一気に出していただく。

突き出しはタコの柔らか煮で特別どうってことはない。握りの扉は小肌から。優しい締め具合で絶妙の加減。シャリには赤酢を使用しているけど独特の酸味は感じない。続いて天然鯛のお腹部分。脂がよく乗った平目と続く。付け台には若い職人さんが立つ。じっと所作を見ていると丁寧だけどかなりの緊張。聞くとこちらの店に入って4年目で正社員として2年。最近やっと寿司を握らせてもらっているとのこと。。

続いてブラックタイガー海老の海老そぼろ掛け。上手にゆがいているので冷凍海老特有の硬さは感じない。続いてオリジナルの薬味を乗せた鯵、藁焼きにした鰆(さわら)、コリコリのカンパチ。平目の縁側と続く。

ふわふわの穴子はワンランク上の美味しさ。小鉢に薄皮のいくらトイ北海道の雲丹。最後はカステラのような濃密な玉子焼きと胡瓜巻き。

ランチの支払いは現金のみ。サクッと大阪で上質なランチ鮨をしたいときに重宝するお店。ごちそうさまでした。

大阪市北区堂島浜1丁目2-1 新ダイビル 2F
06-6342-0919

大阪市 梅田/JR大阪 寿司