西成の表記のおでん屋さんを友人と2人で訪問。南海「天下茶屋駅」を北西側に出てすぐ
歩いて1分ぐらいの場所に位置する。昨年5月のコロナ禍での開店なんだけど営業時間中はほとんど満席という超繁盛店。
店内は清潔感のある和モダンな雰囲気でフルオープンの調理場を見渡せる15席のカウンターのみの小さなお店。気さくな若いご主人一人のワンオペで調理場内には奥さんと若いアルバイトさんが2名。アルコールを含むドリンクも安くていろいろな種類もあって嬉しい。生ビールは390円、焼酎二階堂は300円、山崎490円。カウンターの中央には普通の出汁とたまり醤油ベースの2種類のおでんが煮込まれていて食材によって使い分けをしていてシズル感も最高。おでんはどれも手作り感があってしかも低価格。
最初は走りの春菊からスタート。続いて大きな大根110円は炊きあがりの火入れが完璧。家庭のおでんのように柔らかければいいというものではない。こだわりのあるコンニャク110円、しっかり煮込まれた玉子80円、出汁がしっかり染み込んだ車麩150円と続く。
お客さんに提供する際に追い鰹をして出汁に風味を加えるテクニックにびっくり。おで
んのだしは強めで甘みもあるタイプ。
がんもどき160円は注文があるたびにがんもどきをこねて、揚げて、だしをさっとかけるとさくふわな食感に仕上げる。中はひじきだけなんだけどそのシンプルさがとてもいい。
くじらコロ(大)500円は塊で炊き込んで後から包丁でカット。このサイズの提供は珍しい。。小さいサイズは220円。
続いて自家製の焼売240円(2個)は鹿児島の六白黒豚を使用。粗挽きミンチの旨味とプリプリのコリコリ食感がとてもいい。大きなサイズのロールキャベツ200円は鶏ミンチを使用。ふわふわ食感でかなり美味しい。黒毛和牛を使用した牛すじ160円は濃いめのタレでトロトロに煮込まれる。
鯨のさえずり(舌)700円は赤身部分が多くてこれはこれで好み。練り物はほとんど自家製でご主人おすすめのゴボ天150円は注文が入ってから牛蒡を切って魚のすり身と混ぜて揚げてからおでん鍋で軽く煮込む。
チーズ天150円は中からトロトロのチーズが出てきてビジュアルもとても美しい。
珍しい松山揚げ150円をいただいてフィニッシュ。お酒もたっぷりいただいて会計は2人で5000円。。繁盛しないわけがない・・・・ご主人も物腰が柔らかく凄く丁寧な接客で今のうちに行かないと入店できない店になること間違いなし。午後からの訪問がおすすめ。
大阪市西成区花園南2-7-30
営業時間:12:00~21:00
定休日:水曜日