いろいろな意味で大阪ではNo.1と言われる焼肉店。今回は比較的最近できた日航ホテル地下の店で会食。他の牛心グループと同様に店舗設計、内装はかなりリュクスな感じ。席に着く前に備長の炭がしっかりとおこされているんだけど熱気や炭臭さ、煙たさを全く感じないのはさすがである。焼肉店独特の嫌な匂いも当然ない。
四角の黒い取り皿も特注でポン酢と醤油ダレがはいる。この日はお任せのフルコースをお願いする。ビールサーバーがそれぞれの部屋の中にありとても便利。好きな分だけ量り売りだけど結構割高の設定・・・
突き出しは丁寧に処理をされたセンマイとユッケと分厚いハチノス。見ただけで上質なのはわかる。こちらのお店のユッケは保健所の許可を取って店内で処理されているものと聞く。新しい赤身肉は玉子のタレとあいまってとてもとても甘々。
「特選塩たん」(2切580円)と「特選タン角切」(2切780円)
特選塩たんは片面だけ軽く炙ってそのままいただく。タンの根元の部分なので旨みも脂分もあってとてもいい。特選タン角切りも表面だけを軽く焼いて醤油でいただく。予想を裏切らない美味しさなんだけど予想以上ではない。
熟成モモ肉の角切りと熟成前ばらみぞれ焼き。前バラみぞれ焼きは2切れ430円とのこと。ポン酢でいただく。肉質は少し固め、熟成香はほとんど感じない。
こちらのお店の看板メニューであるブラックアンドブルー3500円/100g 和牛を50日間骨付きで熟成させたもので部位はサーロインとのことだがリブロースのように思われる。
表面はカリカリ(ブラック)、中はレア(ブルー)に焼き上げられた熟成肉は中心温度も50℃以上に仕上げ、決して生ではないとのことらしい。が表面の焼きも浅く中が生っぽかった・・・(残念)
熟成された肉独特の茶豆のような熟成香はしっかりと感じることは出来たけど本来あるべきアミノ酸の凝縮した旨みやシルキーな食味はあまり感じなかった。骨のついた部分もいただいたが期待値に届かず。
ここで肉の握りが登場。いわゆる和食で言うおしのぎという位置づけであろう。肉の脂と酢飯の相性が好みではない。
かぶりはいわゆるリブキャップと呼ばれる部位。口の中で少し繊維が残るがそれが逆にいい味わいと感じる。醤油ダレでいただけば脂分のわりにはしつこさもなく後味すっきり。三日月はリブロースのかぶりと芯の間の部分。カルビよりあっさりして食べやすいし霜降りでは好みの部位。味の異なりを感じるためにかぶりとカットの仕方を変えて一緒に出されるのもよく考えられている。
但馬屋さんではえりと称しているハラミ。サシもぎっしりと入っておりたぶんインサイドの上質な部分だと思う。分厚ければ文句なし・・
上ミノとテッチャンの新しさは言わずもがな・・しかし一人一切れ。。。
冷麺のスープは牛骨でかなりしっかりした加減。。麺はインスタントだけどそれなりに美味しい。お酢を入れていただくととてもさっぱりいただける。
デセールの盛り合わせは女性が好きそうな感じ。ビールを3杯とハイボール2杯で一人13000円。場所と雰囲気を考えるとそんなにビックリするような価格ではない。特別な日にぴったりのお店。スタッフのホスピタリティーはかなりいい。従業員教育のレベルの高さが窺い知れる。出てくるポーションは少しなんだけど時間かけていただいたのでお腹いっぱい。ごちそうさまでした。。
大阪市中央区西心斎橋1-3-3 ホテル日航ビルB2F
06-6281-1129
但馬屋DX 心斎橋店 (しゃぶしゃぶ / 大阪難波駅、日本橋駅、近鉄日本橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0