長居公園でランニングのあとはアイアンマンの友人と南田辺駅前の表記の居酒屋を訪問する。
この店なんと創業80年。大阪居酒屋部門の最高峰と言われる有名店でテレビや雑誌でしょっちゅう掲載される。コスパの良さから時分時は客で一杯。私たちはいつも9時半頃に入店して10時過ぎに店を出るパターン売り切れのものが多いけどそれはしょうがない。地元の客はアサヒスタンドと呼ぶ。
まずは生ビールで乾杯。こちらのお店には「アサヒ黒生」があったんだけど9月末でメーカーが生産終了したために「ドライブラック」に変更とのこと。香りも黒ビール独特のカラメルの香りも少なく、ギネスのような酸っぱさやプレミアムモルツのような強いコクと後味はない。
一言で言えば黒ビールらしからぬ切れがあって、平坦でさらりと飲みやすい新しい味の黒ビールである。私は普段はスーパードライを水のように飲んでいるので口には合う。結局ジョッキで3杯と燗酒を1合と飲み過ぎてしまう。
女将さんの久美子さんが「いつものように小鉢2ついっとくね〜!」と言うことで「小鉢」と呼ばれる大きな器に入った名物の炊き合わせが登場。
カボチャの炊いたんはほこほこして味もかなり良い加減である。茄子の田舎煮、イタヤ貝、たらの子、蕗、絹さやすべて丁寧な仕事でほとんどの客がこれを注文するお通しのような存在。中身は季節や仕入れによって異なるが大体こんな感じ。
目の前におでんがあったので豆腐とこんにゃく、大きな大根を所望する。白鶴の燗と一緒に頂くと至福の時間ととなる、いつも売り切れ必至の焼き鳥も素材がいいせいかかなり美味しい。普通のものが普通よりも美味しくて財布に優しい価格・・・繁盛しない理由がない。
牡蠣フライも牡蠣自身はともかく衣まで美味しい。自家製マヨネーズと普通のウスターソースで供される。
生ずし300円はこちらのお店の看板商品。仕上げに葛を混ぜた酢がかけられる。ビジュアルもかなり美しい。生ずしにおからをまぶした「からまぶし」はあまりに有名。
炊きたてのモロコも日本酒にドンピシャ。最後にゲソのバター炒めを黒ビールとともに頂いてフィニッシュ。思いっきり飲んで食べて一人3500円。この店では使い過ぎ・・・
過去のスタンドアサヒはブログ検索してくださいね。。
大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日