2025年03月

ビストロエピス *帝塚山の本格フレンチ【大阪市 姫松】 【大阪市 帝塚山】

帝塚山の表記のフレンチを久しぶりに友人と訪問。阪堺線の姫松駅東50mの南港通り沿いのビルの地下に位置する。今年で22年目となる老舗店。

名前はビストロだけど料理は完全なクラシカルフレンチ。ビネガーと塩をしっかり使った腰の座った深い味のソースが特徴。最近どこにでもあるスチコンを使用せずフライパン一つで完璧な火入れをするシェフの技術にいつも脱帽する。

オーナーシェフの奥野シェフ氏はフランス一つ星レストランで修行した後、サウスタワーホテル(スイスホテル)の立ち上げに参加。

テーブル3卓、12席だけの小さなお店でセコンドとパティシエのマダムとの3人で切盛りされる。今回は22周年を記念した特別ディナ−11000円を所望する。

アミューズはフォワグラのテリーヌ、桜エビとイカとバター カリフラワーのムースなど。。スパークリングと共に楽しむ。

前菜はカワハギの刺身と肝。その下に根セロリのムースとコンソメジュレ。

牛蒡のすり流しの上にはカリッと揚がった穴子のフリットと炊いた大根が鎮座する。ソースが美味しくてパンで残さず救っていただく。

海老とオマールのラビオリ。澄んだスープも海老味でとても濃厚。

魚料理は身厚の甘鯛の鱗焼き。シェフお得意のブールブランソースとハーブのソース。ホタルイカのリゾットが添えられる。

レモンのグラニテの後に肉料理。黒毛和牛のロティは黄蕪等の野菜と供される。肉もボリューム満点。

デザートは冷たいヌガークラッセ。。ビジュアルも美しくてするするとお腹に入る。

小菓子とコーヒーでフィニッシュ。小さなビストロだけどグランメゾンでいただいたような感じ。。ごちそうさまでした。

お店のHPはこちら

大阪市住吉区帝塚山東1-3-36
06-6675-0211
定休日:火曜日の夜と水曜日

大阪市 姫松大阪市 帝塚山 フレンチ

オオサカ堂 3月 *大阪愛に満ち溢れた阿倍野の居酒屋【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野のヘビーユースする表記の居酒屋を訪問。自宅からも徒歩圏内なので月に2回くらいのペースで伺うことが多い。

お店はチンチン電車の東天下茶屋駅から徒歩5分、阿倍野筋沿いの松虫交差点を南に500mくらいの場所にひっそりと佇む。ファザードはシンプルで店名の書いた赤い提灯だけが目印なのでとてもわかりにくい。

白を基調としたカフェのような店内はカウンター席とテーブル、さらに立ち飲みスペースもあって開放的でとても広く、色々な利用の仕方が出来る。客層も若い方からカップル、グループと様々。最近はインバウンドの方も来られるよう。

こちらのお店はドリンクを含む全てのメニューというか食材が「大阪産」というこだわりが特徴でそれを貫き通す姿は美しい。たぶん大阪愛ではこのお店に勝るところはないと思われる。

夕方の17時からの営業で客層は比較的若め。アラカルトメニューは280円から。一番高いお造り盛り合わせが880円という浮世離れした価格設定。提供される料理はどれもがきちんと作られていて完成度が高く見た目も美しい高級和食店レベル。

最初にビールを注文して和泉市の田中商店の胡麻豆腐380円を所望。仕入れ商品だけどかなり美味しい。泉州で獲れたハリイカと河豚のたたきをいただく。

続いて茄子の煮浸し。。とても上品な味付けで高級和食の一品のよう。岸和田で取れたシラサエビを天ぷらにしていただく(写真は2人前)殻も唐揚げにする細やかさもいい。サイズもあり、活海老なのでかなり美味しい。

最後に福島区の激辛の大黒ソースを使った焼きそば680円に大阪湾のじゃこ海老を入れていただく。この焼きそばは大阪で一番辛いと推察される。。日々の疲れが取れる焼きそばでした。

この日は河内ワインをいただきました。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

阿倍野区阿倍野元町8−4
営業時間 17:00〜23:00
定休日:月曜日、第2第4 日曜日

大阪市 東天下茶屋 居酒屋

MICRAD 3月 *伊賀牛を使ったハンバーガーイベント【大阪市 住吉大社】 【大阪市 北加賀屋】

住之江区の加賀屋にある表記のお気に入りレストランを仕事帰り久しぶりに一人で訪問。大阪メトロ北加賀屋駅・住之江公園駅、南海本線住吉大社駅から徒歩10分という歩きごたえのある立地。

バス通りに面する間口の狭いお店は白を基調とした内装でカウンター5席とテーブル2卓のみ。目立たないファザードなので知らなければ通り過ぎてしまう。調理歴19年の童顔女性オーナーシェフのミクさんが小さな厨房で手際よく作るイタリアンとフレンチと中東料理をフュージョンしたアラカルト料理が売り。何をいただいてもワンランク上の美味しさ。コスパもいいので紹介した方にはほぼ喜んでいただける。

上質な素材へのこだわりはかなり強く野菜は契約農家、肉類は粉浜商店街の老舗精肉店「うしや」から仕入れをされ調味料もほぼ自分で作られるこだわりよう。自家製のフォカッチャやカンパーニュなどのパン、手作りスイーツもとても美味しい。。

この日は年に数回行われる精肉店とコラボした「ハンバーガー」のイベント。ブランド牛の伊賀牛の腕部分を荒ミンチにして繋ぎなしの100%ビーフの状態のものを手作りバンズで提供。スタンダードなサワーマヨネーズやヨーグルトソース、ケチャップなどで味をつけたものと安曇野山葵を使った醤油ソースの和風のものを選ぶことができる(共に1600円)。このほかにも希少なハンガリーの国宝とも言われるマンガリッツァ豚100%(1400円)のものもある。今回は和風のものを注文する。

ハンバーガーができるまでに前菜盛り合わせをいただく。ビーツ、野菜のピクルス、鶏レバー、レーズンバター、とうもろこしのムースなど。

焼いた肉をなん度も休ませながらゆっくりと火入れする。出来上がりのビジュアルななんとも艶かしい。

肉の旨みがダイレクトに伝わる。山葵ソースも全く肉の邪魔をしない。バンズの美味しさが突き抜けていてこれだけワインといただきたいくらい。腕の肉をこれほど上手に昇華させる技術に敬服。。これまでで一番美味しいハンバーガーをいただいた気がする。

ワインとクラフトジンを合わせて美味しくいただきました。3種類食べたかったけどお腹いっぱい。15.16日もこのイベントはされています。かなりハイレベルであることは間違いない。。お店は小さいので予約必須です。

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大阪市住之江区中加賀屋4-2-3
日曜休み
090-3736-0286

大阪市 住吉大社大阪市 北加賀屋 イタリアンフレンチレストラン