2021年11月

越中屋 東野【大阪市 天下茶屋】

南海線天下茶屋駅の下にある表記の寿司店をお一人様で訪問。この店から徒歩3分の場所の国道26号線沿いにある大阪大衆寿司の最高峰の「越中屋」という寿司店の支店なんだけど名前が紛らわしいので常連客は30過ぎの若い店主の名前の「東野」を通称にしている。

とても狭い折りたたみ椅子で座る7席のみ(昔は立ち食い)の店なんだけど本店と同じ業者から仕入れるネタの良さとコスパの良さで毎日満席。最近は昼間も営業されている。寿司はコースではなくて好きなものを1貫から注文できる仕組み。人当たりのいい店主の東野さんと女性のサービス係の方の2人で切り盛り。

座付に活鯵の酢の物650円をいただく。鯵の美味しさはともかく若芽と茗荷、オニオンスライスの口直しがとてもいい。

あおり烏賊ゲソの塩焼き500円。烏賊が新しいのでとても美味しい。唐辛子の入ったマヨネーズは郷愁を誘う味わい。

寿司はコリコリ食感のアオリイカの耳からスタート。続いて1枚付の小肌。シャリはスタンダードな米酢を使用。皮目を香ばしく炙った旬のカマス、脂乗りまくりの北海道の秋刀魚、北海道仙鳳趾の生牡蠣と続く。

続いて寿司ネタでは珍しい走りの真魚鰹。新鮮この上ないタイラギ貝、卵が美味しすぎるワタリガニは軍艦巻きで、泉州の足赤海老は頭の味噌が甘々。締めは山葵を効かせた胡瓜巻きに特別の生雲丹を乗せていただく。

ビールと麦焼酎を4杯飲んで会計は5000円くらい。。お店が狭いのといつも満席なのがたまにきずだけどかなり好きな店です。。

大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
営業時間:17:00〜22:00
定休日:水曜日

大阪市 天下茶屋 寿司

米増 11月【大阪市 福島】

福島にある表記の和食店を友人と訪問。福島駅から北に徒歩8分の場所に位置する。本湖月出身のご主人の茶味溢れる献立や食材を吟味しながらその素材感を活かした端正な仕事に惹かれてほぼ毎月通っている。ミシュランも獲得し益々予約が取れない店となっている。(現在は8ヶ月先まで満席)この日も半年前に予約した14時スタートの席でいただく。

ご主人の他に調理師の方が3名、接遇は着物姿の奥さんが担当される。カウンター越しに料理の説明や世間話など分け隔てないホスピタリティーにあふれた空気感も魅力の一つ。

料理写真は掲載不可なので忘備録として献立のみ記す。

 

座付・先付 熊本産新銀杏の温かい擦り流し 梅干しで味をつけたなめ茸一つ
凌ぎ 明石産鯖寿司 半切れは胡麻 半切れは辛子を添えて 干し芋茎の酢漬け
煮物椀 京都鷹ヶ峰の小蕪と青味 振り柚子
造り 兵庫県江井ケ島産かわはぎ肝のせ 刻み白菜 紅葉おろしポン酢
   大間のマグロの赤身と大トロ(私は蒸し鮑)と明石産ハリ烏賊 塩水と醤油
温物 低温で湯がいた北海道白子ポン酢
焼肴 藁焼きにした明石産の鰆 鷹ヶ峰のルッコラ
酢肴 北海道噴火口のセコガニ 身と外子と内子(レア仕上げ)を別々の温度帯で火入れ
強肴 岡山県笹ヶ瀬川の天然スッポン 小鍋仕立て
食事 白飯 北海道標津産自家製いくらと宇和島産カマスのでんぶ添え
果物 奈良産柿 長野県信濃町の焼き林檎のソルベ
甘味 熊本県山鹿産の栗を使った自家製金団と抹茶

緩急のある献立の全てに素材感があり最後の甘味まで隙のない仕事で毎回大満足。。カウンターに並ぶ客は全員女性で「美味しい」を繰り返しておられた。

今年で創業5年とのこと。今や大阪を代表する和食店となっておられることに敬服する。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

洋食 にし【大阪市 北加賀屋】

住之江区の東加賀屋にある表記の洋食店をランチタイムに訪問。四ツ橋線の北加賀屋駅から徒歩6分くらい。住宅街の中にポツリとあるためになかなかわかりにくい。店内はカウンター4席とテーブル席16位。2008年の創業でそれまでは天下茶屋が本店の洋食のREVOでずっと店長をされていた方。メニューなどはREVOのものをそのまま踏襲。

黒毛和牛のステーキを始め様々な部位を使った料理を楽しむことができる。ランチタイムは和牛のビフカツなど揚げ物が中心。日替わりのランチもある。

この日は名物の塩とんかつと広島の牡蠣を使ったカキフライ。塩とんかつもREVOの名物で豚肉の旨みをダイレクトに味わうことができる逸品。

お会計の際にはシェフがわざわざ厨房から出てきてお見送りする対応にも頭が下がる。街場の名店です。。

大阪市住之江区東加賀屋2-14-19
06-6115-6797
ランチ11:15~14:00 ディナー17:00~22:00(L.O.21:30)
月曜定休

 

 

大阪市 北加賀屋 洋食