ラペティロアブロッシュ【大阪市 北浜】

友人と休日のオフィス街でランチを相伴する。。友人がプロデュースした神戸の新店舗がオープンして、ひと段落でお祝いの会食。個人的に大好きなこの店は今は亡きホテルプラザのルランデブーにてステファン・ランボー氏から学んだ素材を生かす技術と彩りのセンスにたけたシェフの作りだす料理は私の好みにドンピシャ。個室もあるのでここ一番に人をおもてなしするときによく利用させていただく。

この日はがっつりと5500円のランチコースを所望する。午前中に走り疲れたのでシャンパンが喉をするすると通って行く。

特に野菜に関しては、シェフみずから収穫する京野菜や、青森から取り寄せる無農薬ハーブなど、契約農家から届く新鮮なのものを使用していると聞き及ぶ。そういやいつも野菜が美味しいなあと感じる。

アミューズヴォウシェは根セロリをミキシングしたものにリンゴのブランマンジェを合わせたもの。。ソースは海水をなんたらかんたらと言っていた。柑橘の後味も感じる。後味(フレイバー)がとてもさわやかであった。上にはズワイガニの身。甘くてしょっぱくて。。。根セロリは最近どこのフレンチでもよく使われる。。。癖がなくて味がある使いやすい野菜なのであろう。

次に蓋つきのガラスの器に入って出てきたものは・・・

海老のプリンにココナッツ風味のタイ風ソース。。。海老のプリンはホテルプラザ時代のスペシャリテであるウニのムースのスフレを深化させたものであろう。

アメリケーヌ系のソースにココナッツの風味海老のプリンはとっても滑らか。ソースはパンですくって残さずいただく。。シャンパンととってもよく合う。。

この前菜がシェフの真骨頂。「新鮮な魚介と野菜のサラダ仕立て」オマールエビと車エビ、ホタルイカはカリフラワーのソース。アクセントに海老味噌のソースやアンチョビソースがついて野菜とともにいただく。。エンドウのソースも野菜の邪魔にならない。。

まさに皿の上に一枚の絵画が描かれているよう。。

春キャベツのポタージュも「形を変えて自然」パン粉を付けてグリエされた鰆もとっても風味豊かでいい塩加減を補っている。まさに食べるスープ。。

ここでワインをシャルドネ君をいただく。。。。。昼下がりのランチにぴったり。。。。

金目鯛はローストされてホタテや他の野菜でとられたジュとともに蒸されてシャンパンビネガーで仕上げ。。心地よい酸味は初夏の気配を感じる。。。
お肉料理は下記の中から好きなものをいただくという趣向。

・青森産 「銀の鴨」のロティ
・スペイン産 イベリコ豚(ベジョータ)のアロゼ
・鳥取産 黒毛和牛ヘレ肉のステーキ
・鳥取産 黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
・北海道産 「阿部さん」の蝦夷鹿のロティ
・フランス産「ヴュルゴ家」の鴨のロティ(1,500円 up)

宮内庁御用達の銀の鴨を所望する。。。ホントはアラカルトでピノノワールとこの料理と野菜だけをいただきたいくらいだった。

あっさりした肉質なんだけど野生のマガモとかよりも癖もなく淡白な味わい。火入れも完璧。肉のうまみやコクはしっかりとありその肉に合わせたソースとピノとの相性は抜群である。。渋い系のワインだと多分こうはいかない。
デザートも数ある中からいただくようになっている。

・日本茶の玉露を練りこんだアイスクリームのパフェ
・ジンのババロア オレンジとグレープフルーツを乗せ、
ヨーグルトのアイスと共に
・フレッシュ イチジクとバニラアイスクリーム サンクリアソース
・ぶどうと蜂蜜レモンのシャーベットをミント風味のスープで
・ビターキャラメルのアイスクリームとキャラメルで煮込んだ洋梨のコンポート
・栗のパルフェ エスプレッソのプリン添え

この店のデザートのレヴェルの高さにはいつも感心する。どれも一皿としてのクオリティがとても高い。私はいつもパフェをいただく。。お茶のええとこの旨みとミルク感がとてもほっとする味。。玉露ラといった感じか。。中には玉露アイス、小豆のカステラ、タピオカ、バニラアイスが入っている。。アイスを食してその他のものをぐちゃぐちゃにかきまわしていただく。超ウマ~。。。。


ミニャルディーズはワゴンサービス。。好きなだけどうぞ~と言われたのでいつものごとく全部盛り。
オペラ・バニラのマカロン・木苺のゼリー・ショコラケーキ・金柑シロップ漬け・アーモンドクリームを練り込んだ焼き菓子・マドレーヌ・グランマニエで香りづけしたマシュマロの8種類。

この日の食事はランチなのに約3時間。。お腹も心も満たされて幸せ。。。御馳走様でした。。。

大阪市中央区今橋2-1-10

ダイセンビル1F

TEL:06-6208-1808

ラ ペティ ロ アラ ブッシュフレンチ / 北浜駅なにわ橋駅淀屋橋駅

大阪市 北浜 フレンチ