2012年03月

櫛羅 (くじら)【大阪市 難波】

難波で一人酒。。

お気に入りの道具屋筋の一本西側の筋の立ち飲みをはしごする。。昔はお店がなかったところなんだけど今は出店ラッシュ。。

6年くらい前に出来た丑寅もいつも大繁盛。。旨安酒のこのあたりでは名店となっている。。どこいこかなと物色してたら本日プレオープンとのことでチョイ見た目は寿司屋のようだけどビニールのドア?をくぐって入るとそこは日本酒立ち飲み。ワインもビールも焼酎もあるのだが一目見てイケてる店と判断。。

聞くと奈良の葛城にある酒蔵の直営店とのこと。銘酒「篠峰」のフルラインアップ。。

薄濁りをまず所望する。軽い発泡感が空腹に気持ちいい。。このお酒の美味しさはすでに知っている。

そのあとは直汲み無ろ過をいただく。お酒の味はそれぞれの方の好みなので詳しくは書かないが。私はくいくい行ってしまう。。向こうにあるのは仕込み水で一緒にいただける。

そんな気遣いがうれしい。。並びの店のダンレダイオンのオモシロ可愛いマダムのきみちゃんも仁義を切りに来ていた。若いのに君は偉い!。。

このあときみちゃんの立ち飲みで1杯いただいて2軒横のイタリアン立ち飲みで食事をする。。この名もない店が実は超うまい。。界隈ではかなり有名。。私の一のお気に入り。店は超狭い。。マダムのご主人が市場関係とも聞き及ぶ。。牡蠣のソテーと山椒の入ったクリームチーズでワインをしこたまいただく。。。

今日もホントいい日だった。。

大阪市中央区難波千日前15-19

櫛羅立ち飲み居酒屋・バー / 難波駅(南海)近鉄日本橋駅日本橋駅

大阪市 難波 居酒屋

中華そば 閃(せん)【大阪市 我孫子】

お昼にあびこで打ち合わせ。前に行った中華そばの店が最近あちこちでいい評判ばかり。やっぱ俺の目は確かだとか思いながら再訪する。。

前は醤油味のラーメンだったので今回は前から気になっていた塩蕎麦720円を所望する。煮卵入りやチャーシュ増量もあったが一番廉価なものをいただくのを是とする。白いご飯は無料でついている。食券制で席は厨房を囲むL字カウンターの8席のみ。お店はかなり手入れが行き届いている。。

出てきたのがこちら。。。 

スープは鶏ガラスープに煮干の香りがフワっときてとても柔らかいというのが第一印象。

鶏ガラ・丸鶏・豚骨からとったスープに魚介出汁を合わせていると書いてあった。しっかりとしたコクは煮干を抽出したラード油のこってり感であろうか、ややもすれば頼んない味のぼけたスープになりがちなのにかなりの完成度がある。天日塩カンホワ(ベトナム天日塩)でつくった塩タレのせいかキレのある仕上がりである。実にナチュラルである。。化学調味料の味がしないのが素晴らしい。。

麺は細めのストレートで加水低め。麺の密度が高く、しなやかで噛めばプツリと切れる歯切れの良さ。とても美味しい。

しっかりした味付けのバラ叉焼も、肉の旨みも感じられ柔らかくホロホロである。細く切られたメンマは歯応え・味付け共に秀逸。
白髪ねぎと白葱、海苔、鷹の爪による辛味・食感のアクセントもよく計算されている。女性一人でも入れそうな感じです。。。。

大阪市住吉区苅田7-6-15
06-6608-5001
11:30~14:30  18:00~22:00
月曜日休み

大阪市 我孫子 麺料理ラーメン

ビストロエピス【大阪市 帝塚山】 【大阪市 姫松】

美味しいフレンチを気兼ねなくカジュアルにと思った時、ああこの店があってよかったといつも思う帝塚山のビストロエピス。この日は個人的なお祝いがあったので事前に普段懇意にしていただいている奥野シェフにその旨を伝え好物のオマールエビをリクエストする。。

このお店ナイフ、フォーク は 使いまわしなんだけど料理の内容はグランメゾン級。一流ホテルと言われるフレンチダイニングの若いシェフが作る料理とは格が全く違う。。でも価格はリーズナブル。。。カジュアルな気分 で 本格的な フレンチ が 楽しめる希少なお店。席数が12席。。お店が小さいので予約が必須。。。

とりあえずビールではなくこの日はシャンパンでお祝い。。。と言ってたらお勧めのリーズナブルなスパークリングを薦めていただく。。シェフ同様サービス担当のイケメンも最近ソムリエ資格取ったらしく胸にぶどうの金バッチが光っていた。

ヴーヴ・ド・ポールのブリュット・レッド・ラベル。。。多分1000円以下のスパークリングなんだけど香りもよく爽やかで軽やか。。さすがソムリエ君。。。財布に優しいのはとてもうれしい。奥野シェフは小さな火口で黙々と順序良くクリエイティブかつガストロミチックに料理を作りだす。しかしながらしっかりとパンチのある魂の入った逸品はビストロの域を大きく超えている。。

アミューズはアンチョビバターソースでソテーしたホワイトアスパラと魚介のサラダ仕立て。。野菜の中にソテーした牡蠣、ホタテ、ホタルイカ。。。火入れも完璧。。スパークリングとの相性抜群。ホワイトアスパラってホントに美味しいねえと声が出る。しっかりとエッジのきいた塩づかいはまさにオーセンティックフレンチ。やっぱフレンチはこれでないと。。。。

 

この店もとは「白い家」というチーズケーキで有名なカフェがあった場所で30年前学生の時にによく来た記憶がある今は店の前にフランス旗がひらひらしててこの街のシンボルになっている。

前菜は活オマールエビのクリュ。透明なゼリーはトマトのジュレ。赤いのはビーツのムース。ラタテュイユ添え。。この調理はシェフの真骨頂。。とても細やかな仕事に目を見張る。トマトのジュレはエキスのみを抽出。ビーツのムースは味わい深すぎ。オマールはほぼ半生。。口の中で酸味や海老の旨みソースとしてのビーツの甘みアクセントとしてもラタテュイユ。。。。言葉にならないくらい旨過ぎ。。。

奥野シェフ は スイスホテル(元サウスタワー)のメインダイニング 『 ラツール 』 で 修行された。いまどきの軽いフレンチではなくしっかりと腰の据わった味わい深いソースと絶妙な火入れが特徴。。私の口にとても合う。何をいただいても美味しいのはいつものこと。。

どの料理もソースが美味しすぎていつもパンを4回くらいおかわりしてしまう。。スープはカボチャ。。。一見ありふれたスープなんだけど口どけ感とまろやかさ風味。。。そこらのお店のスープとは完全に一線を画す品の良さ。こういった普通のものが普通以上に美味しいというのはシェフの腕の良さに他ならない。

 

ポワゾンは大きな活オマールエビを片身使い。絶妙な火入れは海老の甘みと旨みを最大限に引き出す。プリプリノのポリポリ。。ソースは珍しくアメリケーヌ。。。食べたかったものが予想よりもおいしく提供される喜び。。。ああ幸せ。。粒マスタードをきかせたブールブランソースと香草バターソースで何度かいただいたことがあるがアメリケーヌソースも奥野シェフにかかるとかなり濃く、風味がありまくりで気が付いたら皿の上のソースを全部すくっていた。

イトヨリのポワレも身がほろほろして皮はパリパリ。。。

ヴィアンドはスモークした鳩胸肉のロティとホロホロ鳥のムースで包んで焼き揚げた子牛フィレ肉のクレピネット包みソース ノワゼット。。。癖のある鳩は食べやすいように軽くスモーク。。。手づかみで骨までしゃぶってしまう。トリフソースがたまらん。。

メルロ―ワインをいただきながらフーと美味しすぎてため息が出る。。シェフはこんな焦がしバター系のソースもお得意。

デセールはレモンタルトとヨーグルトムース、バニラアイスの乗ったクルームブリュレ。。。もう満腹で幸せで大満足。。

飲み物込みで2人で21000円なり。。。

この店は帝塚山の宝。。東京の白金台で食べても、芦屋で食べても、このボリュームでこの値段は絶対にあり得ない。 御馳走様でした。。。
大阪市住吉区帝塚山東1-3-36カーサ帝塚山B1F
TEL:06-6675-0211
営業時間:ランチ11:30~14:00
:ディナー17:30~22:00

大阪市 帝塚山大阪市 姫松 フレンチ