住吉大社

桜富士山 1月【大阪市 住吉大社】

最近はまりまくっている表記の南インド料理店を今年初めて訪問する。自身の休みの日曜日に開店直後を狙ってチンチン電車を使って訪問する。(細井川駅徒歩3分)店主の玉井さん曰く、今年の正月は住吉大社に参拝の帰りの客で大忙しだったらしい。

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こちらのお店は住吉大社横の住宅街の中の路地の古民家を改装。玄関で靴を脱いでちゃぶ台に座って前栽を見ながらカレーをいただくんだけど、その設えの珍しさを超えるカレーの美味しさは口コミやネットでどんどん伝わっていて最近は平日でも入店出来ない事もあるとよく聞き及ぶ。

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全く内容の異なる数種類のカレーとそのサイドメニューのどれもが美味し過ぎて何度きても飽きることがない。カレーって嗜好品なんで「美味しい」という言葉ではなく「自分の口に合う」と表現すべきなんだろうけど、こちらのカレーには本来もっと適した言葉があるはずなのにというもどかしさをいつも感じる。

この日は仕事は休みなのでまずはサッポロビールとパパド(トウモロコシの粉で作った南インドの煎餅)を出していただく。部屋の中は掃除が行き届いていて塵一つない清潔な空間。

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せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろが入った
七草がゆならぬ七草サンバル(南インドのみそ汁のようなスープ)をサービスで出して頂いた。こういった気配りが嬉しい。正月で疲れた胃がすっきりする。

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この日注文したのはクルチャ御膳1500円。こちらの店主が「クルチャでは絶対どこにも負けへん」と言っている南インド料理の自信作で、界隈のインド料理店でよく見るナンとは食感や生地の味わいなど全く異なる。卵かヨーグルトが入っているような生地の味わいとガーリックの風味と濃厚なチーズの味が口の中で幾層ににも重なりあう。

この日のアチャール(南インドの漬け物)は蓮根と慈姑で小さいものだけど口の中がすっきりする。柔らかく火入れされた「マサラ砂ずり」もサッポロビールにぴったり。

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御膳につくカレーは好きなものを選ぶ事が出来るんだけど、この日は店主が「鰤のカレーのコンディションがいい」とのことなので素直にそれをいただくことにする。フュンネルを中心に青唐辛子、ブラックペッパーなどを使った青い魚と相性のいい南インドのカレーがしばらくして着皿。中に入る新鮮な鰤はシコシコのふわふわ。カレーリーフや様々なスパイスがとてもバランスよく相まってとても滋味深い味わい。

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途中までカレーとご飯を別々にいただいて最後はアチャールと一緒にカレーをお皿にぶちまけてご飯に混ぜ込んでいただくと更に美味しくいただける。見た目よりもあっさりしていて油分も少なくてカレーというよりもスパイスの入った雑炊をいただいているような感じ。もう一皿お替わりしようかと真剣に悩んだ。おいしいカレーいただいて久しぶりに自宅で昼寝しました。・・・・こちらのお店は訪問するときはツイッターで営業確認して下さいね。

過去の「桜富士山」記事はこちら
桜富士山のツイッター「カレー道」はこちら

大阪市住吉区住吉2-11-6
近辺にコインパーキングあり

大阪市 住吉大社 カレーライス

桜富士山12月【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉大社】

私がはまりにはまっている住吉大社側の南インド系のカレー店を訪問。私の2016年の食べ歩きの中のスマッシュヒット店5本の指に入る。

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お店は住宅街の路地にあるわかりにくい立地、民家を改装した座敷のちゃぶ台でいただくことや、女性店主が食べログ嫌いで掲載禁止とか「ご近所の迷惑になるからお店の外で騒がないでね〜」とか・・・・一見キワモノのように思われがちであるがカレー作りに対する情熱と商品の完成度、客に対する心遣い、食後の満足感は同業他店とは比類なきものである。

界隈のカレーマニアの方々もお店で同席する事があるが「大阪ではなかったレヴェルの高さ」「カレーというジャンルを超えた内容」などベタ誉めの言葉を良く耳にする。本格インドカレーでは関西ではナンバーワンと言う声もよく聞く。

エントランスを抜けると玄関で靴を脱ぎ店内に入る。塵ひとつなく綺麗に清掃された縁側の見える6畳の和室に4つのちゃぶ台と低反発のザブトン。天井にはシャンデリアとスリランカの国旗。部屋の真ん中にはアラジンストーブが鎮座。

店主のたまちゃんはこの店を始めるまでに東京の某有名店で修行してインドやネパールを何度も訪問し、実験店を2年間東京でされて凱旋帰阪。

メニューは
:ブラックぺッパルチキン 1000円
:どスパイシィ ラムキーマ 1100円
:鰤マラバーリ 1000円
:サンバルスープカレー 900円
:クルチャ御膳1500円
(好きなカレー・チーズクルチャ・ミニライス・アチャール・ミニドリンク)
:桜富士ミールス 1500円
(チキンor魚カレー・サンバル・ラッサム・パパド・アチャール・ミニドリンク)
:桜富士セット 1500円
(お好きなカレー1ッ・お好きなおばんざい2ッ・パパド・アチャール・ミニドリンク)

これ以外にもマサラを使ったおばんざいやシーズナルなカレーが多数。

ケータリングや料理教室(細井川料理学校)もされていて休みの日も多いため訪問する前は電話かツイッターで確認するのが賢明。

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この日は「どスパイシィラムキーマ 1100円」を所望する。それといっしょにチリフライオイスター200円を所望。チリフライというのは揚げ物ではなくて南インドのスパイスオイルを使った炒め物の事。普通の牡蠣がここまで美味しくなる事に感動する。おばんざいはこの他にも「マサラ煮玉子」「マサラたこぶつ」「砂ずりのコンフィ」など・・・すべて素材の味がしっかりと生きているのが特徴。

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キーマカレーはラムの肉感がしっかりしてはまりまくる美味しさ。油感が少ないために見た目よりもあっさりしている。新鮮なパクチーと生のレッドオニオンが良い仕事をする。食感はあとからじんわりと辛みがきてスパイスの香りが幾重にも重なりあい鼻孔を刺激する。美味しいものを「美味しい」という言葉を使わずに表現する事がここまで難しい料理はない。

外国の脚本家が「悲しいときは悲しいと書かずに、雨を降らせろ」と言っていたのを思い出すがどのような表現をしても陳腐に思えるような佳品である。

特筆すべきは店主が提供するカレーはどれもが洗練されていてビジュアルが美しい。美味しい料理は文字通り美しいものである。

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付け合わせのキャベツのアチャール。こういう普通のものが突き抜けていい。夜は様々なおばんざいとサッポロビールで楽しむ事も出来る。詳しくは私の過去の記事を参照ください。

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食後にいただいた本格的なホットチャイはスパイスが程よく効いてカレーの後にぴったり。時間があれば空中シェイクも披露していただける(かも)

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帰りに店主から手作りのメッセージのついたお菓子をいただいた。
心遣いに泣けました・・・

年末は大晦日まで年始は4日から営業されているそうです。
以下店主のツイッターから引用

うちは
一流になりたいから
一流の店で修行して技術を得た
現地で実際に見て学んできた
血と涙を流して体得した確かなもの
自分の芯にある揺るぎない自信
まだまだ大阪にないぎょうさんの
美味しいスパイス料理がある
それを伝えるために桜富士山はある
ただのカレー屋ではなく
知らない美味しさの感動を
私にしか出来ないことを
桜富士山の料理は
スパイスカレーではありません
ちょう本格スパイス料理です
桜富士山には
基準のわからない評価も
美しく撮られた写真も
必要ありません
心地よい空間で心を解放して
美味しいごはんを食べてください
皆様のお越しを
お待ちしております

これを見ると私も頑張ろうといつも思う・・・

店主のツイッター「カレー道」

過去の桜富士山はこちら

大阪市住吉区住吉2-11-6
電話: 06-7181-1467(最近電話の調子が悪いと言ってました・・・)
近辺にコインパーキングあり

大阪市 住吉大阪市 住吉大社 カレーライス

桜富士山 12月【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

南インドのカレーを食すことが出来る住吉大社横の路地裏にあるカレー店を訪問。夏に始めて伺ったときその仕事の美味しさと洗練された料理内容に心が震え4日間毎日通った。最近で私が最も美味しいと思うヘビーユースしているお店。世のカレー通のなかでもSクラスと認められているお店。店主の玉井氏は東京の超繁盛有名店で血の出るような修行のあと大阪に凱旋しこの地で営業。

こちらのカレーは頭が疲れたときに無性に食べたくなる。辛いだけではなく旨味や酸味とのバランスなど計算し尽くされた内容に毎回満足して店を出る。この日は先客に小さな子連れの女性グループ。座敷なのでとても便利。子供用のハーフサイズカレーも用意されているのはオーナーの玉井氏の優しさである。

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定期的にケータリングや料理教室もされていてこれから益々規模を拡大されることであろう。私のブログを見て訪問される方も多く、そのほとんどの方が大満足されてリピートされているとも聞き及ぶ。

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長屋を改装した座敷にちゃぶ台が置かれ、床の間には店主のお気に入りの思い出の品が飾られる。趣味性も高くまさにかっこいい癒しの空間となっている。

この日は定番の桜富士山ミールス1500円を所望。ミールスというのは南インド式の昼の定食のこと。こちらのお店ではカレーの内容をチキンか魚かを選ぶことが出来る。私は本日のカレーからブラックペッパルチキンをチョイス。しばらくして運ばれた見た目の可愛いミールスの内容を店主自ら説明いただく。

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「そもそもミールスとは・・・・」この口上を聞くのも毎回楽しみである。豆と野菜が入ってカレーリーフの浮かぶ味噌汁のような「サンバルスープカレー」
「ラッサム」という濃厚なトマトの味とタマリンドの酸味が印象的な黒胡椒がピリッと効いたさらさらカレー。

そして「百合根と蓮根のアチャール」に「キャベツとココナッツのアチャール」。ブラックペッパルカレーはスパイスもしっかり効いているんだけど尖ってなくてとても優しく鶏と野菜の旨味もしっかりと感じることが出来る。豆の粉を煎餅状に焼いたパパドも当然自家製。ご飯は細長くて水分の少ないバスマティ米(インディカ米)なのでサラサラのカレーにしっかり馴染んで相性抜群。

お薦めの食し方は最初にそれぞれのカレーやアチャールを別々にいただき味を比べたりして辛みや味わいを楽しむ。

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そのあとはカレーやアチャールなどが入っている小皿を外に出してご飯を皿一杯に広げてパパドを砕いてご飯の上に掛けてラッサムやサンバル、カレーをドカンと掛けてアチャールも混ぜまくって食べるのが本場流と聞き及ぶ。

様々なカレーとスープを混ぜ合わせていくうちに辛さと旨味が調和して更に深い味わいとなる。香りと味わいと食感のすべてを自分で調節できるというのが素晴しいと思う。油脂や小麦粉を使っていないので食後の膨満感や胃もたれは感じない。野菜もしっかりと溶け込んでいて健康志向の方にもぴったりの食事である。

撮影は本来禁止ですが食べログには投稿しないことを条件なら可とのこと。席数も限られているので空席状況はお店のツイッターでチェック。

大阪市住吉区住吉2-11-6
電話: 06-7181-1467

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