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魚河岸 五十七番寿し

週末に北海道出張。帰りの新千歳空港で搭乗待ちの時間に表記の店を一人で訪問。ここ数年、北海道に行くと帰りに必ず訪問するお気に入りのサクッと食事のできる立ち食い寿司。

空港には回転寿司を含む2件の寿司店が3階にあるけどこちらは2階の海鮮土産店の中の一角のショップインショップの形となっている。10名程度のカウンターのみでいつも行列ができているけど回転が良いためにすぐに案内いただける。

注文はお酒を含め全てタッチパネル形式。この日は女性の職人さんが握っておられた。握りは全て一貫からの注文でネタは季節によって変更される。この日は初夏までが旬の「ぶどう海老」が一貫3600円だったのにびっくり。北海道らしいネタが揃っているけどどれもが400円以上なので食べすぎるとそれなりの支払いになる。

この日は最初に「春にしん」と「アブラボウズ」を注文。にしんは骨ぽいかと思ったけど気にならずさっぱりした味で美味しくいただけた。アブラボウズも上品なアブラがあって美味しい。北寄貝のヒモは食感も良くて味も深くかなりの好み。最近品薄で高騰のいくらもいい味わい。生のホッケも北海道でしか食せないネタ。最後に北寄貝とタラバ蟹の内子の手巻き寿司でフィニッシュ。手巻き寿司の海苔が香りが強くてかなり上質。。。ごちそうさまでした・・・

北海道千歳市 美々新千歳空港 国内線ターミナルビル2F

札幌魚河岸 五十七番寿し立ち食い寿司 / 新千歳空港駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

寿司 北海道

米増 5月【大阪市 福島】

福島の表記の店を訪問。毎月ずっと定期訪問する和食店の一つ。大阪での予約困難店の一つ。本湖月等で修行されたご主人の茶味溢れる料理にいつも大満足する。料理はコース18000円(税・サ別)。この日は14時に一斉スタート。私以外はカウンター席は全員女性客。
しかしながら大きな声で喋ったり、よくありがちな座を壊す客がいないのもこの店の特徴の一つ。

カウンターではご主人が刺身を切ったり炭火で焼肴を焼いたりするのみで調理は店の奥で全てされる。
ご主人を含めスタッフの接遇もとても良くて初見の客でも丁寧に、かつフレンドリーに話しをされる姿にいつも敬服する。
床の間には綺麗な菖蒲が飾られる。

料理の写真掲載は不可なので忘備録として献立のみ記します。

・先付けは小さなグラスで広島産の新蓴菜に梅酢出汁。白甘鯛の粽と玉締め
・柔らかく下処理した厚岸の粒貝と白芋茎 下には調味した肝が敷かれる。あしらえは蕨と穂紫蘇
・煮物椀は明石産かすご鯛と蒸して固めた素麺。三度豆と柚子の花
・刺身はハリイカと兵庫県二見のアマテカレイ 塩水とおろしポン酢で
・カウンターで炭火で炙った舞鶴産の鳥貝
・大きなサイズの兵庫県江井ヶ島の鱸
・京都府鷹ヶ峰産の茄子の田楽 コシアブラの天ぷら
・低温調理した新温泉町の鴨ロースと新玉ねぎ
・小鍋仕立ての冬瓜と噴火口の毛蟹 毛蟹の味噌を天盛りにして
・食事は白ご飯と山椒ちりめん、生カラスミと石川産の山蕗の炊いたもの
・果物は静岡袋井市のメロンのスムージーとさくらんぼ
・自家製の柏餅と抹茶

特に身厚の鳥貝をさっと炙って供されたものはこの日のベストディッシュでした。

お酒も好みのものを数種類いただいてこの日も大満足。何もかも丁寧で癒されて店を出る。予約は年内は満席とのこと。。

過去の米増はこちら

大阪市 福島 和食

創作料理 廣

滅多に行くことのない「川西」にある表記の一軒家レストランを訪問。普段お世話になっている山岳会のメンバーの方のお店で山岳会の先輩と相伴する。梅田駅から阪急宝塚線に乗って川西能勢口駅で能勢電鉄の妙見線に乗り換えて平野駅で下車。そこから阪急バスで水明台1丁目で下車して徒歩5分というなんとも遠足気分が味わえる場所に位置する。店の周りは大きな邸宅ばかりでコンビニさえも見当たらない。

この日はオーナーマダム自ら真っ赤なミニクーパーで平野駅までお迎えいただいた。

車で10分くらい走って高台にある店に到着。スペイン風の洋館の自宅のリビングを客席として使用。1日1組のみの完全予約制でマダムは山や週に3回乗馬に行かれるのでお店に訪問できる日はどうしても限られる。

マダムがこだわりを持って作る料理は和食と洋食のコースが月替わり。5月は和食とのこと。

メニューは
ランチ12:00~15:00  2800円・3800円
ディナー18:00~21:00  3500円・4500円

今回は特別な計らいで4000円のコースを作っていただく

大きなリビングは外国の映画のシーンに出てきそうな感じで部屋の隅には冬場に実際に使用される薪ストーブが鎮座する。バルコニーからは綺麗な山並みが見えて日没のマジックアワーを楽しむことができる。

部屋のいたるところにイタリアを中心とする海外の皿やシャンデリア、自作のステンドグラスやランプシェードなどのコレクションが飾られる。最初にビールをいただいて食事がスタートする。料理と給仕はマダムが全て一人で行う

最初に猪名川の農家さんから届く採りたての無農薬野菜のサラダが供される。自家製の梅味噌をつけていただく。

刺身は生タコと脂の多いサーモンと鯛の3種盛り。

日本酒の酒器もこだわりがある。この銚子はお酒を注ぐと器の上の小鳥がピヨピヨと鳴くようになっている

茶碗蒸しに餡を張ったもの。

真鯛の塩焼きはふっくらと仕上がっていてとても美味しい。

大きな木の板に盛り込まれた酒肴色々。

白和えや卵の味噌漬け、人参とりんごの膾、蒟蒻と筍の田楽や白芋茎、蕨や鯛の白子の天ぷらなどお酒がすすむものばかり。これをマダム一人で作られているということにびっくり。

食事は炊き込みご飯と味噌汁。

デセールはパウンドケーキや自家製の栗大福など・・・
総じて家庭的な料理だけどそれがまた新鮮で強い心入れが感じられて大満足。
あっという間に夜になり周りは真っ暗になる。

帰りも駅まで送っていただきとても良い気分で帰阪する。

川西市水明台1−4−77
072-792-2695

創作料理 / 平野駅畦野駅一の鳥居駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

フレンチ和食 兵庫県