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中華そば食堂 IKR51【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

南船場の表記の中華そばといくら丼の店を訪問。心斎橋駅からは徒歩5分、心斎橋商店街を北に上がって西に折れた雑居ビルの中に位置する。隣は一風堂のビル。この店の奥はいつも行列ができているオムライスの店。

13時ごろ入店。白を基調とした店内はカウンター6席 テーブル4席で客は数人。2年前までは海鮮丼主体の店だったらしく店名の「IKR」はイクラを意味すると若い女性スタッフが言っておられた。暖簾のデザインの赤い丸はイクラをデザインしたものと納得。

調理は店主と思われる男性のワンオペ。メニュー数が多いせいか、硬派を演じているのか怖い顔をしながら黙々と調理をする。客が声をかけても一切応えない。メニューは中華そばが「芳醇地鶏醤油らぁ麺」「貝だし醤油らぁ麺」「牡蠣干し黒醤油らぁ麺」の三本柱にライス、濃厚たまごのTKG、ミニチャーマヨ丼、ミニ鶏たたき丼などを組み合わせができるようになっている。

以前の業態の名残で「いくら丼」「サーモンいくら丼」「生うに丼」「生うにいくら丼 」と海鮮系の丼も充実。しかし価格が結構高めなので今回は遠慮してスタッフの女性オススメ「芳醇地鶏醤油らぁ麺880円」を所望する。

しばらくして着丼。一口スープをいただくと想像以上の上品な美味しさ。目の前に貼り付けられた食材や調味料の能書きを見ながらいただくことにする。

スープは秋田県産地鶏・愛知県産地鶏・比内地鶏・名古屋コーチン・フランス産バルバリーの鴨をじっくり長時間旨味を抽出、そこに羅臼昆布と北海道産貝柱の出汁を合わせて旨味に厚みを持たせていると表記。醤油タレは和歌山県産生揚げ醤油・兵庫県産有機醤油など複数の添加物の入っていない無化調の醤油を合わせて火入れしてまろやかになるように熟成したもの。

これらを合わせたスープはまろやかでかなり奥行きのある旨味が感じられる。麺は自家製の平打ちのストレートで小麦の味もしっかりと感じられてツルツルのモチモチ食感。チャーシューは完璧な火入れの豚の肩ロースとしっとりと柔らかく低温調理された鶏の胸肉。

バターで炒めたエリンギもかなり美味しい。穂先メンマは入れ忘れ・・・目の前の店主には怖くて言えなかった・・・中華そばの飛び抜けた美味しさと接客の悪さの対峙がとても興味深く今後も定点観測したいと思った。

大阪市中央区南船場3丁目11-2
06-6120-0051
土曜日定休

IKR51ラーメン / 心斎橋駅四ツ橋駅長堀橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 心斎橋/四ツ橋 ラーメン麺料理

食生々(しょくせいせい)【大阪市 谷町四丁目】

谷町4丁目に昨年開業した表記の中華料理店を友人と訪問。堺筋本町駅から徒歩10分くらい、松屋町筋のマイドーム大阪の向かいくらいの場所に位置する。新しいお店だけど開店して1週間でランチタイムは大行列。ディナータイムも予約なしでは入店できないくらいの人気店。多くの友人から勧めてもらっていてBMしていて、やっと伺うことができた。西区新町にある人気中国料理店の空心出身の店主さんとその奥様が厨房に入り、サービス担当の女性スタッフさんと3人で切り盛り。

こじんまりとした店内は1階は小さいテーブル席が2つほどとカウンター席4つと厨房で2階はテーブル席となっている。1階のテーブル席に案内いただき先ずは青島ビールで乾杯する。メニューはすべてアラカルトで前菜、一品料理、点心、麺・飯、甜品からオススメを聞きながら注文する。

前菜盛り合わせから最初の一皿は「甘海老の紹興酒漬け」を所望。トロトロの身は紹興酒でより甘さが引き立ち、天盛りにされたライムシャーベットの酸味がキリッと味を引き締める。下に敷かれた紹興酒に漬けた紅芯大根も口直しにとてもいい。

続いて「牛肉のサクサク揚げ」は薄くスライスした麻辣風味の牛肉の旨味がしっかり感じることができる、商品名通りサクサクの食感。
牛肉の下には塩漬けにした白菜のミント風味と辛子の和え物が敷かれる。

3品目は味をつけた旬の秋刀魚を大豆とネギと一緒に北京ダックを包む皮で巻いたもの。派手さはないけど丁寧な仕事で秋刀魚がちゃんと中華料理になっていることにびっくり。

点心師の奥さん担当の「大根もち1200円」は大きなサイズで表面はカリカリで中はトロトロ。。青味の上にはおろしたカラスミがかかる。餅の中に入る干しエビの味とトマトオイルの風味がとてもよく合う。甕出しの紹興酒との相性がとてもいい。

続いて「えび蒸し餃子 麻辣醤ソース添え580円」は透明の皮の中にプリプリの海老が入り酢醤油ではなく麻辣醤とパクチーでいただく。

奥さんオススメの「麻辣焼売680円」は四川花椒、唐辛子、中華大豆味噌の鮮烈な香り、刺激的な辛み、豊かなコクがなんとも言えない。これだけを10ケくらいいただきたいと思った。

新作の「車海老の四川炒め1980円」オマール海老の醤油蒸しもあったけどこちらを所望する。海老は皮ごといただける。かなり複雑な深い味で数種類の辛さと酸味と甘みが何層にも重ねられた感じでこのソースだけ白ご飯にのせていただきたいと思った。

「アコウの蒸し物葱醤油掛け2800円」も看板商品の一つとのこと。魚体はかなり大きくて顔の近くの一番美味しい部分を出していただいた。素材を活かした澄んだ味付けで、脂のあるふわふわの身はかなり美味しい。この高級魚は和食で刺身や酒蒸し等でよくいただくけどこの調理法に勝るものはないといつも思う。

「子羊の香辛料掛け3100円」低温調理したロース肉を衝撃的に柔らかくてパサつきも全くなく適度な脂分がしっかり感じられる仕上がり。鉄分を全く感じない癖のない味わい。真っ赤なクミンを中心にしたスパイスも辛すぎず食がすすみまくる。添えられたレモングラスのエスニックな香りもご馳走の一つ。

最後は干し貝柱と天然クレソンの焼きそば1650円。シンプルな塩味で干し貝柱の旨味がしっかりと麺に絡んでとても美味しい。帰りは満席なのにシェフと奥さんが外までお見送り。心が温かくなる料理とおもてなしに大感激で帰路につく。

帰りに上町にある潜水艦バーに久しぶりに立ち寄り小休止。この店に通い出してはや25年となる。店主の姿が全く変わっていないことに驚きながら、時の流れる速さを今更ながら実感する。

大阪市中央区大手通2-3-3
06-6941-4500

中国料理 食生々中華料理 / 天満橋駅堺筋本町駅谷町四丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町四丁目 中華料理

船場虎島 10月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】 【大阪市 本町】

ジムの帰りに南船場の表記の牛鍋の店を訪問。昼は銘々の牛鍋で夜はしゃぶしゃぶを提供。夏は煮込んだ牛肉がたっぷり入った素麺をよくいただいた。

昭和54年の創業と聞くが改装された店内は白を基調にした綺麗な内装でカウンター席といくつかのテーブル席からなる。夜は2階席も使用。

メインメニューは船場牛鍋で使用する部位によって価格が変わる。看板商品のクラシタロースはロースからリブロースにかけての部位でとても柔らかい。今回は牛肉大盛り2310円を所望する。和牛を使用したものはもっと高額。

注文があってから大きな塊肉をスライスする。たっぷりの牛肉は脂ののりも良くてとても柔らかい。肉の他に卵、玉ねぎ、にら、ネギ、牛蒡、うどんが入る。玉ねぎの甘みがよく出た出汁も美味しくて体も温まる。

程よく固まった卵黄を残ったご飯の上に乗せてミニ牛丼はお約束。いいタンパク質の補給になりました。

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大阪市中央区南船場3-1-12
06-6251-6320

 

大阪市 心斎橋/四ツ橋大阪市 本町