言わずと知れた心斎橋の老舗洋食店。オムライスと串カツが有名。1925年(昭和元年)の創業でもうすぐ100年を迎える。創業当時は船場に店があったけど戦争で焼けて今の場所で営業されていると聞き及ぶ。堀江にある明治軒との関係は不明。
昔こちらのキッチンのコックさんと話をしたことがあり「23歳でこの店に入ってあっという間に還暦を過ぎました。まさにオムライス人生です」と言っておられたのを思い出す。。
この日は平日のランチタイムに訪問。待ち時間なしで入店できたけど店内は2階まで満席。看板メニューのオムライスと串カツ5本セットを所望。オムライスは小さめにしてもらう。厨房内では4人のコックさんがオムライスを巻きまくる姿が見える。
しばらくして着皿。オムライスには酸味強めのケチャップソースかかる。スプーンを入れるとウスターソースとケチャップを混ぜたような甘みと深みとまろやかさを感じるしっとりしたご飯が現れる。具は牛肉ミンチと玉ねぎなどをペースト状にしたものが入るが目視で確認はできない。これがずっと食べ続けられている歴史に裏打ちされたこだわりらしい。
牛串カツはサクッとした衣に薄く叩いた牛肉が包まれる。ラードで揚げているので香りはいい。フルーツの甘さも感じる薄めのウスターソース状のものに浸けられていてかなりチープな味わいなんだけど癖になりそうな感じ。箸休めのボイルしたキャベツがさっぱりしていい感じ。
店員さんも元気が良く、とても美味しくいただきました。。
大阪市中央区心斎橋筋1-5-32
06-6271-6761
水曜定休