Genji【大阪市 塚西】 【大阪市 帝塚山】 【大阪市 玉出】

弊社グループ全体の調理師約25名で玉出にある表記の店を訪問する。

奥にある個室に案内いただく。室温の調整など細かいところに気を使っていただくホスピタリティーがすばらしい。

こちらのお店は住之江・住吉では人気ナンバーワンの超繁盛店。。今回は6000円のコース料理を所望する、まずはレーベンブロイの生ビールで乾杯。。。

雲丹のババロアはミョウバンの臭みもなく。雲丹が生クリームと相まってひたすら甘い。後味もすばらしく私はとっても大好きな味。この最初の一品でこの店の実力がよくわかる。

前菜は左上から生ハムメロン。サバふぐの唐揚げ。豆乳で何かをあえたもの。牡蠣のオイル漬け。フォアグラのしょうゆ漬け。自家製レーズンバター。。。どれも一手間かけてあって美味しい。

今回はコースをいただいたが普段は200種類ぐらいのアラカルトメニューがあり大バコなんだけどいつも満員の超人気店。

シャルドネワインをいただく。。ワインも値ごろ感がありとっても良心的なり。

この時点で夜8時。平日にもかかわらず店内はほぼ満席。お造り盛り合わせは天然鯛、シマアジ、モンゴウイカ、ツブ貝、ホタルイカ。しめ鯖。すべて一切れづつ。。いろんなものをたくさん少しずつ。。お客ニーズをしっかりと心得ておられる。魚はすべてとても上質ですごく新しい。

パン生地で作った「焼き小龍包」はスープがたっぷり。ドミグラスソースを少しつけると味わいも変わる。皮の食感が中華料理のそれと全く違う。

そばを使ったペペロンチーノにすりおろした唐墨がたっぷり。これは目から鱗の美味しさで白ワインにドンピシャ。

水たこのしゃぶしゃぶ仕立てはたこの質もよく、量は少しだけどとっても美味しい

赤足エビを使ったミニオムライス。玉子もトロトロでほんのり香辛料が利いていてとても美味しい。

白身魚の蕪蒸しにソテーしたフォアグラをのせたもの。魚はイシモチと言っていた。料理のジャンルが多岐にわたりそれがすべて美味しい。。これは繁盛の秘訣。。

ピノノワール系の赤ワインをいただき。

メキシカンサラダの登場。ハム、玉子、マヨネーズの取り合わせにイワナかなにかの玉子が乗っかっている。。

社員君みんなお酒も進みイタリアワインの異なった味わいのものをいただく。サービスの方の対応もよくすべてのスタッフにホスピタリティーを感じる。動きもきびきびでとてもいい訓練が出来ていると推察できる。

佐賀牛のステーキは薄めだけどかなり柔らかくて味が乗っている。付け合わせの小芋もやわやわ。。

サバのへしこを使った茶漬けで〆。

デセールは生姜のアイスと季節野菜。とってもさっぱり。。ごちそうさまでした。

予約していかないとなかなか入れないよん。

大阪市西成区玉出東2-14-4 GRACE帝塚山1F

06-6656-9559
11:30~14:00
17:00~23:00
定休:月曜

Genji[源氏]洋食 / 塚西駅東玉出駅玉出駅

大阪市 塚西大阪市 帝塚山大阪市 玉出 洋食

白い家【大阪市 塚西】 【大阪市 帝塚山】

今から30数年前、私が高校2年生のころ、御堂筋線のあびこ駅の近くにある府立高校に通っていた僕は同じ年の女子高の友人と天王寺で待ち合わせをして一緒にチンチン電車に乗って帝塚山周辺の喫茶店でお茶を飲みながらたわいのない話をするのが楽しみだった。

その当時に姫松駅のすぐ近く、今は大好きなフレンチのビストロ エピスという店がある場所で「白い家」という喫茶店(今でいうカフェ)がありケーキとコーヒーをよくいただいた。。シンプルなんだけど上質なケーキと苦いコーヒーは大人の階段を上がっていく道標のように思えていた。

学生の時は何気なく時々食べていたけどチーズケーキというしゃれたお菓子をその頃は、よくわからんまま彼女と「おいしいね」と言いながら口にした記憶がある。プリンもとても美味しくて世の中にこんな美味しいプリンがあるなんて・・・と感動した記憶もある。昼間にふとなつかしくなり、30年ぶりにふらっとよらせていただいた。

当時はこのあたりは帝塚山学院の短大などもあって人通りも多く、結構にぎやかであちこちにそんな趣味性の高い喫茶店が多かったように記憶する。そんな店も今やほとんど消滅し、このお店もいつの間にか移転したと聞いていた。

前の店から徒歩5分。南港通りのマンションの1階。。表通りからは全く見えないし車を停めるスペースもない。多分このあたりかなと・・・という記憶を頼りにやっと到着。

当時店には短髪で無口なご主人と、オカッパ頭でおだやかに微笑む奥さんがいた記憶がある。この日は御主人は不在であったが年齢を重ねても優しさがにじみ出た、魅力的な奥さんはいらっしゃった。

早速チーズケーキとコーヒーのセット650円を所望。

出てきた手作り感あふれるレアチーズはまぶしいぐらい真っ白でキレイにカットされた扇形。とても味わい深くふわふわの食感。全然癖もなく昔からこんな感じだったかなと思ったが記憶にない。。30年前にたべたときはリッチな味と思ったのだが今食べると甘くて酸っぱくて・・・

若い時の思い出も味のうち・・・・か。

今となっては超素朴な手作りの味に感じる。「俺も大人になったのか。。」とひとりごちする。下のビスケット生地の塩気と上の甘さが抑えられたクリームチーズと合わさって上品な味。

目の前が交通量が多い通りなのに店内はとても静か。今風のレトロ感ではない本物の歴史を重ねられた重厚感あふれるといって堅苦しさは微塵も感じない
とても落ち着いた空間になっていて古い照明と現役で動く柱時計、止まったままの大きな掛け時計。。

入り口には焙煎機が置いてあり、レジ横には美味しそうなケーキがならぶ。。

この日もいいコーヒーブレイクを過ごした。。「毎年あと一年で閉めようと主人と言っているの・・・」と奥さんの話。。少し寂しそうであった・・・

大阪府大阪市阿倍野区帝塚山1-23-14 帝塚山セントポリアG113

06-6653-9493

大阪市 塚西大阪市 帝塚山 カフェ

ビストロエピス【大阪市 姫松】 【大阪市 帝塚山】

美味しいフレンチを気兼ねなくカジュアルにと思った時、ああこの店があってよかったといつも思う帝塚山のビストロエピス。この日は個人的なお祝いがあったので事前に普段懇意にしていただいている奥野シェフにその旨を伝え好物のオマールエビをリクエストする。。

このお店ナイフ、フォーク は 使いまわしなんだけど料理の内容はグランメゾン級。一流ホテルと言われるフレンチダイニングの若いシェフが作る料理とは格が全く違う。。でも価格はリーズナブル。。。カジュアルな気分 で 本格的な フレンチ が 楽しめる希少なお店。席数が12席。。お店が小さいので予約が必須。。。

とりあえずビールではなくこの日はシャンパンでお祝い。。。と言ってたらお勧めのリーズナブルなスパークリングを薦めていただく。。シェフ同様サービス担当のイケメンも最近ソムリエ資格取ったらしく胸にぶどうの金バッチが光っていた。

ヴーヴ・ド・ポールのブリュット・レッド・ラベル。。。多分1000円以下のスパークリングなんだけど香りもよく爽やかで軽やか。。さすがソムリエ君。。。財布に優しいのはとてもうれしい。奥野シェフは小さな火口で黙々と順序良くクリエイティブかつガストロミチックに料理を作りだす。しかしながらしっかりとパンチのある魂の入った逸品はビストロの域を大きく超えている。。

アミューズはアンチョビバターソースでソテーしたホワイトアスパラと魚介のサラダ仕立て。。野菜の中にソテーした牡蠣、ホタテ、ホタルイカ。。。火入れも完璧。。スパークリングとの相性抜群。ホワイトアスパラってホントに美味しいねえと声が出る。しっかりとエッジのきいた塩づかいはまさにオーセンティックフレンチ。やっぱフレンチはこれでないと。。。。

 

この店もとは「白い家」というチーズケーキで有名なカフェがあった場所で30年前学生の時にによく来た記憶がある今は店の前にフランス旗がひらひらしててこの街のシンボルになっている。

前菜は活オマールエビのクリュ。透明なゼリーはトマトのジュレ。赤いのはビーツのムース。ラタテュイユ添え。。この調理はシェフの真骨頂。。とても細やかな仕事に目を見張る。トマトのジュレはエキスのみを抽出。ビーツのムースは味わい深すぎ。オマールはほぼ半生。。口の中で酸味や海老の旨みソースとしてのビーツの甘みアクセントとしてもラタテュイユ。。。。言葉にならないくらい旨過ぎ。。。

奥野シェフ は スイスホテル(元サウスタワー)のメインダイニング 『 ラツール 』 で 修行された。いまどきの軽いフレンチではなくしっかりと腰の据わった味わい深いソースと絶妙な火入れが特徴。。私の口にとても合う。何をいただいても美味しいのはいつものこと。。

どの料理もソースが美味しすぎていつもパンを4回くらいおかわりしてしまう。。スープはカボチャ。。。一見ありふれたスープなんだけど口どけ感とまろやかさ風味。。。そこらのお店のスープとは完全に一線を画す品の良さ。こういった普通のものが普通以上に美味しいというのはシェフの腕の良さに他ならない。

 

ポワゾンは大きな活オマールエビを片身使い。絶妙な火入れは海老の甘みと旨みを最大限に引き出す。プリプリノのポリポリ。。ソースは珍しくアメリケーヌ。。。食べたかったものが予想よりもおいしく提供される喜び。。。ああ幸せ。。粒マスタードをきかせたブールブランソースと香草バターソースで何度かいただいたことがあるがアメリケーヌソースも奥野シェフにかかるとかなり濃く、風味がありまくりで気が付いたら皿の上のソースを全部すくっていた。

イトヨリのポワレも身がほろほろして皮はパリパリ。。。

ヴィアンドはスモークした鳩胸肉のロティとホロホロ鳥のムースで包んで焼き揚げた子牛フィレ肉のクレピネット包みソース ノワゼット。。。癖のある鳩は食べやすいように軽くスモーク。。。手づかみで骨までしゃぶってしまう。トリフソースがたまらん。。

メルロ―ワインをいただきながらフーと美味しすぎてため息が出る。。シェフはこんな焦がしバター系のソースもお得意。

デセールはレモンタルトとヨーグルトムース、バニラアイスの乗ったクルームブリュレ。。。もう満腹で幸せで大満足。。

飲み物込みで2人で21000円なり。。。

この店は帝塚山の宝。。東京の白金台で食べても、芦屋で食べても、このボリュームでこの値段は絶対にあり得ない。 御馳走様でした。。。
大阪市住吉区帝塚山東1-3-36カーサ帝塚山B1F
TEL:06-6675-0211
営業時間:ランチ11:30~14:00
:ディナー17:30~22:00

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