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LA視察2015 番外編

LA視察を終了してメキシコに陸路で入る。訪問したティワナと言う町のタコスはメキシコナンバーワンと言われる。この街でタコスをいただくのが目的。入国してすぐに数店のタコス店を廻る。店舗型と屋台に分かれるが美味しいと言われる屋台はたくさんの人集りがあるのですぐにわかる。

ハンバーガーのようなファストフードとしても人気があり、街のあちこちに「タケリア」と呼ばれるタコスショップや、道路沿いに屋台のタコススタンドがある。

メキシコ人の食生活は食事の時間が決まってなくてお腹がすいたらいつでも食べると聞き及ぶ。小腹がすいた時に、飲んだ後に(日本のラーメン感覚)、2〜3枚食べるのがメキシコ流らしい。

タコスはトウモロコシの粉を薄く延ばして焼いた「トルティーヤ」が主役。この薄く焼いた生地の上に「鶏肉」「豚肉」「牛肉」のみじん切りされたものや、「魚」「海老」等の魚介類をフライしたものをのせてその上にお好みで「トマト」「玉葱」「コリアンダー」「チリ」等から作られたピリ辛ソース(サルサメヒカーノ)をかけて提供される。

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店舗型のタコス店では最初に海鮮スープが提供される。見た目は悪いが滋味深くかなり美味しい。繁盛店のタコスは炭焼きの網でステーキ肉を焼いてそれをおもむろに大きな包丁で切り刻む。

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包丁で荒くカットされた牛肉にサルサソースとアボガドソースに生の玉ねぎなどの野菜や炊き込まれた大豆など。

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肉から染み出てくる肉汁と、辛味の効いたサルサソースが口の中で混じりあってなんとも言えない味わい。

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コロナビールやメキシコ産のビール、マルガリーターとともにいただくととてもいいマリアージュを感じる。アメリカや沖縄で売ってるようなハードシェル(厚皮の生地)タイプのものはメキシコではタコスと言わないらしい。

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屋台のタコスはほとんど1ドル。並んでいる食材を指差して個数と具材をオーダーするシステム。

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屋台のタコスはカルネ・アサダ(タコス・デ・カルボン)=炭焼きの牛肉を細かく切ってタコスにしたもの、同じく炭焼きの鶏肉、白身魚のフライ、塩茹でした豚肉(カルニータ)、羊の蒸し焼き(バルバコア)、またシシカバブの様にアドバーダ(ADVADA)ともいう漬けこんだの豚肉を串に刺しまわしながらじっくり焼き、焼けたところから削ぎ切りにする(パストゥール)などを具にしたものもある。

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具を挟んだタコスの上にかけるサルサ(ソース)もいろいろある。

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最も基本的なサルサは赤いトマトと、チリ・セラノ(小さい青トウガラシ)、玉ねぎ、シラントロ(コリアンダー)をみじん切りにして混ぜ合わせたもの。この他にニンニクの入った超辛い赤のチリソース系や緑のチリソース系もある。タコス屋台には3~5種類のサルサが用意されているので好みでタコスにかけて食べる。玉ねぎと香草、塩、サルサ、ライムを好きなだけかけていただく。もちろんかけ放題。

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この地では世界一うまいコーラがいただける。理由は砂糖が違うらしい。メキシコでは黒砂糖(サトウキビ)が使用される。甘さの後味がすっきりな印象。

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外で食事をしていると、どこからともなく流しのおじさんが現れる。哀愁が漂う演奏と歌声が旅情を感じさせる。

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この街を訪れた2番目の目的はシーザーサラダは発祥の地と言われるレストランの訪問。その店の名は「シーザーズ・プレイス」(Caesar’s Place)。1924年、この店のオーナーだったシーザー・カルディーニさんが、残っていた材料でサラダを作り、それがシーザーサラダとなったと聞き及ぶ。

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こちらのシーザーサラダを食べるために、ロスアンゼルス、ハリウッドなどから国境を超えてたくさんの著名人がレストランを訪れる。その様子をうかがい知ることのできる写真やパネルがクラッシッックな店内に展示されている。

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シーザーサラダ(90ペソ / 約683円)オーダーすると待つこと10分でテーブルの横に大きな木製のボウル、その他調理器具、幾つかの調味料が並んだワゴンが運ばれる。

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大きめのボウルにマスタード、アンチョビ、ガーリック、パルメザンチーズ、ペッパー、ウスターソース、ライム、黒胡椒、半熟卵の黄身を入れてパドルでしっかりと混ぜまくる。最後に大量のオリーブオイルを注ぎながら混ぜ込んで乳化させる。2015-09-28 19.50.33

でき上ったシーザードレッシングの入ったボウルにロメインレタスを浸し、表、裏、端々までしっかりとドレッシングを丁寧にあえていく。その上には固めに焼かれたスライスバケットが1枚のせられて、その他のトッピングは一切なし。
苦味のあるロメインレタスとクリーミーで濃厚なドレッシングの相性は抜群。イタリアンレストランなのでパスタや肉料理もいただいた。

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サラダ以外は総じて凡庸であるが価格はワインを入れて前菜、サラダ、パスタ、肉料理で40ドル。アメリカの4分の1の感覚・・・いい経験が出来ました。

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LA視察2015 ④

現在アメリカで1,800店舗以上を展開しているジミージョーンズグルメサンドイッチはサブウェイ、パネラブレッド、アービーズに続いて4番目にアメリカでは大きいサンドイッチチェーン。

こちらのお店の成長のポイントは絞り込まれたメニューとその素材の良さ、提供スピードと聞き及ぶ。

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サンドイッチに使われているサブマリン系の自家製のフレンチ・ブレッドは、表面がパリッとしていて中は噛み応えがありながらしっとりしている。味が濃くて酸味のないマヨネーズと上質のマスタードも美味しさの要素らしい。

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注文方法はレジでメニューの番号を言うだけ。長さ20センチくらいのパンをカットする人、多種類のチーズなどの具を挟む人、それをカットする人、包む人の4人で流れ作業となっている。時間を計ったら注文してから20秒で出てきたのには驚いた。

トマトやレタスを多く入れたりオリーブを抜いたりすることもできるようである。食材がいいために食感も後味もとてもいい。ボリュームもあって腹持ちもいいのでランチにぴったり。

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8年くらい前からずっと定点視察しているIn-N-Out Burger(現地ではイネナウトバーガーと呼ぶ) はアメリカの南西部や中部で展開しているファストフードのチェーン。現在約300店舗ほどを展開している。

特徴は他の繁盛ハンバーガーチェーンと同様に注文を受けてから調理するのでいつも出来立て。

価格は
「ダブルダブル」 $3.40
「チーズバーガー」$2.35
「ハンバーガー」 $2.05

低価格だけどハンバーガーには冷凍パテを使用せずシャキシャキの新鮮な野菜を使用し、フライドポテトに使うじゃがいもは各店舗で皮がむかれて専用の器具でカットされて揚げられる。マクドナルドのように牛肉エキスをかけたりすることがなく自然なじゃがいもの風味を味わえる。たくさんのスタッフが必死のパッチで作っているところを見ることも出来てとても楽しい。

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裏メニューもあって存在するプロテインスタイルという裏メニューは、レタスで巻いたハンバーガーでこれがシンプルで美味しい。あとアニマルスタイルとかパンをしっかり焼いたものとか4枚のバンズを重ねたものとかいろいろあると聞き及ぶ。

いい食材で丁寧に作られたものが不味いわけがない。

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ハビットバーガーグリルはカリフォルニア州サンタバーバラに1969年創業。

ハビット・バーガー・グリルはカリフォルニア州を中心に118店舗展開(すべて直営)昨年11月25日、2,000店舗展開を目標にナスダック市場に上場。米大手消費者雑誌「コンシューマー・リポート」の最新調査によるとイン&アウトバーガーを引き離して全米で最も美味しいハンバーガーチェーンに選ばれたそうである。

こちらの店の特徴は他のお店では鉄板の上でパテを焼いて肉汁を閉じ込めるのに対し
直火の炭火で焼くことで余分な脂を落としてヘルシーかつ香ばしいハンバーガーを目指しているらしい。
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こちらの店も自家製のバンズを毎日焼き、冷凍ではない上質な挽肉を使用し、トマトやレタスも地元カリフォルニアの農園から直接仕入れる品質重視の企業理念を貫いている。

メニューはハンバーガー、チキン、トライチップステーキ(赤身肉),ビンナガマグロ(生食用を使用)など。造り置きはしないので前会計で注文したら呼び出されるまで前会計でページャーを持って席で約15分くらい待つ。

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カウンタ−の前で待たずに済むので女性に優しい仕組みだと思う。いわゆる「ジェンダーニュートラル」を実践されていて磨き粉んでピカピカの床や、全く匂いのない店内、綺麗なトイレなど女性がくつろげる空間を意識して作っているのがわかる。

今回オーダーしたのは炭火を意味する「チャーバーガー(Charburger)」のコンボでフレンチフライとドリンクが付いてきて6ドル95セント。

Char Burgerは牛肉、タマネギ、トマト、レタスそれぞれがボリューム満点。濃厚なチーズも入って炭の香りの付いた肉は香ばしくパテ2枚にしてもらったおかげでとても食べ応えあり。

バンズもふっくらしてとても美味しい。トマトは完熟のみを使用し、レタスは手でちぎっていると聞く。

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カジキマグロを挟んだものやステーキ肉を挟んだものも美味しいと友人が言っていた。

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ちなみに全米で「最もまずいハンバーガー」の烙印を押されたのは米大手ハンバーガーチェーンの中で最大規模を誇るマクドナルドでした。当然今回マクドナルドも訪問したがタッチパネル方式のエントリなどハイテク導入は頑張っているが商品を食したあとの感動はなかった。どこの国でも客は正直だな・・・・

その他料理 海外

LA視察2015 ③

今年の春に訪問したボストンでも何度も食べたロブスターロールのシルバーレイクにある専門店。元々ファーマーズマーケットの屋台で売っていたらしい。ロブスターの殻についた細かい肉を取る技術が発達したことと輸送のオペレーションが出来たのでLAに颯爽と登場したと聞き及ぶ。ロールパンの間にシーフードがサンドされている。

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メニューは
・Maine Lobster (ロブスター)
・Dungeness Crab (ワタリガニ)
・Maine Shrimp (エビ)
・Blue Crab (カニ)
サイズは、2種類でFull / Mini

ウリはやはりロブスターで価格は18ドルとかなり強気の設定。48時間前まで海にいたロブスターだけを使っているらしい。
味付けは濃いドレッシングではなく塩気のあるさらっとしたソースが特徴。臭みも特にはない。特別旨くもないが不味くもない。周りの友人は美味しいと感動していたがよくわからん。

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アメリカ人にとってピザはカジュアルな食べ物で安く,気楽に食べられるものと言う位置づけ。このお店はピザ屋さんにしてはおしゃれな感じで中にはソファーもあってゆっくりと食べることの出来るお店。

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最大の特徴はBYO(ビルドユアオウン)自分でカスタムできて、生地の種類やソースを選んで制限なくトッピングも乗せ放題で定額と言うこと。いくら乗せても直径約30センチのピザが7.95ドル+税。

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ピザは生地,ソース、チーズ,トッピング(お肉,野菜,スパイス)など全て自分の好み。私はちなみにトマトソースに、パクチ、ハラペーニョ、オリーブ,バジル,リコッタチーズ、レッドオニオンをチョイスした。あまり期待していなかったがクリスピーなピザは想像以上に以上に美味しかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・健康ブームの中、ハワイ料理であるポキ(ハワイ発祥の海産物をごま油やお醤油であえたもの)専門店がたくさん出来ていると聞く。こちらのサンタモニカの店は昼間は大行列の繁盛店。

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外にはお店のロゴのついた自転車が飾ってありカジュアルな空気感を醸し出している。ポキはメインのお魚(生のマグロ、鯛、サーモン、豆腐やベジタブルなど)やソースの味付けで数種類から選ぶことができるようになっている。

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すべてどんぶりスタイルで丼のベースはライス、海藻ヌードルサラダ、もしくはケールサラダからチョイス。お好みのハーブやお野菜、クリスピーオニオンやわさびココナッツ、しそにチリマリネのオレンジなどの変わり種のトッピングもある。。

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売れ筋のスパイシーゆずサーモンというポキは最近アメリカでよく見る「柚子胡椒」に枝豆、ライムをあわせたもの。特にどおって事はないがアメリカの食のトレンドがよくわかる商品である。

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サンタモニカにある肉屋を併設した店。日本ではたまに見かける業態。肉屋とレストランは別の入り口になっている。

中に入るとショーケースに並ぶ生肉やハムやベーコンなどの加工肉、そのほかにラードバターなどアメリカらしいものも販売。

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名物の前菜はタルタルステーキ。今回は牛をチョイスしたがラムやヤギもあるらしい。

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メインの肉はSHELL STEAKと呼ばれる骨付きのNY stripや鶏肉などいろんな種類のものを注文して皆でシェアする。

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脂身の少ないほとんどさしが入っていない赤身なのでさっぱりして食べやすい。リブアイはしっかり甘い脂を感じることが出来てそれなりに美味しい。

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サイドメニューはラクレットとパルメジャンがしっかりかかったポテトグラタンでクリームも濃いくてとても濃厚。

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サーモンも肉厚でとても美味しかった。

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