お店ジャンル

サンパレス六甲

中国自動車道の西宮北インターの横にある結婚式場のディナーショーに招待いただく。小振りの宴会場で参加者150名くらい。。クリスマスディナーコースに好きな飲み物を頂いて90分とショータイムが60分と言う構成。料理長は昔一世を風靡した料理の鉄人の坂井シェフの弟子の徳永利治シェフ。

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アミューズは左下からマグロを軽くスモークしたもの。キヌサヤとパプリカといっしょに串打したもの。その隣はオマール海老と柿のコンポート。生クリームの入った軽いソースが秀逸。真ん中は皮をむいた水蛸を蜂蜜味のドレッシングでマリネしたもの。右上はズワイ蟹のキャビア添えで卵黄を醤油漬けしたソースで和えたもの。左上は牛乳と生クリームの味のカプレーゼ。

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フオワグラコロッケは坂井氏のスペシャリティ。ソースはキノコとトリフを合わせたもの。

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ポテトコロッケの中にフォワグラがごろんと入る。特段どおって事がないけど普通に美味しい。。

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Poissonは蒸しアワビと茄子を和風出汁で合わせたもの。アワビはしっかりと煮込まれていて年配の方が喜びそうな献立。

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蕪のスープの中には蕪の小口にカットされたものが入っている。和のエッセンスをたくみにとりいれていてとてもお上手。緑のソースは蕪の葉から作ったもの。

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メインは和牛のローストビーフ。これも唐辛子で辛みをつけた和風のソースで仕上げている。やはり高齢化社会なのかと献立を見て感じる。

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大きなドームはホワイトチョコで作られたもの。

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割ってみると中はバニラとフランボワーズのパルフェ。宝箱をイメージされているらしい。

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ショーはBORO.「大阪で生まれた女」がヒットしたのは36年前。。「大阪で生まれた女やけどあなたについて行こうと決めた。たどり着いたら一人の部屋 青春に心ふるわせた部屋 ♪」  久しぶりに聞いても泣けたわ。BOROも今年還暦らしい。。月日は百代の過客にして・・・実感する

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カテゴリー 兵庫県, その他, フレンチ, レストラン |

洋食の店 グリル カワセ

12月に入りオフィスで新年の事業の計画を立てているとあっという間に時間が経ってしまう。。地元の銭湯で身体を温めて頭をすっきりさせて表記のレストランでお一人様晩ご飯。。

南海岸里玉出の玉出側出口と阪堺電車玉出東の間にある。人通りも少なくくらい夜道にポツンと薄暗い明かりを灯している。

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店内は昭和の空気がとてもゆったりと流れていていつも癒される。大きな音を鳴らすダイヤル式の黒電話や真っ赤な栓抜きのついた瓶のコカコーラの冷蔵庫。「瓶のコカコーラは最近飲んだことないな」と思いながらぼんやりと時間の経つのを楽しむ。

そういやこの前に新世界の立ち飲みで一緒になったおじさんが目をつぶってひたすら数を数えてるのを10分くらい黙って見てたんだけどつい気になって「何してるんですか」と聞いたら「心臓の音をかぞえてんねん!」とのお答え。「忘れるから話しかけんといて」と言われ黙ってしまった記憶がある。

そんなことはどっちでもいい話で、お店はとっても昭和なんだけど店内はしっかり掃除がされてあって古いけど清潔でピカピカ。「黒電話久しぶりに見ました。渋いですね」と奥さんに声をかけると「この電話頑丈で強いから使いやすいのよ」とのこと。。

昼間は地元の常連客で賑わい、出前もやっているので大忙し。年配の客が多いのも特色。この店の名物はポークチャップとカツカレー。カレーは黄土色でとろみたっぷりの今はお目にかかれないビジュアル。たぶん昔ながらの小麦粉とカレー粉を炒めて作っているのであろう。見た目より辛いんだけどそれだけで嬉しくなる。

焼き御飯というもんがあったり海老クリームコロッケやスパゲッティミートボール、サンドウヰッチなるものもある。昼に豚カツを食べたので今宵はハンバーグとライスとアサヒビール(この店では大瓶)を頂く。

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銀皿にナイフとフォークでいただくしつらえ。ハンバーグソースの粘度が異常に高い。普通のミンチ肉と生の玉ねぎのシャリシャリした食感が特徴。肉汁とかの概念は全くない。というかこの店ではそんなものは必要ではない。丁寧に歴史を重ねた店だけが持つ気高いレストランの神様がこの店には確実に存在する。

食べログとかで好きなコメントをする輩がいるがこの店のハンバーグはまさにこの店でしかあり得ない。。例えたら高校生が彼氏のために初めてお弁当を作ったおかずのハンバーグみたいな感じかな。美味しさとか味よりも右脳を刺激するものがこの一皿にある。。

大阪市西成区玉出東2-2-26
06-6651-1669
11:00~21:30


カテゴリー 岸里玉出(南海), 洋食, レストラン |

九十九

地元の友人と住之江にある表記の店を訪問。阪堺電車の我孫子道駅西に50メートル。ヘビロテのとん助の店の隣。古民家を改装されていて風情のあるファザード。

玄関にはたたきがあって靴を脱いで入店。かなり古民家。。幼少の頃この辺りに住んでいたので当時の友人の家を思い出す。。日本酒にかなりのこだわりがあり食事は日本酒に合う肴を取り揃えていらっしゃる。。

ご主人は大変お酒には詳しくおまかせでいろいろ出して頂くのもいいと思う。

個人的に大好きな奈良の千代酒造の篠峯を中心にフルラインアップで揃えられていて飲み比べるのお楽しいと思う。小さな杯での利き酒セットもある。

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どて焼きをまず所望する。。器にもこだわりがありとっても上品でセンスがいい。まさに大人の居酒屋である。

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櫛羅の中取り純米生酒を発見。酒米は山田錦なり。櫛羅は葛城にある地名。美味しいのは最初から承知している。たぶんこの店で最も旨味の強い熟成感を楽しめる酒。。

コスパも最高で口の中でいろんな旨味を感じることが出来る素晴しいお酒である。これだけ5合くらい飲みたいと思った。

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鯛の昆布締め。。ビジュアルもよくて何をいただいてもかなり美味しい。。お酒をたくさん楽しみたかったのでローポーションのものばかりを所望する。

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どぶろく発見。。千代酒造のものと他のものとを飲み比べをする。火を入れていないものはとろっとした口当たりと自然の甘味と酸味。。旨味も強くアミノ酸が身体に駆け巡る。。疲れがとれそうな酒である。。

女性はソーダーで割ってもいいかもしれない。。そのあと和歌山の黒牛の中取りの純米酒。。これもかなり旨い・

肴は地元の粉浜商店街の井川豆腐店の揚げを焼いた雪中虎なるものを所望(500円)なる物を頼む。葛飾北斎・・・田舎揚げの上に大根おろしと醤油。。かなりハイセンスである。

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クリームチーズに酒盗を乗せたものも酒が進みまくる逸品。。。こういうのが最近大好きになってきた。。

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固豆腐の味噌漬けとワタ持ちイカの丸干しも所望する。。この辺りでどんだけ飲んだのかわかんなくなる。。

お店を良かったら見てくださいと優しい奥様が言ってくれたので少し見学。昔ながらのおくどさんがきちんと保存されているのをみて、この店のご主人の趣味性の高さに驚く。

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モミを飛ばす機械や古い納戸など見所がいっぱい。。お酒だけじゃなくて空間にも酔ってしまう。。

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自転車かと思えばBMWのバイク。。かなりの骨董である。。エンジンはかかると言っておられた。。今度は一人で訪問しよう。。

大阪府大阪市 住之江区 安立4-3-3


カテゴリー 我孫子, 住之江, 居酒屋 |