お店ジャンル

かんむりや4月

友人と西成の表記の店を訪問。今はもう慣れたがこの店に初めて伺ったときは強烈な衝撃があった記憶がある。しかしながら食べログをはじめとするネットのおかげで最近は夜に訪問すると客で一杯。

2015-03-26 19.44.20

店自体と店主をおもしろがってくる客が後を絶たない。商品は何を注文しても安い。ちゃんと丁寧に作られるのでそれなりに美味しい。雑然とした店は計算されたカオスを醸し出している。でも便所はとっても綺麗にされている。

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個人的にはニラの玉子焼き180円、湯豆腐100円、一銭洋食100円はとてもお勧め。店主の籾さんはミュージシャンでもあり西成の実業家でもある。

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ソースがかなり美味しい一銭洋食100円はボリュームも満点。ミックスおかき100円や黒胡椒のかかったチーズクラッカー180円もなかなか味がある。焼き鳥はすべて50円なり。

真っ黒けになって出てくる鯵のフライ90円も名物。鮪の天ぷら(通称まぐてん)も大人気。

2015-03-26 19.57.28

マルシンハンバーグ160円はとても懐かしい味。上にかかったソースは店主の籾山さん(通称モミさん)手作り。

2015-03-28 21.42.21

名物のテディーライス300円。スープカレーみたいな感じだけどしっかりと本だしがしっかり効いていて味も深い。クセになる味。以前は鰹節がトッピングされていた。るようになった事に驚く。注文すると米をといで炊き始めるところからスタート。でも最近は大体45分くらいでは何でも出てくる。この日も会計ひとり1000円でした。

大阪市西成区山王1-4-16
06-6646-3558
14:00~23:30


カテゴリー 恵美須町, 動物園前, 居酒屋 |

お酒なんでも研究所(カフェ部)3月

友人と阿倍野の松虫にある表記の店を訪問。大吟醸日本酒だけを置くかなり趣味性の高いお店。住宅街の中にある普通の家を改装した隠れ家。

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店主の実家を改装、というよりそのまんま使っている感じ。まるで普通の家。玄関で靴を脱いだらカウンターが4席。カウンターの中にちゃぶ台があってそこでも飲める。個人的にはカウンターが好み。

2014-05-25 16.34.20

店主のみさこさんのご主人が日本酒と肴のマリアージュを常に研究され都島でお店をされているらしいが見た事はない。こちらのカフェ部はその簡易版らしい。

2014-05-25 16.38.45

お店の大吟醸すべてが500円。そのお酒にあった酒肴もすべて500円。お酒の中には一升1万円以上のものもあるが量で調整するらしい。2人で行ってお酒と料理をシェアするのがお薦め。

お酒を頂くごとにみさこさんのご主人が作る持ち帰り可能なお酒解説ファイルがつく。

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この日もお任せでお酒と料理をお願いする。お酒の紹介は今回は省略。最後に頂く福島県の「大七 生もと純米大吟醸」の燗酒は何度頂いても美味しい。

2015-03-26 18.34.15

平目の白子と真子の昆布締め。低温調理で作っている。まったりしてとっても美味しい。

2014-05-25 16.42.36

最初の一品は桜えびとジャコの昆布締め。それぞれ白胡椒、黒胡椒で頂く。これも低温調理法。海老はズワイ蟹の場合もある。じゃこ天はしっとりしていてぱさつきもなくとっても美味しい。

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これも低温調理のフランス産の鴨。ぱさつきもなく山葵醤油で頂くと日本酒とドンピシャの相性。柔らかく火入れされた葱もムチャクチャおいしい。

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この店の名物のふぐの白子の昆布締め。これも真空低温調理との事。ふわふわしてとっても美味しい。歯がなくても食べる事が出来るな。お酒とのマリアージュも素晴しい。自家製ポン酢とカンズリをつけて頂く。これがワンコインは値打ちがある。

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ホタルイカとニラの入った餃子。山廃の吟醸酒と一緒に出てきた。

2014-05-25 17.41.40

この店のスペシャリテで私の好物のサバの燻製は豆乳でつくった自家製マヨネーズで巻いて頂く。塩加減でお酒がどんどん進む。

小さいお店なんで必ず予約してね。

大阪市阿倍野区王子町1-7-8
080-4413-2685
17:00-23:00頃
月火(祝日の場合は営業)

お酒なんでも研究所カフェ部創作和食 / 松虫駅東天下茶屋駅昭和町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 松虫, 和食, 居酒屋 |

Il Povero Diavolo(イル ポーベロ ディアヴォロ) 再訪

2週間前に訪問し、感動のために帰りがけに再度の予約を入れた個人的本年衝撃度ナンバーワンのイタリアン。場所は大阪の卸売り市場の「木津市場」の東隣の阪神高速の高架下に2013年10月にできたグルメゾーン「なんば木津まち横丁○(エン)」の一角。御堂筋線の大国町や今宮戎駅から徒歩5分くらいだけど、この場所は繁盛イタリアンがあるような立地ではない。

夜は人通りがほとんどないために新しい店が出来ては潰れ出来ては潰れを繰り返しこちらのお店以外はこの日もほとんど人がいないような状態。空き店舗も多数。こちらの店もプレハブ造りで入り口はビニールシート。しかしながらデザインがしっかりと入っているのでチープさは全く感じない。テーブルやイスの調度品から壁や電灯の色まで計算し尽くされた店内は見ているだけでとても楽しい。シェフに聞くとビックリするような内装代でした。コースはこだわりの7500円のみ。

2015-03-12 18.56.48

この日は飲食関係の友人3人と一緒に相伴する。ビールを頂いてまず最初に出てきた料理が「黒ムツとカブ」この時期に脂がのって最高に美味しい黒ムツは木津市場でその日に吟味して仕入れたもの。ソースは黒ムツの肝をペーストにしてかつお出汁と合わせたもの・・・と思う。ココナッツの味もする・・・サービス君もとても若くて明るい・・提供時は食材しか言わないのでどうやって作るとかソースの解析など話題に事欠かない料理である。すべてが魚料理で且つ和風のエッセンスが入ってとても馴染みやすい。つい「うわっ」と声が出る食味である。お箸もあるのでとても食べやすい。

2015-03-12 19.04.18

最初のワインは前回も頂いたラバスコロザートラサリータ2013 モンテブルチアーノ種のロゼワインでしっかりしたボディで強烈なアタックがある。春らしくて綺麗でとても素敵なんだけど今まで飲んだ事のあるロゼワインとは完全に一線を画すものである。

2015-03-12 19.07.16

「マテ貝 あさり さざえ さざえの肝」磯の香のする泡のソースなんだけど底にサザエの肝のペーストがあって驚きの連続。。舌がビックリするというか頭がついていけないような今まで食べた事のない美味しいソース。

2015-03-12 19.22.18

「ヒイカとアスパラガス」ウイキョウとほうれん草のソース。ウイキョウ(フェンネル)の強い芳香がとても刺激的。

2015-03-12 19.39.12

ワイン二本目は思い切ってこちらののお店で一番高額な白ワインのヴィンテージ・トゥニーナを所望する。今やイタリアの白ワインの造り手としてナンバーワンと言われるイエルマンのもの。

冷やし過ぎ厳禁で一口頂くと辛口の重口でコクもあって蜂蜜や果物のようなアロマも強く感じる。シャルドネや、ソービニオンブラン、あと樽香のある知らない品種のものを混ぜまくっているのでかなりエレガントなんだけど個性的で複雑な味となっている。「あっ飲みやすい・・」と言った感じではない事は確か。

ジャケットもエッチな感じでなかなかエキゾチック(死語?)感を増幅させる。

2015-03-12 19.45.56

最初の主菜は白身魚を揚げたもの。魚は10kgオーバーの大ヒラメ。この時期によく獲れる。3種のソースは柚、マーマレードか金柑?、蕎麦茶。和のテイスチャーがしっかりと組み込まれているて且つ盛りつけは斬新かつシンプル。

2015-03-12 20.00.24

お店はこの日も当然満席。テーブルが3つとカウンターのみなので予約は取り合いになる。

2015-03-12 20.01.42

「鰆とオレンジ」。しっかりと脂ののった鰆とオレンジのソースの相性が素晴しい。

2015-03-12 20.18.30

一見カンナ屑のような料理が登場。旬の桜鱒をさっと薫製にして冷凍にして薄く削る。それを紅しぐれ大根の甘酢漬けの上にかけたもの。ぐちゃぐちゃにスプーンで混ぜて一気に口に入れると鱒の凝縮された旨味が口一杯に広がる。この料理を考えるイマジネーション力とデザイン力に敬服。。

2015-03-12 20.19.30

3本目はピノネロの赤。昔はイタリアのピノはエレガントさにかけるとよく言われてたけど最近はほぼ遜色なし。かなり豊かな果実実とカシスの香りがしてしっかりとした酸味とタンニンも感じられかつ滑らかでコクのある、私見であるが鰯のオイル漬けとかに合うであろうワイン。

2015-03-12 20.36.08

「イイダコとと緑の野菜(多分メカブであろう)」のパスタ。タコはミンチになっている。ほうれん草と大葉も入っているであろう。

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メインは「銀鱈と新ジャガ」マッシュポテトと新ジャガの揚げたもの。濃厚なアメリケーヌソースは塩分の立ち方が半端ではない。シェフの修業先のイタリアの同名の店のスペシャリティらしい。脳幹に突き刺さるような塩使いのソースと脂ののった銀鱈とピノネロとのマリアージュはここ最近のベストデザインである。

2015-03-12 21.10.31

シャベーットのようなものと固形のクッキーのようなものとミルクのエスプーマーが入ったものをぐるぐるとかき回していただくとコーヒーになるイリュージョンのようなドルチェ。

2015-03-12 21.25.11

名物の「チョコとバナナ」。このドルチェの仕掛けも面白い。薄いチョコの中は滑らかなバナナアイス。前回と献立も変わっていて大満足。。

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 大国町, イタリアン, レストラン |