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石臼挽手打 そばの音【大阪市 松屋町】

松屋町にある表記の人気蕎麦店を訪問。長堀鶴見緑地線「松屋町」駅の3番出口より南へ50m。松屋町筋沿いに位置する。店内はカフェのような作りでしっかりとデザインされていて壁はコンクリート打ちっ放しなモダンな感じで4人掛けのテーブルが3卓、6人掛けの大テーブルが1卓にカウンターが6席。BGMはモダンジャズが流れる。

こちらのご主人は谷町4丁目の人気蕎麦店の守破離で修行をされたと聞き及ぶ。メニューはざる、かけ に辛味そば、山いも、小えび天、天盛り、鴨等があり粗挽きと十割を選ぶようになっている。夜は居酒屋使いができて酒肴やお酒も色々と取り揃えておられる。

この日は「そばの音 三宝 2200円」を注文する。

しばらくして配膳される。最初に見た目も美しい辛味大根と大粒のなめこの蕎麦をいただく。細めで粗挽きの蕎麦の食感はかなりしっかりした感じでほのかな甘味も感じられて香りもとてもいい。

汁の味もかなりしっかりしていて存在感あり。レアに仕上げられた鴨ロースもしっかりと濃いめのいい出汁で炊き込まれていて美味しい。小エビの天ぷらもこれはこれで美味しい。蕎麦の量は3皿で1.3倍とのこと。最後に蕎麦湯をいただいてフィニッシュ。ごちそうさまでした。

大阪市中央区松屋町3-21
11:30~14:30/17:30~22:00
不定休

石臼挽手打 そばの音そば(蕎麦) / 松屋町駅谷町六丁目駅長堀橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 松屋町 蕎麦

米増 6月【大阪市 福島】

福島にあるお気に入りの表記の和食店を定期訪問。ミシュラン2星なんだけどそのことは数年前から全く触れることもない。大阪では屈指の予約困難店で最近は常連客の予約以外は取られていない。ご主人と奥さんと調理師学校を出た見習いスタッフさん3名とで切り盛り。

茶味のある料理で素材を活かしたいい仕事をされる。この日は17時半から8名で一斉スタート。コース料理の値段は使用される食材によって変動。この日はお酒を少しいただいて税金とサービス料で一人30000円。

大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた46歳になる温和な人柄のご主人と奥さんの柔らかい接客も見ていて気持ちがいい。新規客、常連の分け隔てなく丁寧にカウンター越しで楽しく話をされる。

毎月楽しみにしている床飾りはご主人作。装飾を廃した店内は凛とした空気が漂い客も皆ヒソヒソと小さな声で話をする。北新地の和食店ではあり得ない心地よさを感じる。奥の調理場からも一切音が聞こえてこないことにもいつも感心する。料理はその時期の一番美味しいものを厳選し何度も事前に試作を重ねて提供。

この日は琵琶湖と島根県高津川の鮎の食べ比べ。

写真掲載は禁止なので忘備録のため献立のみ記す。

・冷たい新茶の煎茶
・青梅蜜煮寒天寄せ
・舞鶴産黒バイ貝お粥 肝ソース
・岡山産すっぽんの煮物椀 葛切り 浅葱
・佐賀産小肌 甘手カレイ
・蛸柔らか煮 胡瓜 穂紫蘇
・鮎塩焼き 白瓜雷干し胡麻あえ
・鷹峯産夏野菜色々 根曲竹 鯛味噌
・徳島産車海老 千両茄子
・釜炊き鱧ご飯 山独活味噌汁 香の物
・宮崎マンゴー 高知産小夏 ヨーグルトソルベ
・黒糖わらび餅 薄茶

お酒も美味しくいただきました。

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

福喜鮨 本店 6月【大阪市 新大阪/西中島南方】

ここ数ヶ月ずっと定期訪問をしている西中島にある表記の寿司店を「墨や」店主のりちゃんと訪問。西中島南方駅南出口から徒歩3分の瀟洒なビルの3階に位置する。

お店は明治43年東京柳橋で創業され、大正5年に大阪日本橋に移転。その頃は関西屈指の高級店と言われ江戸前寿司のパイオニアとして君臨。一度閉店された後で3年前にこの地で再開され110年の歴史を引き継がれている。以前は本店以外に大阪高島屋のダイニングメゾン等にも支店がたくさんあったんだけど現在はこちらのみ。お店は3代目の大将と女将さん、4代目のご子息の3人で切り盛り。

カウンター7席と6席の個室のみの店内は端正で凛とした空間が広がる。メニューはおまかせではなくショーケースの中の食材から好きなものを好きなように注文するアラカルトスタイル。最近では好みを覚えていただいており、時期のいろいろなものをおすすめいただく。

最初にお酒と刺身を少しいただく。今の梅雨の時期が特に美味しいと言われる平目はもちもち食感で上品で甘い味わい。ねっとりとした食感で脂の乗った鯛の腹部分、走りの鱧は醤油を少しつけていただくことを勧められる。北陸の大きな甘エビは山葵だけでいただく。軽く炙った帆立貝もかなり味が深い。

握りは青魚からいただく。こちらのお店の夏のスペシャリティーの鮎はフルーツのような香りでさらりと喉に落ちる。シャリは塩が強めで砂糖少なめのクラッシックスタイル。本手返しで木桶をポンと叩く所作も見ていて楽しい。新子の前の小肌は一枚付で浅めのしっとり食感。大きなサイズで食べ応え満点のパツパツ食感の細魚は締めて供される。好物のエビは水槽から引き上げてその場で湯掻いて供される。

ここからお店の看板の寿司が3種供される。独特のフォルムの煮蛸はこれ以上ないという正確無比な仕事。例えようのない美味しさに黙ってしまう。

続いてしっかりと皮目を焼き込んだ煮穴子も記憶に残る美味しさ。焼き目の一切ない玉子はとても甘くてしょっぱくてお茶との相性もとてもいい。いつもたくさんいただかないんだけどお腹いっぱいで大満足。会計は一人3万円くらい。大阪の名店の一つだと毎回確信する。ごちそうさまでした。。

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お店のHPはこちら

大阪市淀川区西中島1−9−13
クレアシオン新大阪ビル3F
06-6795-9088
12:00~14:00/17:00~21:00
水曜定休

大阪市 新大阪/西中島南方 寿司