粟 ならまち店

ならまちにある大和野菜を使った料理を提供するお店を御紹介いただき、私どもが奈良県の店舗運営でお世話になっている天理在住の超売れっ子フードコーディネーターの先生とともに訪問する。

2015-10-19 18.45.09

築130年の古民家を改装した店内は天井も高く落着いた雰囲気。あちこちにカボチャを中心とした大和野菜をディスプレイしたり収穫の写真や畑で栽培している生産者の写真などを飾り、いい空気感とそれっぽさを醸し出している。お店はテーブル席、屋根裏を改装した階上のたたきの間、いくつかある個室など人数と用途によって案内いただける。

料理は大和野菜と大和肉鶏のコースなど4種類ほどのコースと単品のメニューがある。この日は一番高い「大和野菜と大和牛のフルコース」5000円を予約する。2015-10-19 18.59.24

ビールで乾杯をして突き出しのパプリカの生姜醤油マリネ登場。ぴりっと辛くてビールにぴったり。アルコールは奈良産の地酒や焼酎などがしっかりとラインアップされる。

2015-10-19 19.08.01

そのあと名物の10種ほどの大和伝統野菜を使った料理が小鉢に入った籠盛り登場。

しっかりとした歯触りで味の濃い「大和丸茄子の田楽」「大和牛ローストビーフ」東吉野産の「まつり豆」、「間引き人参」、ガラスの器に入った「汲み上げ湯葉」と「手作り蒟蒻」と「野生のガーキン(イギリスでよく栽培されている胡瓜の一種でピクルスによく使われる。日本の一般的なキュウリよりかなり 固め)」、真ん中の白い器に入った「ラディッシュと隼人芋」など

その横の小鉢に入った黄色い「素麺かぼちゃの甘酢」その横の「白菜とバターナッツ」「大和牛時雨煮」「自家製豆腐と柿の醤油漬け」「マコモ茸のオーブン焼」「大和まなと揚げの炊きあわせ」など。

自身で野菜の栽培もされるフードコーディネイトの先生の解説もいい勉強になる。

2015-10-19 19.06.57

味もさることながら見た目でも十分楽しませてくれる。女性を意識した料理で材料の生の野菜を見せてくれながら一つ一つ丁寧に説明があるのでそれはそれでなかなか物珍しさも手伝って楽しい。接客もとても丁寧で好感が持てる。

2015-10-19 19.32.49

ここで温野菜の炊き合わせが登場。すべて一口大に包丁されたものは小さな宝石箱のよう。中身は薄味に調味されたラグビーボールのような形をしたとても甘いロロンかぼちゃ、椎茸、人参、冬瓜、牛蒡、ひも唐辛子、自家製凍り豆腐、粟餅。これに吉野葛を合わせたとろみのある餡をかけて木のスプーンで頂く趣向。とても優しい加減で野菜のおいしさと相まってかなり上質な逸品である。

2015-10-19 19.46.17

メインディッシュの大和牛の陶板焼き。肉は90gのリブロースとの説明。
ブロック状にカットされた大和牛が5切れと大和野菜を陶板と固形燃料を使って自分で焼く趣向。ソースはポン酢、岩塩、金山寺味噌。大和牛の脂で野菜を焼いていただくといい香りがついてとても美味しい。付け合わせの焼き野菜は小松菜、チンゲン菜、キャベツ、万願寺唐辛子、レッドムーン、マコモダケ、バターナッツ、隼人瓜、赤玉葱など。

2015-10-19 19.49.07

陶板が小さいので焼くのに一苦労。でもこのようにチマチマして焼く所作が女性に受けるのであろう。肉は普通においしい。厚みがあるので食べ応えもあり。

2015-10-19 20.23.34

〆は麦縄つけ麺で吉野葛を練り込んだ太目の素麺。これをぴりっと辛くニンニクの風味を感じる白味噌の入った豆乳汁につけて食す。ふにゃふにゃしてツルツルでとても面白い食感である。

2015-10-19 20.41.12

デザートは酒粕のムース、刀根早生柿、無花果のアソート。素朴で上質で価格もそう高くなく記念日や女性の集まりにぴったりのお店です。生まれて初めて頂く野菜も多く、大変いい勉強させていただきました。お昼はもう少しお手頃なコースもあり。

奈良県奈良市勝南院1番地
TEL0742-24-5699
定休日:火曜日
11:30-15:00(最終入店13:30)
17:30-22:00

粟 ならまち店郷土料理(その他) / 近鉄奈良駅京終駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 奈良県

いこまふれあいセンターレストラン

土曜日は早朝に生駒山麓公園の灯籠ゲートからぬかた園地、なるかわ園地を経由してみずのみ園地のゲートを折り返す生駒縦走道の往復コースを走る。片道14.7キロ、往復で29.4キロ。大阪のランナーの間で夏場の走り込みコースとして秘かに広まり、私の師匠が「生駒ボルダー」と命名。そのスタート地点にある施設で風呂に入ってレストランで食事。

元々はセルフのレストランだったけどリニューアルされて4月11日にオープンと言っていた。社会福祉法人青葉仁会運営のカフェレストランで名前はまだないらしい

「チリコンカンライス」1000円を所望。公共施設のレストランでうどんや蕎麦や丼から脱却しようとしているのは素晴しいがメニューの平均単価が1000円越えは厳しいかも知れない・・・

「チリコンカンライス」はアメリカテキサスの郷土料理。炒めたひき肉と玉ねぎにトマト、チリパウダー、湯がいた豆いろいろを加えて煮込んだもので最後にとろみをつける。バーベキューソース味や、シナモン、コーヒー、醤油などいろんな隠し味も出来て楽しい。簡単につくれるので大量に作って冷凍しておけばいろいろ便利。

2015-07-26 11.33.28

 

野菜たっぷりで身体にもよさそう。黒胡椒の効いたドレッシングを野菜にかけてご飯とソースをかき回していただく。ポーチドエッグも一緒にかき混ぜると味わいがより複雑で食べ飽きない。ビールが欲しくなる味でかなりのお気に入り。。。

これを目当てに来週もまた走りに行きますね・・・・

その他料理カフェレストラン 奈良県

奈良の里山料理 ほうらんや 6月

ラン友3人で私どもが経営する橿原の表記のお店を訪問。こちらのお店は万葉ホールという公共施設の5階という悪立地。でもランチタイムはいつも満席となる。この日も150名近くのお客様がお昼に来店されたと店長から報告を受ける。担当料理長を中心に近くにある医大の学生アルバイトの方々が大活躍。

店の主力商品は地元産の大和牛とヤマトポークを使用したハンバーグ。お昼は和食職人のつくる手作り豆腐の入ったお弁当が大人気。この日は新商品の夜メニューを試食。

2015-06-13 19.27.57

ビールで乾杯して突き出しは地元産の「ヤマトポークのローストポーク980円」を醤油をベースにしたタレでマリネをして低温でじっくりと焼き上げたもの。こちらのレストランは地産地消を目指し出来るだけ地元の食材を使用している。代表的な奈良県産豚肉の「ヤマトポーク」は、奈良県が定めた数少ない県指定生産農場で飼料・飼育日数・飼育方法など厳しい基準の元、豊かな自然環境の中で飼育されたもの。肉の中に上質な脂を適度に含んだジューシーな味わいが特徴。塩と辛子だけで充分美味しい。

2015-06-13 19.31.35

里山の唐揚げ480円。これは地元産の大和肉鶏を使用したいところであるが価格が高過ぎて普通の国産ブロイラーを使用。しかしながら低温でしっかりと漬け込んでいるので香ばしくてジューシーで普通以上に美味しい。

2015-06-13 19.31.30

「みんなで食べる里山サラダ680円」はビックサイズ。地元産の季節野菜をたっぷりと盛り合わせたものでブロッコリーやさつま芋、スナップエンドウは湯がいてから出汁に漬け込んでいるという念の入れよう。

2015-06-13 19.41.49

この夏一押しの「特選厚切り丸ごと贅沢ステーキ4480円」500gの大ボリュームで商社から直接買い付ける厳選した豪州産の長期肥育の和牛を使用。

本当は地元のブランド牛の大和牛を使用したいところであるが価格が見合わないことと個体差があり状態のいいときとよくないときがあるのでコストパフォーマンスも鑑みてこちらの肉を使用。

2015-06-13 19.43.17

熱された鉄板の上にのせられて提供。見ただけど美味しいことがわかる。大きな塊を大きなナイフでカットしてさっぱりとしたポン酢かニンニクを効かせたネギ塩醤油で食す。

オリーブオイルや岩塩も用意しているのでいろいろな食べ方を試していただくと決して食べ飽きない。

脂肪が少なくジューシーな肉質のステーキはリーズナブルなワインと一緒に頂くといくらでも食することが出来る。3人でシェアしたらひとり1500円くらいなのでとってもお得。野菜はすべて地元産。特にこの時期の丸茄子のおいしさは突き抜けている。。家族連れやグループでワイワイやるにはぴったりのお店です。

奈良県橿原市小房町11番5号
かしはら万葉ホール5F

詳しくはこちら http://www.houranya.jp/index.html

その他料理和食 奈良県