讃真(さぬま )【大阪市 東天下茶屋】 【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記の焼き鳥店を友人と訪問。谷町筋、国道13号線(阿倍野筋)を天王寺から堺の方に向い、昭和町駅と岸里駅を結ぶ松虫通りを越え、さらに信号を一つ越えて左手に入った所に位置する。隣に老舗のすし豊がある。

電車では阪堺電軌上町線の東天下茶屋駅から徒歩3分。お店の看板が2つあって入口も2つある。初めての客は面食らうことが多い。中でつながっているお店は2店舗が一軒のお店になっており、向かって左が大将、右が若いイケメン店員さんが切り盛りする。

常連は左側の大将の方に行くので初めての場合は右側から入るのがオススメ。今回はテーブル席のある右側でいただく。

オススメの「とりの盛り合せ¥780」(写真は2人前)がおすすめ。圧巻のボリュームではモモ、せせり、軟骨、ヒザ軟骨、ズリ、心臓、つくね、肝、背きも、皮2種類、三角、手羽先、手羽元、ささみなど10種以上の部位とキャベツ、茄子、シメジなどの野菜も山のように盛り込まれる。

それらを炭火で焼いて醤油、塩、ポン酢、一味、黒胡椒、山椒などをつけて好きなように食べる。あっさりしているのでいくらでも食べ続けることができる。部位ごとの味わいの異なりを楽しみながら焼酎と一緒に暴食してしまう。

締めは名物のコシのある細うどん。こちらのお店ではマストメニュー。釜揚げやカレー、月見、刻み、昆布などラインアップは色々。今回はざる480円を所望する。お腹がはちきれそうになりながら店を出る。

大阪市阿倍野区王子町2-17-28
06-6621-1969
18:00〜翌3:00 月火休み

過去の讃真はこちら

大阪市 東天下茶屋大阪市 松虫 やきとり

オカモト【大阪市 東天下茶屋】 【大阪市 松虫】 【大阪市 聖天坂】

阿倍野の表記のビストロに友人と訪問。松虫通沿いの住宅街にひっそりと佇む。

上町線の東天下茶屋駅から徒歩7分。瀟洒なファザードの入り口を開けるとカウンターとテーブル席がいくつかある。鉢巻をした大柄のマスターが一人で切り盛り。料理はすべてアラカルト。

まずはたくさんある中から好きなものを選ぶ前菜盛り合わせ5種2400円。今回は生ハム、玉ねぎのキッシュ、ウニとトマトのムース、エビのタルタル、カンパチの厚切りカルパッチョをチョイス。写真ではわかりにくいけど驚くボリューム。骨太の料理とはまさにこのこと。店主おすすめのスパークリングと一緒に味わう。。。

赤ワインはシラーの重ためのもの。

まずは出来立てのメイン料理の付け合わせ。ローストした巨大玉ねぎの上には牛肉の脂身が載っていて一緒にいただく。

メインは和牛イチボ肉のロースト。推定800gくらいの切りつけ。滑らかでしっとりした食感は火入れの妙。パンチのある盛り付けに感激。。ボリューム満点で大満足。

ワインが残ったのでチーズ盛り合わせ1600円。。。。お腹いっぱいで店を出る。。ご馳走様でした。。

前回のオカモトはこちら

大阪市阿倍野区松虫通3丁目6-7
06-6115-6267
営業時間ランチ 12:00~13:00
ディナー17:30~21:00
定休日火曜日・祝日

オカモトフレンチ / 東天下茶屋駅北天下茶屋駅松虫駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 東天下茶屋大阪市 松虫大阪市 聖天坂 フレンチ

すし豊 4月【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野に散髪に行った帰りに表記の店を訪問。東天下茶屋駅から徒歩3分。昭和の香りのする外観と店内はカウンター8席と小上がり2卓。ご主人とご子息、奥さんの絵に描いたような家族経営。20年以上通っている大阪では元祖江戸前寿司を提供するお気に入りのお店。

こちらのお店でしか食べることができない和歌山産の熱々のもずく。真っ黒なもずくを2秒くらい加熱するとびっくりするくらいの綺麗な緑色になる。うずら卵の入った特製の出汁で蕎麦のようにしていただく。いただいた後は熱々の鱧の出汁をつけ汁と合わせて蕎麦湯のようにしていただくという趣向。シャリシャリした食感と磯の香、生山葵の辛味がとてもいい。

この時期だけの筍の蒸し焼き。普段は福岡県の合馬の筍を使うけどこの日は泉南産。頃合いのサイズのものを皮付きのまま時間をかけて直火で丸のままじっくりと火入れする。ホクホクに焼けた筍を上顎でこそぎとるようにしていただく。添えられた味噌をつけると味が変わって楽しい。

水槽で泳ぐ琵琶湖産の本モロコを塩を入れた氷水で活締めしてからカウンター内の炭火で30分くらいじっくりと焼き込む。小さなコンロで熱いまま提供される。

食べる前にご主人から食べ方の指南が入る。最初は唐揚げ状態になった頭だけをかじって日本酒を口に流し込む。続いて頭をかじって空洞ができ冷めて食べ易くなったお腹の部分を頂いて最後によく動いているので一番美味しいと言われる尻尾を食べる。三杯酢をつけて頂くんだけど日本酒が進みまくる佳品。

寿司の扉はいつものように塩で供される大阪湾のハリイカから。パリッとした食感がとてもいい。続いてヒラメの縁側。自家製の玉子。一枚付のコハダと続く。

続いてしっかりと火入れされたハマグリ、江戸前の仕事の軽く炙ったヤリイカの印籠詰。白子と卵の味を楽しむことができる。

口の中で溶けちゃうよ〜」と言いながら提供される泉州産の穴子(写真撮り忘れ)は熱々のふわふわでスフレ状態。「提供されて15秒以内で全部食べてね〜」とのこと。

ヒラマサの蕪包みは味の3段ロケットと呼ばれる。最初に魚の旨味、続いてかぶらのあっさりした酸味、最後に唐辛子の辛味を楽しむという趣向。大阪湾のシラサエビ、湯がきたてのカイワレ大根、鯛の昆布しめ、カンパチの炙りと続く。

ご主人おすすめの久美浜産の大きな牡蠣の天ぷらは貝を剥く作業から。新鮮で大きくてよく肥えた牡蠣を揚げるため嫌な癖はまったくない。とても熱いのと部位によって味わいが異なるので小さな口で10回くらいに分けていただくのがオススメとの事。

お酒が余ったのでカラスミを所望する。冷蔵庫で作られる自家製のカラスミは手前から鮎、ボラ、ヒラメ。。どんな魚でも卵を持っているものはカラスミにする。。

最後の漬物もとても美味しい。大根の皮は千切りにして塩をして昆布と和えて提供する時ごま油で香りづけをする。

こちらのお店のご主人は東京生まれで東京銀座の名店「新富寿司」で修行。しかしながらお店が厳しすぎて1970年、大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で少し修行をして自分でこの店を出したと言う話もかれこれ25回は聞いている。名前は安田豊次、だから「すし豊」。いいお店です・・・

過去のすし豊はこちら

阪市阿倍野区王子町2−17−29
06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

大阪市 東天下茶屋 寿司