東天下茶屋

てんぐ

地元の後輩と王子神社横にある表記の店を訪問する。自転車を停めてる間に名物の大女将が出てきて自転車を停めるのを手伝ってくれる。「予約してます?」と聞かれ「してない」と答えると「大丈夫〜、どうぞ入って頂戴、すぐ片付けるからね〜」と対応。いきなり超親切な対応に心を掴まれる。

店に入ると床下から衣裳ボックスを取り出してきて煙の匂いがつくから上着をいれてくれとの事。上着を脱ぐのも手伝ってくれてエプロンもつけてくれる親切さに脱帽。

お店はカウンターと座敷で10人ちょっとくらいが座れる。昔ながらの天井の高い、昭和の焼肉屋って感じで。店内は煙モクモク状態。手書きのお品書きも年季が入る。完全なる家族経営なのでそれぞれの役割分担を観察するととても面白い。

ご主人も若女将さんも愛想が良くて普通の人の2倍のスピードで動く。目配り気配りも凄くてコンシェルジュ焼肉店みたいな感じ。いつもお客を誉めまくるのが面白い。。

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塩タンは形が不揃いなのが面白い。いつもどうしてなのか不思議・・・値段は店構えにしたら高めかな。目の前に炭の入った七輪を置いて丁寧に焼くと美味しさが増す気がするのは不思議。

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名物のハラミと上ミノとアカセン。普通に美味しい。生姜の効いた秘伝のタレが名物。。店のご主人の丁寧なトークも面白い。アットホームな雰囲気が何とも言えないな。

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最後に厚切りロースを頂いて卵スープ1人前をシェアして〆。帰りも大女将さんが服に匂いがついていないか気遣ってくれながらお見送り。

大阪市阿倍野区阿倍野元町13-5
06-6622-3485
営業時間17:00〜翌0:30
定休日水曜

炭火焼肉 てんぐ焼肉 / 東天下茶屋駅北畠駅松虫駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 北畠, 東天下茶屋, 焼肉 |

影武者 1月

最近昼はラーメンばかり食べているような気がするがここ数年私が一番美味しい・・・というか自分の口に合うと思ったラーメン店。普段は年齢のせいかラーメンってあんまり食す習慣がないんだけど前開訪問してからもう数度一人でわざわざラーメン目当てに時間を作る。この日は私どもの社員君と一緒に訪問。お店はカウンター8席のみ。店主と女性の2人で切り盛り。

当然この日も満席。前回は醤油ラーメンだったけど今回は店主オススメの塩ラーメンを所望する。

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まずベースは鶏であろうかしっかりとしたコクといくつかの鯖節などのいくつかの節を使った魚介の香りがとてもいいバランスでしっかりと深みを出している。鶏だけではここまでしっかりしたコクが出ないと思うのでひょっとして豚骨が少し入っているかもしれない。香味油もとてもいい。塩ダレもいくつかの塩をブレンドしたものに貝の風味が感じるので帆立かなにかのエキスが入っているのであろう。多分化学は入っていないと思う。

焦がし玉ねぎと柚皮が味にアクセントを更に付ける。。コクがあるのに嫋やかでとても完成度の高いスープである。麺はやや細のストレート。加水は普通でプリプリしてモッチリしてしっかりとした噛み応えがある。旨味たっぷりスープに相性抜群。

特筆すべきは中に入る厚切りのチャーシューでよく世間にあるような柔らかいだけのものではなくしっかりとした食感がある。多分肩ロースを醤油漬けにしたものを低温調理でレアに仕上げたものと思う。味付け、塩加減、風味,肉の旨味、食感どれをとってもかなりのレベルの高さを感じる。久しぶりに旨いと思った・・・メンマも上質・・ここのラーメンは中毒になりそうだな。。

前回の影武者(醤油ラーメン)はこちら

大阪市阿倍野区阿倍野元町4−3
電話、06−6624−5488

営業時間
11:30~14:00
18:30~21:00

影武者ラーメン / 東天下茶屋駅松虫駅昭和町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 東天下茶屋, 松虫, 麺料理 |

影武者

アベノハルカスを南に下り松虫交差点の南西角にある新進気鋭のラーメン店。周りの友人の評判もよく近くの酒屋さんにワインを買いにいった帰りに初めて訪問する。11:30開店なんだけどその時間帯にはすでに数人が並ぶ。

お店はL型のカウンターに8席のみ。店主と女性の方2人できりもりする。

メニューは

■らーめん■
・塩らーめん 750円
・醤油らーめん 750円

■ランチメニュー■
・Aセット(ごはん付) +80円
・Bセット(小ちゃーしゅう丼) +230円

■セットメニュー■
・からあげセット(からあげ3個、ごはん) +380円

■トッピング■
・麺大盛(1.5玉) 100円
・味玉 100円
・めんま 100円

■一品■
・ごはん 180円
・ごはん大 230円
・ちゃーしゅう丼 430円
・からあげ(5個) 480円

醤油ラーメンの唐揚げセットを所望する。レードルでかなり正確に分量をはかる。醤油もきちんとはかる。作業がかなり丁寧。こんなに丁寧に作るラーメンは未だ見たことがない。

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ほどなくして注文した醤油らーめんが登場する。白髪ねぎ、糸唐辛子がトッピングされたかなり美しいビジュアル。細切りのメンマとサラダ水菜が添えられていて肩ロースと思われる厚切りのチャーシューが2枚。スープはオイリーな感じの淡い黒色でなかなか渋い面構え。

まずは一口スープをいただく。その瞬間後ろに倒れそうになった・・・・かなり深くて複雑で繊細な・・・ここまでよく作り上げたと感心するできばえである。口当たりが甘いというかとてもマイルドでたぶんいくつかの醤油をブレンドして熟成させた丸みが前に出る。普段はあまりラーメンを食す習慣がないが舌の上でこのスープを因数分解してみる。

まずベースは鶏であろうか、しっかりとコクを感じる。豚骨か豚足の厚みと旨味もしっかりと感じる。さらに旨味の塊である最近トレンドの鶏節を使用していると思うのだが凝縮された鶏の香りというか旨味も感じる。これを使うことでスープに深みとパンチを感じる。魚介のコクは鯖節、鰹節、秋刀魚節、鮪節のいくつかのものをブレンドしているのであろう。醤油に負けない風味をしっかりと感じる。

鰹節を大量に使うと感じる独特のいやな酸味も全くない。またほのかに貝の味もするので塩ダレかどこかに入れているのであろう。しかしこの部分はわかんない。化学調味料は使っていないとすると間違いなく鶏節でグルタミン酸を補っているのだと思う。普通はこれだけ様々な食材を使ってスープを作ると味が何がなんだかわからなくなるのが常であるがしっかりと論理的にバランスを計算されているために高いレベルで味がまとまる。

またいろいろな乳化した食材の脂やアクや匂いをとるために掃湯(サオタン)されているのにもビックリした。目の前にスープのずんどうがあったので覗いてみたら鶏のひき肉のようなものでされていた。洋食では卵白を使ってすることが多いが中華料理ではひき肉を使う。しかしここまでするラーメン店は滅多にない。

焦がし玉ねぎと柚皮が味にアクセントを更に付ける。。味の層が何重にも重なりあって上に上に上がってくる。。かなり完成度が高いスープなんだけど途中で店主が私に「スープどうですか。今試行錯誤しているところなんです・・・」と尋ねてくる。。もっと美味しくしようもっと味を高めようとする求道者のような若き店主に尊敬の念を覚える。

麺はやや細のストレート。加水は普通でプリプリしてモッチリしてしっかりとした噛み応えがある。旨味たっぷりスープに相性抜群。

特筆すべきは中に入る厚切りのチャーシューでよく世間にあるような柔らかいだけのものではなくしっかりとした食感がある。多分肩ロースを醤油漬けにしたものを低温調理で仕上げたものと思う。味付け、塩加減、風味どれをとってもかなりのレベルの高さを感じる。久しぶりに旨いと思った・・・

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からあげセットは+380円で「からあげ3個」と「ごはん」が付くんだけど思ったよりも唐揚げが大きい。しっかりと味も付けられていてジューシーで美味しいんだけど今度はラーメンだけ集中していただきにくる予定なり。

大阪市阿倍野区阿倍野元町4−3
06−6624−5488
営業時間11:30~14:00
18:30~21:00
※スープ切れ次第終了
定休日:月曜日
※祝日の場合は翌日


カテゴリー 東天下茶屋, 松虫, 麺料理 |