カテゴリー:近畿地区

しおさい市場

休みの日に兵庫県の坂越にある表記の牡蠣小屋を友人と訪問。大阪駅から新快速で80分。駅からタクシーで10分の場所に位置する。牡蠣の名産地は日生、赤穂、相生、的矢など関西圏にたくさんあるけど坂越の牡蠣が一番美味しいと良く言われる。個人的にも大好で毎年訪問する。

坂越の牡蠣は千種川や揖保川から森の栄養分が流れ込む養殖にとてもいい自然条件で通常2~3年かかる養殖期間が約1年で成長するもので焼いても縮まない牡蠣として知られる。

同じ敷地内に「どうらく」という焼き牡蠣以外の料理も提供する店もある。こちらもいつも満席なんだけど私はオープンドアの焼き牡蠣のみの方をいつも利用する。土日は予約ができないので早い時間に訪問することをお勧めする。料金は70分食べ放題で税込3000円。アルコール以外はなんでも持ち込みOKなので毎回調味料や薬味を色々と持参する。この日はカットレモン、タルタルソース、オリーブオイル、七味唐辛子、ポン酢などを持参。。

ドリンクをオーダーして牡蠣をバケツの入れて早速焼きまくる。牡蠣から蒸気が出てしばらくしたら食べごろで専用のナイフでこじ開けていただく。途中で殻が爆発するものもあって客席のあちこちで大きな笑いと悲鳴が聞こえる。

何もつけなくても美味しいし薬味をつけると味変で幾つでも食べることができる。この日は35個くらいいただいた。過去の最高記録は50個。。お酒も進みまくる。。。お腹いっぱいで店を出て海岸沿いを散歩して帰る。途中名跡の寺や神社を観たり手作りケーキのカフェに寄ったりして駅に向かう。。何度来てもいい場所です。。

過去のしおさい市場はこちら

兵庫県赤穂市坂越290-7
0791-46-8600
営業時間 10:00~14:30(受付終了14:00)
定休日 冬期は無休

 

その他料理 兵庫県

つる由 水乃江 下御門店

奈良の表記の和食店をランチタイムに訪問。近鉄奈良駅から「もちいど」のセンター街を南下して下御門商店街の郵便局の隣。日本料理店のミシュラン店「つる由」さんの支店で宴席向けの貸切が出来るお店。

食材や献立は「つる由」と全く同じと言っておられた。

水を打った踏み石を抜けると玄関があり着物姿の女性スタッフさんがお出迎え。この日は地酒も含むフリードリンク込み11000円のコースを所望。

先付は的鯛の昆布〆からスタート。しっかり昆布の味が染み込んでかなり美味しい。炒り酒で供されるのもつる由ならでは。

続いて葛粉と鱈白子を使った白子豆腐。底には胡麻クリームが忍ばされていてとても円やかな味わい。

柿を使った白和え。。さっぱりした塩梅でお酒が進みまくる。

蛸の柔らか煮は安定の美味しさ。器も京焼や作家物を中心にセンスのいいものばかり。

大振りの煮物椀はふわふわに仕上げた真薯と白舞茸。。出汁の淡味に感動。。かなりいい昆布を使用していると推察。

筒茶碗に盛り付けられた刺身は天然鯛、剣先烏賊、甘海老。。

口直しの海蘊もさっぱりした味わい。

旬の真魚鰹の幽庵焼き。。全ての料理のポーションは小さめだけど品数が多いのでお酒が進みまくる。。

茄子と海老芋の炊き合わせ。。しんみりとしたいい味付け。。

クエの酒蒸しはチリ酢にて供される。。

蓮根まんじゅうは最近は居酒屋を始めいろんなところで提供されているけど本来は加賀料理。こちらのものはさっぱりと仕上げられている。

かなり大きなクエの頭を焼き込んだもののプレゼンテーション。

目玉がご馳走。。

クエの頭の身を使った炊き込みご飯。。香ばしく、いい出汁も出てとても美味しい。帰りに残ったご飯を土産にしていただく。。

水羊羹と薄茶でフィニッシュ。どの料理も手を抜かず茶味溢れたものばかり。スタッフさんの接遇も稀に見る丁寧且つフレンドリーな感じ。。さすがの名店と敬服致しました。

奈良県奈良市下御門町35

水乃江 しもみかど店日本料理 / 近鉄奈良駅奈良駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 奈良県

いわや

休日に丹波篠山に食材の視察と陶器を見に行った帰りに表記の店を訪問。

篠山では料亭の近又と並ぶ猪鍋の有名繁盛店。篠山の街から車で20分くらいの田んぼと畑しかない農道を通って店に向かう。松茸も有名だけどこの日は入荷なしとのこと。

茅葺屋根のお店の入口には先客萬来の木札と大きな猪の剥製が鎮座。店内にもいくつかの猪の剥製が飾られる。大小の囲炉裏のある板の間の大広間が客席でほとんどの客がこの時期ならではの「ぼたん鍋5400円」を注文されていた。

ビールとともに突き出しの篠山名産の黒豆の枝豆が提供される。栗とともに篠山の秋の名産となっている。猪肉(写真は2人前)は子供を産んでいない3歳のメス猪を一頭買いして提供とのこと。同じ猪でも個体差があって仕入れで味わいが大きく変わると言っていた。

シニアの配膳スタッフさんのいう通りに最初に猪肉を全て味噌鍋へ投入する。続いて山芋や大根等の根菜類を投入。ひと煮立ちしてからは葉野菜や葱等を投入して、更にひと煮立ちすればいただけるとのこと。

数種類の味噌を合わせた出汁は全くアクが出ず、煮詰めても辛くならないのが不思議。
あっさりした味噌出汁と旨みたっぷりの脂身を纏った猪肉との相性が抜群。猪肉は噛み応えもあって脂身も全くしつこさを感じない。。当然のことながらイメージする嫌な癖や臭みは全くない。カロリーも牛肉の半分くらいでビタミンBが豊富で高タンパク低カロリーとのこと。

猪肉以外でも手作り感のある適度な噛みごたえのこんにゃく、黒豆豆腐、地元特産品の山芋、白菜、大根をはじめとする野菜の美味しさは特筆もの。
オプションでアマゴ塩焼き600円を所望。串刺しにされたピクピクと動くアマゴを囲炉裏で焼き上げる。片面20分ずつ炭火で焼き上げると骨までいただける。

最後は自分の田んぼで作るコシヒカリを使ったご飯。丹波産のコシヒカリはブランド米で価格もトップレベル。お鍋の中に生卵を入れ2分くらい煮立てて半熟になったところを白いご飯の上にONする。猪肉と野菜のエキスが染み出た味噌味の黄身ご飯は驚くくらい美味しい。春は地元でとれる山菜鍋がお勧めとのこと。

過去のいわやはこちら

兵庫県篠山市火打岩495-1
079-552-0702
営業時間 11:00~20:00
定休日 4月~9月(毎週木曜日)10月~3月(無休)

兵庫県