近畿地区

うぶすなの郷

平日の午後に奈良にある表記の宿泊施設内にあるレストランで会食。法隆寺駅からタクシーで5分。第1回の人間国宝に認定された近代陶芸の巨匠と言われる富本憲吉の生家をリノベーションした敷地面積800坪のお屋敷。

館内には自作の青磁や白磁、染め付けのほか、色絵金銀彩など故郷の風景や草花をモチーフにしたデザインの作品が飾られる。

建物は大和川北岸では典型的な環濠屋敷で、屋敷の周囲には濠がめぐらされていて金魚が放されている。
今回は多人数で訪問したので22人が入る個室で食事をいただく。ランチは1:00~と 13:00~ の2部制で3日前までの完全予約制とのこと。値段は3,300円(税込)からで予算に合わせていただけるらしい。今回は税込9000円の会席料理をいただく。

座付きは長芋を使った養老豆腐から。トンブリといくら醤油漬け、菊菜を使ったソースが掛けられる。続いての煮物椀はかぶらの摺流し仕立て。椀種は蟹真薯、奈良産の紫色のとうもろこしなどが盛り込まれる。刺身は鯛、鰹、甲烏賊など。

卓上コンロで温める宇陀市の山奥で飼育されている赤牛のブリスケを使った柳川鍋と続く。

八寸は湯掻いた長葱を乗せた鰆味噌漬け、柔らかく炊いた子持ち鮎など。海老あられ揚げ、かき揚げ。食事はじゃこご飯。デザートは豆乳餅にかぼちゃのソースをかけたもの。

ごちそうさまでした。

奈良県生駒郡安堵町東安堵1442
火曜日定休

和食 奈良県

ラーメン矢 ロックンビリーS1

尼崎の表記の有名ラーメン店を夜に一人で訪問。JR塚口駅からは南西に徒歩8分ほど。店の横に駐車場8台分あり。ランチタイムはいつも長蛇の列。リーゼントで紫のスカジャンを着た私と同年代くらいの店主さんは矢沢永吉リスペクトで店名の「矢」も矢沢のオマージュと思われる。「S1」はスーパーワンと読むらしい。

静かな店内は色々と店のハウスルールが張り出されており「私語禁止」「厨房の撮影禁止」「ラーメンが出るまでは席を立っては行けない」などが書かれている。

メニューはラーメンが醤油、塩、味噌、つけ麺となっている。今回は6年連続日本一になった「尼ロック」という名称の醤油ラーメンを所望する。

オープンキッチンでラーメンを作る姿はかなり真剣で無言で一杯ずつ丁寧に作られる。スープを注いだ後、客が手に取りやすいように丼を氷で冷やしているのにびっくり。

美しく妖艶な表情を見せる黄金色のスープはかなりオイリー。しっかりと抽出した鶏ガラ出汁と香ばしさが前に出た醤油を合わせたもの。鶏油のせいか旨味が強烈。生姜の風味もあって脂っこさが中和されている。ただ喉越しは良くて淡麗な軽い味わいとなっている。

大判チャーシューは薄い味付けでスープの邪魔をしない控えめな味わい。柔らかい穂先メンマはスープにしっかりとなじんでかなり美味しい。

コシのある麺は中細ストレート麺でやや低加水で喉越しもいい。鶏油との絡みも良くてスープとよく馴染んでいる。食感の異なる2種類のネギにもびっくり。ここまで細かく計算されて繊細なラーメンをいただくのは初めて。とても美味しくいただきました。

尼崎市南塚口町3-29-13
11:00-14:00、18:00-21:00
定休日:月曜日(毎月1回、火曜日と連休あり)

麺料理ラーメン 兵庫県

スンドゥブチゲタン

尼崎のスンドゥブチゲ専門店を訪問。阪神尼崎駅近くの国道2号線沿いに位置する。赤いテントの看板が目印ですぐ隣にコインパーキングあり。

普段は韓国料理を食べる習慣はないんだけど友人の勧めで夜に一人で伺う。純豆腐のスンドゥブチゲのセットは昼も夜も1500円の均一価格。具材を豚、野菜、キノコ、海鮮、ホルモン等、11種類の食材からチョイス。その後で辛さも選択する仕組み。

今回は「海鮮スンドゥブチゲセット」の辛さ「普通」を所望する。

最初にナムルやキムチなどの4種類のパンチャン(副菜)が供される。

しばらくすると石鍋でグツグツ煮込まれたスンドゥブが登場。熱いうちに生卵を割り入れてかき混ぜて食べるようスタッフさんに指示いただく。一見辛そうだけど生卵のせいか意外とマイルドな味わいで煮干しや昆布、ニンニクの風味とコク、海鮮や野菜から出るエキスが渾然一体となってかなり美味しい。海鮮の具材は柔らかい純豆腐と白葱、牡蠣、いか、アサリ、渡り蟹など。

ご飯は石釜炊きで柔らかい煮えばなを持ってきてくれる。見た目も艶々でとても美味しい。チゲ鍋との相性抜群。

最後に釜に残ったご飯に湯を注いでお粥を作ってくれる。優しい味わいで胃がホッとする感じ。女性の一人客も多くてかなり良いお店です。近いうちに再訪予定。

尼崎市東難波町5-16-28
06-7651-0003
水曜日定休

兵庫県