焼肉ちょうしゅう【大阪市 難波】

宗右衛門町と三津寺筋の間の千年町筋の路地に小さく佇む超繁盛焼肉店。1階カウンター6席と2階掘りごたつ式の座敷10席のみ。今回は2回を貸し切りにしていただいて会食。場所がかなり分かりにくくて船越商店渉の真ん前。

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生センマイはとても柔らかい。鮮度と丁寧な下処理が秀逸。

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ユッケ風肉のタタキは和牛のウチヒラを使用。柔らかくて甘くて美味しい。

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仕入れ価格が高沸中の和牛タンの根元はかなり美味しい。価格はすべて良心設定。

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厚切りの赤身肉のガーリック焼き1300円。食べ応えも満点。マッコリと一緒にいただくとうっとりするような美味しさ。こちらのお店は石垣島に本店があり現地で仕入れる石垣牛を大阪に空輸して使用。

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脂乗りまくりの上カルビ1200円。良心的な値付けにビックリ。

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石垣牛のハラミ1080円。国産ハラミも絶対数が不足しておりなかなか仕入れることが出来ないとよく聞き及ぶ。しかしこちらのお店なら大丈夫。内臓肉独特の風味と旨みを感じることが出来るマスト商品。

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和牛のミノ480円とシマ腸480円はレモンと青唐辛子でいただく。鮮度がいいのとあっさり食すことが出来るのででいくらでも食することが出来る。塩でホルモンをいただくことはよくあるけどレモンと唐辛子の組み合わせは初めて。

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ツラミ480円も鮮度抜群で旨みも強くかなり上質であることは一口いただけば判る。この他にも名物のはみ出しロース2480円や巨大な黒毛和牛1本タン1880円が大人気で遅い時間に行くと売り切れ必至。こちらのお店のよさは肉の写真を見れば一目瞭然。小さい店だから予約必須。

大阪市中央区宗右衛門町1-21
06-6214-4129
18:00~翌3:00(L.O2:30)

焼肉ちょうしゅう焼肉 / 日本橋駅近鉄日本橋駅長堀橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 焼肉

キャトルラパン【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の新ダイビルに昨年夏に移転した表記の店を訪問。超人気店でなかなか予約が取れないらしく、最近店舗拡大中の飲食店経営の友人にリザーブいただく。

店内はオープンキッチンを囲む大きなL字のカウンター席とテーブル席で20人位のキャパシティ。厨房は御主人とアシスタントの男性と女性がそれぞれ1名づつ。料理はほぼご主人一人で作られる。常連客とも楽しげにしゃべりながらの仕事ぶりは好感が持てる。

今回はカウンターの一番奥の席で客席と厨房を眺めながら食事を楽しむ。最初に生ビールをいただく。3500円と5000円のコースがありこの日は奮発して5000円でお願いする。

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最初の前菜は大皿で提供される。アルゼンチン産の赤海老の刺身をオリーブマリネしたもの、パテドカンパーニュはかなり秀逸。カボチャのババロアはビジュアルが美しい。ひっさげのカルパッチョはピリ辛のスパイシーソース。ムール貝は普通。和牛のカルパッチョは旨みが強く予想以上の美味しさに感激。クラッカーが添えられたクリームチーズ。
ワインの値付けも3000円から4000円のものばかり。シャルドネと一緒にたくさんの種類の前菜を楽しむ。

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大きなココットに入った甘エビのビスク。甲殻エキスの風味と香りが濃厚で浮かべたクリームとの相性もいい。量もたっぷりで食べ応えも満点。

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魚料理は伝助穴子のポアレに帆立貝と活鮑をあしらって濃厚なブールブランソースにとんぶりをあわせたもの。ポーションも大きくて食べ応えあり。ビネガーの酸味が白ワインにぴったり。

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肉料理は宮崎産のひうち肉にフォワグラのソテーを乗せたもの。カシスのソースもよくできている。下に敷かれているのがカボチャのピューレ。
ここまでですでに腹パン状態。

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デザートのプレートはチョコケーキとトマトとマンゴーの冷たいムースとフルーツ盛り合わせ。最後まで美味しく頂きました。
北新地のど真ん中の綺麗なビルでこの価格は滅多にない。かなりのコスパにビックリ。

北区堂島浜1-2-1 新ダイビル2階

キャトルラパンフレンチ / 大江橋駅北新地駅渡辺橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 梅田/JR大阪 フレンチ

堕天使かっき〜【大阪市 東天下茶屋】

地元の友人に紹介いただき表記の店を訪問。

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スパイスカレーの店なんだけど本職はミュージシャンで夜は阿倍野にあるお店、昼はこちらの王子町のスナックを間借りしての営業を続けられている。

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上町線の東天下茶屋駅徒歩5分。すし豊さんの東50mにある。近くまで来たらカレーの香りがするのですぐに判る。店の名前と同様に店構えもパンチがある。普通の人は多分入れない・・・と思いきや店を覗くと満席でした。お店は5席だけでカウンタ−の向こうでかっき〜と呼ばれるご主人がカレーを作る。

メニューは看板メニューの「鯛出汁と鶏キーマ2層カレー」と月替わりカレーの2種。この日の月替わりは「豚肉のキーマとクリームチーズ」。これに鯛の肝や鶏のせせり、ハートなどをトッピング出来るようになっている。

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この日は鯛出汁と鶏キーマ2層カレーをデフォルトでいただく。客層は地元の年配の方が中心。高齢者がスパイスカレーを食べている姿がどういうわけか嬉しい。出て来たカレーは真ん中にチキンスープと昆布の味がするかやくご飯に鶏そぼろがかけられてその周りに透明のしゃばしゃばしたカレールーがかかるという摩訶不思議なビジュアルにビックリ。

一口いただくと鯛の旨みがしっかりとスープに出ている。野菜の旨みも感じられるが甘ったるさは全くなくスパイスがじんわりと後から効いてくる。魚臭さは全く感じない。ドライタイプの鶏のキーマもあっさりしているなかに山椒のような辛さとカルダモンやコリアンダー、クロブの香りに包まれる。混ぜていただくと香りと味が渾然一体となり味に深みが出て食べ止まらなくなる。途中で酢橘を絞っていただくと味わいが変わって楽しい。ご飯やルーに入っている魚介の出汁と醤油がそれぞれの素材をクロスオーバーさせる触媒となっていると推察される。鯛出汁と鶏肉なので重たくもなく後味も軽いのでシニアの方でも美味しくいただけるのであろう。小麦粉も使用していないので膨満感が全くない。

今までのスパイスカレーのイメージが一変してしまうまさに目からうろこのカレーである。胡瓜にワサビとアボガドが添えられてメロンのような味がするピクルスやセンスのいい日本の作家の皿を使用しているこだわりも判る人にはたまらないと思う。時代の流れのスピードを感じさせるこちらのお店はいろいろな意味で業界のニュージェネレーションと確信する。(堕天使とは天界を追放され悪魔になった天使・・・・クールすぎるな。。)

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*店に行く途中で見かけた昆布屋の看板のコピー。夜中も営業すればいいのにな・・・

大阪市阿倍野区王子町2-17-32
06-6387-7771
11:30~15:00
定休:日・月

*今日から8日間LAで外食と流通の視察に行ってきます。しばらく日記お休みしますね。。帰ってきたらアメリカレポートいたします。

大阪市 東天下茶屋 カレーライス