米増 3月【大阪市 福島】

毎月定期訪問する福島の表記の日本料理店を友人と訪問。最近は新規予約は常連以外取っておられないのでさらに予約困難店となっている。関西屈指の人気店と言われる。来年4月まではずっと満席とのこと。座席はカウンター8席のみ、14時と17時半スタートの2回転制。普段はコース18000円(税・サ別)で、この日は食材の都合で20000円とのこと。

静かな店内で温和な人柄の店主と交わす軽口がとても楽しい。本湖月等で修行されたご主人の茶味溢れる献立とケレンのない仕事がとても口によく合う。SNS掲載は禁止なので忘備録として献立のみ記します。

・大きな蛤の盃で白酒(身体の穢れをあらあい流すという意味がある)
・よもぎ豆腐 辛子と美味出汁
・酒炒りした愛知産の本ミル貝と蕗はミル貝の肝と柑橘を合わせた泡ソース
・包丁目を入れた大きな桑名産の蛤の煮物椀。秋田産の山独活と木の芽
・明石の鯛とハリイカ 菜種
・舞鶴産のひっさげ鮪とアカモク(海藻) 私は白甘鯛に変更
・淡路産マナガツオの西京焼き 大きなエノキ
・こごみ、たらの芽、コシアブラ、蕨の胡桃和え
・レアに生成されたバチコを炭火で軽く炙ったもの
・明石産の泳ぎの黒メバルと福岡県合馬産の筍の炊き合わせ
・白ご飯と汁と香の物 お供は三河産の浅利佃煮 浜名湖の青海苔 生からすみ
・熊本県八代の晩白柚の果実と皮とサイダーのゼラチンを使ったフルーツポンチ
・自家製わらび餅と薄茶

この日に使用された巨大な愛知産の本ミル貝。

この日は日本酒を数種類いただく。。

瀬戸内産のマナガツオは2キロオーバーのサイズ。西京焼き最高でした。。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

駅ナカ酒場 しおつる【大阪市 梅田/JR大阪】

朝の5時半から須磨浦公園をスタートして六甲山を縦走して宝塚でゴールという大会に参加。残念ながら半分くらいで関門に引っかかり完走できなかったんだけど脚を含め身体全体がエネルギーを欠乏しているために大阪駅ナカの表記の居酒屋で一人打ち上げをする。

昼間は麺類を提供して夕方からは居酒屋業態となる2毛作店。こちらの店舗の他にも新梅田食堂街にも数店舗いくつかの異なる業態で展開されておられる。駅ナカ立地に関わらず、こだわりを持って作られた料理と高いコスパのため環状線乗り換えの時にちょい飲みの為にたまに立ち寄ることがある。

生ビールのハーフ&ハーフをいただきながら、まずは名物の車海老の踊り220円/匹を所望する。開店当時からのメニューでほぼ利益なしのオススメ料理。頭の塩焼きもビールによくあう。

続いて2番目の名物の活アワビの刺身420円。小さなアワビだけど磯の香りも食感も充分のお値打ち商品。これだけで贅沢な気分になる。

焼きたてのだし巻き玉子500円はふわふわで味の加減も完璧。ここから日本酒に切り替える。こだわりのある高級な吟醸酒が60ccの少量から低価格で提供いただけるのが嬉しい。

雲仙ハムのソテー500円は普通に美味しい。

タコの醤油バター焼き560円は味付けが素晴らしい。黒胡椒のアクセントも素敵。

続いてオーブンに入れて焼き上げるアワビの丸焼き420円も所望。

日本酒は九平次、黒龍、鍋島など目に入るものをかたっぱしから注文。
好きなものを思いっきり一人で食べて飲んで会計は4200円でした。

JR大阪駅構内
麺亭営業 7:00~14:00
居酒屋営業 14:00~23:00
年中無休

エキナカ酒場 しおつる居酒屋 / 西梅田駅大阪梅田駅(阪神)大阪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 その他料理居酒屋

創作中華料理 縁(えにし) 3月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋にある表記のお気に入り中華料理店を友人と訪問する。三休橋通りの寂れたビルの地下に店は配置する。一見ではなかなか入りにくい店構え。バーの居抜きの店内は薄暗い間接照明のカウンター8席のみでミナミの喧騒を忘れさせる作りになっている。目の前には様々な紹興酒が並ぶ。

料理はカーテンの奥の小さなキッチンでシェフが一人で黙って作られる。どの料理もクオリティーが高く、注文してからすぐに提供されることにいつもびっくりする。メニューはレギュラーのものと黒板に旬の魚介を使ったその日のお任せが15種類くらい。どの料理も全てアラカルトでいただけるのはありがたい。客はほとんどカップル。。

最初に「蒸し鶏の葱山椒ソース掛け1500円」を所望する。普段はカルパッチョをいただくんだけど今回はスキップ。柔らかく低温調理された蒸し鶏にたっぷりのネギと山椒のソースがかけられる。このソースがかなり美味しいことに感動。。

こちらのお店に来たら紹興酒が飲みたくなる。この日は紹興酒5年熟成から15年熟成までを飲み比べをして楽しむ。

続いて「海老のふわふわ玉子チリソース煮2200円」。海老マヨにしようかといつも迷ってしまう。糸のように仕上げられたふわふわ玉子がとても不思議。チリソースの辛味も和らいでとてもマイルドな味わい。辛く味付けられた大きなエビがゴロゴロと隠れていてかなり美味しい。

口休めに「フレッシュザーサイの浅漬け胡麻油和え700円」この店のマストメニューで若い紹興酒との相性も抜群。

「牡蠣の豆豉炒め2700円」はビジュアルも美しく、ピカピカ光る大きな牡蠣が食べ応え満点。豆豉ソースも深みがあってとても美味しい。中華カテゴリーでは最高の牡蠣料理と思う。

続いての肉料理は「羊肉とクミンの炒め1900円」を所望する。羊肉も一気に高級料理に昇華する。野菜は全て油通しされていて旨味たっぷりでとても美味しい。古い紹興酒が進みまくる。。

最後に名物料理の「白子入り麻婆豆腐3300円」豆腐なのかフグの白子なのか見分けがつかないビジュアルが面白い。ベースは四川風なので麻拉がピリピリしているんだけどそれを白子のマイルドな味と深いエキスがふわっと和らげてくれる。辛さも後を引かず、すっと薄らいでいくのが面白い。この他にも食指の動くメニューばかりで気になるけどお腹いっぱいで次回に持ち越し。

こちらのお店は何をいただいても美味しいし、いつもついつい飲みすぎてしまう。
ソースへのこだわりが特に強く、普通のメニューが特に美味しい。値段は決して安くはないけど心斎橋屈指の名店です。

過去の縁はこちら

大阪市中央区東心斎橋1-18-2山本ビル B1F
06-6281-0373
定休日 日曜・祝日

大阪市 心斎橋/四ツ橋 中華料理