大阪市

米増 6月【大阪市 福島】

大阪福島の表記の店で友人と会食。ここ数年、毎月ずっと定期訪問する和食店の一つで通常予約は1年先以上という予約困難店。場所はJR福島駅から徒歩8分、本湖月等で修行されたご主人の丁寧な茶味溢れる正攻法の料理とご主人夫婦をはじめとするスタッフさんの温かいホスピタリティにいつも大満足する。午後からと夕方からの2回転の営業。カウンター8席のみで料理はコース18000円(税・サ別)〜一斉スタート。価格は季節や使う食材で高くなることもある。

装飾を配した綺麗なカウンターではご主人が刺身を切って盛り付ける作業をされる。この日は床に紫陽花が生けられる。

料理写真はNGなのでこの日の献立のみ忘備録として記す。

・座付は和歌山県南部の南高梅の蜜煮。京都の茅の輪くぐりを模したガラスの器に薄く削った氷と一緒に盛り付けられる。穢れが清まりそうな初夏らしい一品。
・続いては柔らかく煮込んだ兵庫県林崎町の蛸を庖丁したものを羽曳野産の無花果と糸南京と一緒に盛り付けたもの。振り柚子と酢ゼリーが掛かる涼しげな逸品。
・煮物椀は柳の新芽の模様の蒔絵の入ったお椀に垂水で獲れた大きなアコウの切り身に白芋茎が添えられる。
・刺身の一品目は兵庫県二見産のアブラメを小さな骨を抜きながら2枚に引いて皮目を炙ったもの。あしらえは鷹ヶ峰の瑞々しい新玉ねぎ。
・2品目は塩釜産の本鮪のヅケ。赤身とトロの合わせ技(私は赤身魚が苦手なので蒸し鮑に変更いただく)
・鷹ヶ峰の茄子とレアに火入れした車海老。しんみりとした味付けはお見事。
・琵琶湖の鮎と島根県高津川の鮎の食べ比べ。高津川の鮎の美味しさにびっくり。
・甘さで有名な山梨県鳴沢村の玉蜀黍のかき揚げ。豆皿には鮮烈な味の鮒寿し。
・熱々の銘々の小鍋で供されるスッポン鍋。岡山県笹ヶ瀬村の天然物を使用。
・食事は淡路島の鱧を焼いてご飯に混ぜたもの。
・水菓子は高知県宿毛産の小夏で口に入れると爆発する仕掛けにびっくり。
・甘味は笹に包んだ練りたての本わらび粉を使った蕨餅。薄茶とともに供される。

美濃の滝川恵美子さんという陶芸作家の志野の向付皿。桃山時代の器を模して志野や織部を作られるんだけどサイズ感がとてもいい感じで何度も見直す。

2種類の鮎をカウンターの前で時間をかけて焼き上げる。窓から入る夕暮れの灯りと日本酒と鮎の香りがなんとも言えない風情を感じさせる。

この日も料理に合った日本酒を数種類いただきました。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

らーめんstyle JUNK STORY 本店【大阪市 谷町九丁目/上本町】

谷町9丁目駅近くにある表記の有名ラーメン店をジムの後でランチタイムに訪問。千日前通り沿いにお店は位置する。コインパーキングに車を停める。店の入り口はビニールシートでカウンターのみの店内はかなり狭い。色々なメニューがあるけどスタッフさんお勧めの「塩つけ麺1000円」を所望する。

細麺と平打ち麺を選ぶことができるのでこれもスタッフさんお勧めの平打ち麺にする。

しばらくして着丼。平打ち中太でストレートの麺線は綺麗に整えられていて丁寧に折り重ねたかなり美しい仕上がり。これだけで美味しいことが予想される。最初に麺だけいただくとしっかりとしたコシがありモッチリしなやかで喉越しも良く噛むと小麦の味がしっかりと感じられるタイプ。

オイリーで熱々のつけダレは鶏ベースに魚介(ハマグリ)を加えたもので中にメンマ・あられ・三つ葉・ネギが入る。見た目通りクリアでマイルドでスッキリした味わい。麺の上の3種類のチャーシューはどれも低温調理されたもの(と思われる)

燻煙をかけた鶏胸肉はとても香ばしく、レア仕上げのモモ部分はとてもジューシー、豚肩ロースも肉感がとても強い。別皿の塩XO醤を入れると味がさらに深くなる。ラーメンも時代を経てどんどん進化していることを学ぶいいお店です。

大阪市中央区高津1-2-11

らーめんSTYLE JUNK STORYラーメン / 大阪梅田駅(阪急)梅田駅大阪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町九丁目/上本町 麺料理ラーメン

Genji 源氏【大阪市 塚西】

西成区の表記の人気レストランを同業の方々と訪問。阪堺電車の塚西駅正面に位置する。

和食と洋食が入り混じった創作料理店。地元では爆発的な人気を誇り関西芸能人の方もよく来られると聞き及ぶ。3世代の家族づれや誕生日のディナーに使う方もよく見られる。店内はテーブル席、大テーブル席、カウンター席、個室からなる60席くらいの大箱でオープンキッチンには20名くらいの調理スタッフが忙しく動き回る。

この日もほぼ満席だったけどスムースに調理も提供されていた。メニューはアラカルトもあるけどほとんどの方がコースを注文。コースは6800円、7800円(お造り付き)、スペシャルコースの12000円とそう高くはない。

この日は7800円のコースをワインとともにいただく。

最初はトウモロコシの冷製茶碗蒸しからスタート。続いて子蛸と水ナスのセビーチェ。お造りの盛り合わせは天然鯛、コチ、皮目を炙ったサワラ、鱧の湯引き、剣先イカ、蛸の6種盛り合わせ。ココットに入った海鮮のマスタード味のグラタン。柔らかいヘレ肉のステーキは塩とポン酢でいただく。クリスピーに揚げたチキンを食パンで巻いていただくもの(写真撮り忘れ)

桜海老とナッツをあしらえた冷製蕎麦。鱧と岩海苔の葛仕立てはオクラと梅肉が添えられる。食事は炊き込みご飯の上に鰻の蒲焼が乗せられたもの。デザートとコーヒーでフィニッシュ。スタッフさんの接遇も丁寧で敷居の低いとても利用しやすいお店です。

HPはこちら

大阪市西成区玉出東2-14-4
TEL:06-6656-9559

大阪市 塚西 イタリアンフレンチその他料理レストラン