大阪市

グリル太平

200704052104000.jpg 今里にある知る人ぞ知る洋食店。 実はぜんぜん事前に知らずたまたま友人に連れて行ってもらうことに。 商店街のはずれにある変なテントの全く目立たない店で決してキレイとは 言えない店内に入るとカウンターが7席に奥に座敷があるらしい。 常連はそこ(座敷)で食べるらしいがのぞいてみると自宅の居間と共用になっていた。 最初にビールを頼むと70過ぎのご主人不機嫌になりワインを頼む事に。 注文は名物のハンバーグ。お願いすると15秒ぐらいででてきたのにはびっくり。 でかいだけのハンバーグかと思いきや・・ 箸をいれると肉汁の洪水が押し寄せそれを口にいれると ソースの味とあいまって強烈な味のハーモニー。 今まで食べたハンバーグで一番うまいかも・・・ きけば煮込みハンバーグで少し甘めのデミグラスにいつも漬かっているらしい 肉は水分をを吸って柔らかくてジューシーな舌触り。 口の中で咀嚼した肉を入れたままワインを飲めとの主人の指示通り するとまたワインの味が膨らんでなんともいえないマリアージュ・・ 写真でわかりにくいが大人のげんこつほど(ひとつ330グラムらしい)ある ハンバーグを一気にぺろりと完食。 ハンバーグの完成形を今里で見るとは・・・・・ 恐るべし生野区。 驚きはまだ続く、このお店は料理も個性的だが店の親父はもっと個性的。 大変いい人というのは話せばすぐにわかるが話し始めると止まらない。 この店は食事を終わってから話しかけるのが良いと思う。 … 食事中に 「ワイン好きなんか?」の一言に  大きくうなずくとお勧めをいろいろ出してくれる。  と言うのもここの親父はワイン収集でも有名で  ワインも2000本以上持ってられました、温度管理と湿度管理が完璧にされた部屋で これは自らが現地ワイナリーに出向いて直接買い付けておられます そのカーブの横にご主人が趣味でやってるっていう、完全予約制で、 ビフテキのコースオンリーの美しすぎる店が登場。 「おいおい、おやじマジかよ」という世界で食器も内装も超一流でそろえたグランメゾンのような・・ まさに非日常の世界をつくりよった・・ここは今里チャうんかいなって言ってしまった。 このおやじかっこよすぎ・・・週に2日しかこの部屋は営業しないらしい。 料理とワイン、そしてご主人に惚れこんだ人たちや、 こっそりVIPの方も訪れているという隠れ家のようなトコロ (ドリカムがここで打ち上げをするらしい) このあとも親父さんが延々ワインの話をしてくれましたが  あまりのしゃべりっぷりにただ圧倒されました。    食べれば凄い、入れば凄い、飲んでも凄い、  奥が深いグリル太平 おくが深い今里界隈・・・・降参・・ 200704052104001.jpg グリル太平 住所:大阪市生野区新今里3-20-26  tel:06-6752-6694 めっちゃオススメ!!!


カテゴリー 今里, 洋食 |

ビストロエピス

自宅の近くのよくいくビストロ。 最近は大人気で昼はほとんど入れない状態。 ここ数日食欲がないので思い切ってワインとアラカルトでいってみた。 最初は大のお気に入りの田舎風パテ。これとワインの相性はかなりいい。 聞いてみると豚の腕肉と背脂とばら肉とあとなんか忘れたけど肉だけでも5種類くらいを 混ぜ合わせた力作。ペッパーの辛味も心地よくこれだけでワインがあいてしまうほどのうまさ。 続いては前菜盛り合わせ。和歌山産の鴨肉のロースは燻し加減も絶妙。 つぶ貝のココット焼きもガーリックがしっかり効いて印象に残る味。 蛍烏賊のマリネもパンチのあるビネガー使いが和食との違いを明確にする。 これだけでシェフの技量が充分わかるのだが メインディッシュ1皿目はオマール海老とホタテのポアレ。 とにかく火の通し方が絶妙。塩加減の強さは好みが分かれるがエッジの効いたソースは ワインとのマリアージュとともにおフランスのパリ~の本場の味加減にかなり近いと感じる。 episu.JPG そして今日一番のシェフのお勧めの「小鳩のグリエシェフの思いを込めて」 episu2.JPG 一皿が出来上がるまで30分以上 何度も火を入れて冷まして・・・ 出来上がりはなんとも美しく気高い、まるで芸術作品。 生臭さも全くなくジューシーに火を通した鳩のお腹には新キャベツとフォアグラがたっぷり ワインを使ったソースにはたぶん肉汁もたっぷりと入っているよう。 このソースもエッジが効いた印象に残る味。 舌の先から脳天にフーと何かが通り抜ける・・・・ 自分の体から幽体離脱するのを感じられる・・・・・・・・・・ ここはいつも新しい発見が出来る。 大のお気に入りのお店。 大阪市住吉区帝塚山東1-3-36カーサ帝塚山地下 姫松駅3分 6675-0211


カテゴリー 帝塚山, 姫松, フレンチ |

正弁丹吾亭

shoubenn.JPG あることで落ち込んでいたら友人が激励会をひらいてくれました。 ご存知法善寺の名店正弁丹吾亭。 店の前には織田作之助の碑がある。 お店はキレイで品がありしかも安くて旨い。 親しみやすくしかも上品で理想的・・・ いつも満員。 明治の創業当時、そばに公衆便所があり、小便をためるタンゴが並んでいたので「しょうべんたんご」と呼ばれていたとのこと。 早速テーブルに着き名物の「味噌おでん600円」を注文。味噌おでんは、上品に炊かれたこんにゃく、大根などの野菜にあわせ味噌をかけたもの。手間ひまかけたまろやかな長年愛された歴史を感じさせる滋味深い味加減。 お造り盛り合わせも秀逸でリーズナブル。刺身のつまなどに熟練の技が垣間見える。 写真の鳥貝の酢味噌和えは新物でばりうま・・・ 食欲がなかったがどんどん食べてしまった shoubenn2.JPG 地鶏の塩焼きもジューシで最高。思いっきり食べて これで一人5000円くらい。 地方の人を連れてくるのにぴったりの風情豊かなお店でした 大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-12 06-6211-3208


カテゴリー 難波, 和食 |