大阪市

米増 9月【大阪市 福島】

福島にある表記の和食店に会社の顧問会計士と伺う。関西屈指の予約困難店で来年8月までは予約がいっぱいとのこと。常連客が年間予約するので新規客の予約は現在受け付けていない。

座席はカウンター8席のみで14時と17時半スタートの2回転制。月替わりのコース料理18000円(税・サ別)で食材の都合で変更の場合あり(この日の会計は2人でお酒込みで57000円くらい)

9月で46歳になる温和な人柄のご主人の作る茶味溢れたケレンのない料理がお気にいり。ご主人夫妻と辻調理師学校卒業の見習いの調理スタッフ3名で切り盛り。店内は少食を一切廃した茶室のような設え。刺身の切り付けや盛り付けのみを客の目の前でされる。

お店の詳細は過去履歴をご覧ください。料理写真掲載は禁止。

カウンター席から見える床飾のテーマは「重陽の節句」。塗盆に載せられた菊の花の上に綿が乗せられる。この「被せ綿(きせわた)」は古来、節句の前の晩にのせた綿を翌日の9日に夜露と菊の香りを染み込ませ、それで身体を拭くことで邪気を祓い、長寿を願ったと言われる。

秋田県や山梨県から天然のキノコを集めて出していただきました。

ミズの実はあえ物にして供される。

忘備録として献立のみ記します。

・座付き・・・シャインマスカット、クイーンニーナ、大根おろし、海月の酢の物
・凌ぎ・・・・キノコのお粥(真っ黄色のビジュアル)
・煮物椀・・・新銀杏の摺流しに湯葉真薯 留辛子
・向付・・・・①甘手カレイ菊花、浅葱、肝、皮
       ②対馬産伝助穴子の焼き霜と由良の名残雲丹
・焼肴・・・・和歌山戸坂の白甘鯛柚庵焼き 京丹後のピーマン
・強肴・・・・千葉竹岡産の太刀魚の結び揚げ(天ぷら)
・進肴・・・・兵庫県坊勢の渡り蟹を寄せて空芯菜とともに
・食事・・・・釜炊き白米とちりめん山椒、ミズの実、キノコ佃煮
・水菓子・・・梨摺流し
・甘味・・・・黒糖シャーベットとおろし生姜 薄茶

日本酒も好みのものを3種類いただきました。ごちそうさまでした。

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

真水無香【大阪市 新大阪/西中島南方】

西中島の表記の中華料理店を6年ぶりに社員君と訪問。西中島南方駅を西に3分の場所に位置する。

お店は「しんすいむこう」と読み、「真の水は香りが無い、世俗に塗れていない本物はいかなる俗臭も持たない」という意味らしい。

外観も目をひく大陸系の中華レストラン的なファザードで嫌いではない。店内は清朝式中国家具で統一された感じでスタッフさんもほとんどが大陸の方と聞き及ぶ。比較的リーズナブルな価格で本格的な上海料理をいただく事ができると評判の地元では人気のお店。秋口になると上海蟹料理も予約で提供いただける。

ランチタイムは酸拉湯麺が評判とのこと。接遇のスタッフさんもとても親切でフレンドリー。中国人の常連客も多く、円卓で火鍋を予約で食べられていた。ドリンクも多種類で嬉しい。この日は芋焼酎のロックと共に好きなものを所望する。

「大エビのチリソース880円」はプリプリ食感でソースもホテルライクな味わい。「空芯菜のニンニク炒め980円」もシャキシャキしてとても美味しい。丁寧に油通しされているのは食べればわかる。

「牛肉のレタス包み1300円」はしっかりとした味付けで焼酎が進みまくる。好物の「辣子鶏(鶏肉と唐辛子と山椒炒め)1380円」は大量の唐辛子が添えられる。これも大陸の味わいで嬉しい。「プリプリ海老餃子980円」はつけダレが秀逸。

最後に注文したXO醬炒飯980円は干し貝柱がたっぷり入っていて旨み爆発。お酒と共にいくらでも食べる事ができる。次回は10月ごろ上海蟹をいただきに訪問予定。

大阪府大阪市淀川区西中島4-8-4
06-6100-1533

大阪市 新大阪/西中島南方 中華料理

とんかつ一番 天神ノ森本店【大阪市 聖天坂】 【大阪市 天神ノ森】

チンチン電車の天神ノ森駅を東に徒歩1分の場所に位置する表記のとんかつ店を訪問。昭和46年創業の老舗店で過去によく利用させていただいていた。しかしながら2020年5月に閉店され、その数ヶ月後に働いていたスタッフさんや常連客の「復活プロジェクト」でリスタートし、今に至る。

以前の店と内装は全く同じ。テーブル席もあって奥には座敷もある。この日は女性スタッフさん4名で切り盛り。ずっと昔(30年くらい前)は名物メニュー「世界のデカトン5500円」や刺身や寿司などのメニューもあり、雑誌やテレビ取材もすざまじいものがあった記憶がある。

会計の時に金髪のパンチパーマで喋り出したら永遠に話が止まらなくなる名物女将さんがヤクルトやバナナ、みかんなどをサービスでくれたことも思い出す。

この日は平日限定の横綱定食1200円にエビフライトッピング600円を所望する。しばらくして着皿。分厚くカットされた一口カツはヘレ肉を使用。とてもジューシーで熱々のデミグラスソースと相性良し。ロースカツは厚みはないけどとても柔らか。筋張った部分もなく最後まで美味しくいただけた。トッピングのエビフライも期待を裏切らない美味しさで食べ応えあり。ボリュームは減ったけどケチャップで味つけられたスパゲティーとカレー味のもやしは健在。豚汁も美味しくてお腹いっぱい。

ずっと昔は途中で手羽先フライ3本とかマグロの刺身とかを「おまけ〜」と言いながら持ってきてくれたりして、食べても食べても皿の上の料理が減らないので難儀した記憶も懐かしい。

どれも美味しく完食いたしました。ごちそうさまでした。
*大阪のあちこちに同名のとんかつ店があるけど関係は不明。駐車場は有。

大阪市西成区天神ノ森2丁目1-21
木曜定休

大阪市 聖天坂大阪市 天神ノ森 とんかつ