大阪市

料理屋 稲家 10月【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の表記の日本料理店を友人と訪問。JR北新地駅11-23出口から徒歩1分、国道2号線沿いのステーキ「ロン」の裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。店内はカウンター8席のみ。開店以来ずっと人気のお店で現在時点で18時スタートの予約は2024年1月からの席となっている。

場所柄ホステスさんとの同伴食事客が多く18時一斉スタートで20時15分には食事が終了する。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみで普通のお酒を入れて支払いはだいたい一人3万円くらいになる。

ご主人の稲家氏は三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされ現在、関西の若手気鋭料理人の一人と言われている。

座付きは南瓜の摺流しに車海老団子と落花生を加えたもの。南瓜の風味が秋らしい。。大きく砕いた海老の食感がとてもいい。

続いてのお凌ぎは秋刀魚の肝ソースと銀杏の入ったおこわ。秋刀魚は綺麗な脂が乗っていて肝のコクが味わい深い。

煮物椀は大振りの日月の椀に脂がのった鱧と松茸。

刺身は皮目を炭火で炙った金目鯛に鬼おろしを乗せたもの。脂たっぷりで皮目も香ばしくて口の中で脂分が溶けまくる。

焼肴は真魚鰹の幽庵焼きに栗をすりおろしたもの。真魚鰹って関西ならではの美味しい魚だなといつも思う。

胡麻豆腐と松茸と毛蟹のカダイフ巻き。。熱すぎて上顎が火傷しそう。。昔は秋口に「蓑揚げ」と言って素麺をつけて揚げる料理がよくあったけどカダイフの方が食感も良くて数倍美味しい。。

子持ち鮎の甘露煮はとてもいいサイズで食べやすい。ヒレだけ取って頭からかぶりつく。あしらえは大阪産の茶豆と自家製の辛子蓮根。日本酒が進みまくる。

クエと数種類の天然茸の焚き合わせ。きのこのエキスが出たスープが秀逸。個人的にはこう言った料理が大好き。

釜だきご飯の最初の一膳は煮えばなをアルデンテで供される。続いて真菰茸の炊き込みご飯に自家製いくらをかけたもの。名物の牛時雨ご飯と続く。

デザートは胡桃を使ったプリンに汁粉をかけたもの。途中で胡桃リキュールをかけて大人な感じに味変する。

この日はお酒を2種類いただく。お腹いっぱいで大満足。ごちそうさまでした。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3111

大阪市 梅田/JR大阪 和食

たこつぼ【大阪市 天王寺/阿倍野】

阿倍野にある表記のお好み焼き店を訪問。阿倍野筋のあべの駅の辺りの路地を東に入ったあたりに位置する。

昔から明石焼きが有名で私が高校生の頃に開業された記憶がある。店内はカウンターが3席でテーブル席が4つくらい。カウンターに案内いただき3代目のご主人の仕事を目の前で見ながら食事をいただく。注文は全てモバイルオーダー。

開店の17時から満席で平日でも予約なしでは入店できない繁盛ぶり。ほとんどの客が「明石焼き」と「とんぺい」を注文されていたので私も同じようにオーダーする。

明石焼きはかなり大きなサイズ。玉子感がしっかりあってどちらかといえば表面は硬めで焼き締まったスタイル。薬味の量は寂しい感じ。タコのサイズは大きくて界隈のお店ではナンバーワン。

鰹節がよく効いた出汁も美味しくて、浸して食べると生地が柔らかくふやけて穏やかな味わいとなりとても美味しい。

明石焼きを食べていると目の前でご主人がオーダーのとんぺい焼きを焼きまくる。今まで見た、とんぺい焼きとは異なり厚さ4cmくらいの国産ロース豚の塊(350gらしい)をおもむろに鉄板で焼き込んで仕上げに卵と生地を纏わせて供される。

仕上げにソースと辛子とマヨネーズをかけて出来上がり。
手元で見るとビジュアルのインパクトが強烈。

実際食べるとかなり分厚い。だけど肉は硬い・・・・ごちそうさまでした。

大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目4-48
06-6629-2728

大阪市 天王寺/阿倍野 お好み焼き

越中屋 東野 10月【大阪市 天下茶屋】

西成区天下茶屋の表記の寿司店を社員君と訪問。南海線の天下茶屋駅構内(ショップ南海)にある個人的にヘビーユースするお気に入りのお店。

ファザードに看板も表札も何もないので一見すると寿司屋とはわからないが国道26号線沿い岸里駅北200mにある人気寿司店「越中屋」の支店というか暖簾分け店。

こちらは分店という位置付けでややこしいのでこちらは店主の名前で「越中屋東野」と呼ばれる。こちらのお店の正面に4人くらいしか入店できない立ち食い寿司が最近できて本店のご主人の子息が切り盛り。こちらは「越中屋ジュニア」と呼ばれる。

座席は7席のみなので17時の開店からずっと満席が続く。当然のことながら予約なしでは入店できない。しかしながら電話番号は非公開という不思議なお店。新規客は常連に紹介いただく仕組み。

壁にはその日のおすすめのツマミとその日の仕入れで変わる上質な握り寿司のメニューがびっくりするくらい良心的な価格とともに記される。全てアラカルトで注文できるのが嬉しい。初めての客はお得なお任せ5貫1000円の握りからスタートするのもあり。

ビールと共に「河豚のとうとう身ポン酢750円」を所望する。続いてコリコリ食感の烏賊耳150円。しっかりと締めた1枚付の小肌200円、ねっとり食感で旨みの強い甘海老昆布締め250円と続く。社員君は本鮪赤身200円、脂のよくのった鰯200円など。。

かなり新鮮でエッジの立った平貝300円、皮目を見せた穴子250円は雪塩をかけて供される。いくら300円は塩味が強め、肝を乗せたカワハギ300円は旨みがとても強い。皮目を炙ったノドグロ400円は脂が強烈。端正なシルエットの車海老400円は頭の味噌がとても甘い。

続いて車海老の頭塩焼き、身を蟹味噌で和えた活ズワイガニ350円、艶かしく光る縞鯵250円と続く。北海道のバフン雲丹と淡路の赤雲丹を合わせたもの500円、泉州産の800gくらいの鯛250円。最後はトロ鉄火750円で締め・・・・

思いっきり食べたけど財布に優しい会計に驚きまくる。店主の人柄含めてかなりいいお店です。

過去の越中屋はこちら

大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
営業時間:17:00〜22:00
定休日:水曜日

大阪市 天下茶屋 寿司