和食

海里 村上

崎県壱岐にある宿。最近グルメ系の雑誌によく登場する。。 今回の出張は島の視察を含めグルマンの旅に徹した。 博多港からジェットホイルにて1時間。対馬の手前にある神の島は 史跡や古墳がいっぱい。目指すは海里村上。3年前に観光旅館をリノベーションして大変身とのこと。 団体客対応をやめて宴会場をイタリアンレストランにして部屋数を減らし ホスピタリティあるれる接客は今や全国区。。。 アワビやウニがあほほど獲れて、壱岐牛と言われる黒毛和牛をも島のあちこちで 飼育している。支配人がこの島は自給自足ができている日本で唯一の島と言っていた。 人口3万足らずの小さな島とはいえこの環境は素晴らしすぎる。 食事は和食レストランとイタリアンレストランがありどちらか選ぶことができる。 P3310015.JPG 初日は和食をいただくことにする。料理長は40歳で壱岐で育ち博多や関西で修業。 この度料理長として凱旋帰島といっていた。食前酒の梅酒から前菜がカラスミの炙り。鯛酒盗とこのわた、トマトの蜜煮、砂ずり醤油漬けといきなりの直球勝負。いきなりお酒がすすみまくり。。お酒の飲めない人はいきなり白ご飯もいいかもしれない P3310020.JPG 次に出てきたナマコはかなり肉厚で固柔らかいエエなまこ。しかも量もたっぷり。。 日本全国でナマコは取れるがやっぱり餌がいいところが上質であると思う 美味しいナマコの取れるところはアワビも美味しい。。 刺身は黒アワビたっぷりと鰤とあおりイカ。新鮮そのもので写真を撮るのを忘れてしまった。 P3310022.JPG 次が地鶏の煮こごりで添え物としてでっかいサザエ脂の乗りまくった鰯の焼いたのとが出てきた。 P3310024.JPG P3310030.JPG メインディッシュでこれでもかという量の黒アワビのスライスをしゃぶしゃぶと網焼きの両方でいただく 焼きアワビはアンチョビのソースでしゃぶしゃぶは王道のポン酢でいただく あわび食いの究極を行ってるような感じ。。生よりもむっちりして香りもたって目眩がしそうな感じ。 そのあと壱岐牛のステーキが150グラムくらいバーんと来て ノックアウトされました。柔らかで舌の上でほどけるシャトーブリオンは 網焼きなのに焼き加減もばっちりで印象に残る肉料理でした。。 P3310033.JPG 食事はつかみ寿司、お茶漬け、目玉焼き丼、一口カレー、白ご飯から選べることができ 迷わずつかみ寿司にするとアワビの貝柱と壱岐牛、鯵、あおりイカの4種盛り。。 不味いわけがない。。。 P3310034.JPG これに地鶏の団子が入ったお汁に地元産のみかんとイチゴをいただく皮の薄いミカンは程よい酸味で イチゴはもちろん完熟。。 P4020123.JPG 最後に青い色をした特製ジュースをいただく。。 野菜+リンゴ+オレンジ+キウイ・・・・ここまではわかるのだが。。。 お酒は最初はキンキンに冷やした錫のグラスに入ったアサヒビール。 刺身は日本酒濁り酒。途中から日本で一番最初に麦焼酎が作られたこの地の お勧めのプレミアム焼酎。。。もうこの世の極楽。。。 ここはあの世かと思うくらいの幸せを感じた。。。

和食 九州地区

八坂通り 燕楽

節分の日に友人から毎年ご招待をいただく。 厄除けおばけは京都で伝わる町衆文化のひとつ 旧暦の大晦日にあたる節分に、厄除けの為に行います。 災難を振り掛ける厄や鬼達を、いつもとは違う格好をする事で 驚かして追い払ってしまおうという京都の人の粋な考えで 大阪の北新地でもされてます。 お客さんも変装するのが正式ともお聞きした 今日は知人のお店「燕楽」さん で京都ならではの粋なおでんの 会席をいただきながら節分の夜を楽しんだ。 まずは前菜でおからの焚いたんと赤こんにゃくにタコのやわらか煮 とこぶしに大豆の焚いたん、菜の花など いきなりお酒がよくすすむ。 zensai.JPG お造りはブリにかんぱち、貝柱。普通にうまい。。。 enntukuri.JPG 焼きものに鰯の丸焼き。。これぞ節分・・ iwasi.JPG この店のメインのおでんが登場 薄味だけど出汁はしっかりコクがありジュワーとしみわたる滋味は なんとも言えない。生姜天なんか最高で何杯でも酒がすすむ。。 oden.JPG そこで芸子が登場旅がらす3人娘らしい。。。 実に愉快である obake.JPG 次に鴨ロースが出てくるがこれもまた旨すぎる。 鴨自身もかなり良質であるし仕事が実に丁寧。。。。 ennkamo.JPG 仮装された芸者さんは4組くらい登場しそれぞれが 芸達者な思わず魅入ってしまうような隠し芸いろいろ披露いただく。。 obake2.JPG 最後は河豚の空揚げとうどん入りの茶わん蒸し(小田巻き)で締め リーズナブルだけど仕事は丁寧で品を感じる仕事ぶりはさすが。 いろんな使い方ができるよこのお店は。。。 ennfugu.JPG 帰りは吉田神社に厄除け参りに行って 参道の夜店でお酒をふるまっていただきながら 火炉祭を午後11時よりみる 本社の三ノ鳥居前に直径5m高さ5mもの巨大な八角柱型の火炉 には節分祭中参拝者が持参した旧い神札が積み上げられており、 浄火を点じて焼上げる。 yosida.JPG この火が天に登るときに立春が訪れるそうな。 参拝者はその炎が無病息災をもたらし新春の幸運を授けると言われるんだそうな めでたしめでたし。。。

和食 京都市

山女庵【大阪市 岸里】 【大阪市 天下茶屋】

11月15日は本州の猟の解禁日。 その日から一週間三重県の山にこもって雉、鹿、猪、キノコを捕りに行かれる 私が飲食店業界で最も敬愛する店主が自ら包丁を持ちおもてなしいただく究極のレストラン。 店内は大きな囲炉裏が2つありそれを囲んでひょんなことで知り合った「生まれる前から不眠症」のイケル氏とご相伴させていただく。 前菜はナマコポン酢とアミ茸の酢の物。コリコリと歯触りも良くなんともいえない風味豊かな味わい。 これだけでまずビール一本行ってしまう。 zennsai8.JPG 続いて登場鹿の刺身。2日前に撃ったところという雄鹿の心臓と肝臓と肉の盛り合わせ。 これをゴマ油でいただくのだが全く臭みなし。。癖もなし。。 レバー苦手だったのだが全く平気。めったに食べれないものをいただく喜びに心が震える。 鹿肉もホントにあっさり。いくらでも口に入っていく。。 sasimi8.JPG 続いて囲炉裏で焼く下仁田ねぎとスギタケとめざし。 ここから焼酎をいただくがそこらに転がっているものを適当に飲むシステム。 しかしお酒にもこだわりがあり、しっかりした味に深みのある焼酎が相性ぴったり。 yakimono8.JPG 下仁田ねぎは真っ黒に焼きまくる お店は日本昔話に出てくる民家のような設え simonitanegi.JPG 焦げたところをはがすととろとろの味わい深い逸品となる。 こだわりの塩でいただくと幸せを感じる。 negi2.JPG 続いて出てきたのが鹿のアバラ肉のボイル。これも秘密の塩をつけていただく 全く臭みもなく見た目よりもあっさりしている。しつこくないのでバンバン食べまくってしまう。 こんなに柔らかい肉とは思わなかった。牛肉より豚肉より好きかもしれないと実感。 ここで店主ワインを出してくれて大サービス。 何本か飲み比べて気分は山の中の別荘気分。いつの間にか店主と一緒に酒盛りを始める。 猟の話や鹿の話などいろいろな話題で盛り上がる。 sikaboiru.JPG 続いて鹿ステーキの登場鹿は脂肪分がほとんどないのでバター焼きにする。 塊のままかぶりつくと山賊になった気分 バリうま~。。。柔らかくて肉の味がしっかりして牛肉よりも癖がないと言えるくらい。 sikaniku.JPG 焼き上がりの写真。。。 sikaniku2.JPG メインディッシュはボタン鍋。世間で見るようにスライスしたものではなくぶつ切りにしたイノシシがごろごろ入っている。途中で白くて大きなキノコを入れたら汁の味が一変。。イリュージョンのような料理にびっくり。ご主人の話もごちそうだし腰を据えて楽しい仲間とワイワイするのはぴったり。 予算はご主人に聞いてチョ。飲み物も含んですべてインクルーブした値段は聞いて驚きの破格値。 商売っ気のないお店の運営にいつも感心してしまう。 西成という穴場に大阪で1,2を誇る名店と私は確信する。。。予約取れなくなるんでここだけは人に教えたくなかった。。。。 botannnabe.JPG ここでジビエ食べたらフレンチいけなくなるよ。。これ絶対間違いなし。物が基本的に違う・・・ 夏の天然のうなぎも秀逸。。。 天然鳥獣山菜魚料理 山女庵 http://www.yamamean.com/

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