和食

西條合資会社【大阪府 河内長野市】

南海本線河内長野駅徒歩5分にある造り酒屋。豊臣秀吉も愛した天野酒は全国的に有名。 「天野比類無シ」「美酒言語ニ絶ス」と絶賛された天野酒は、当時の名だたる英傑たちがこぞって愛飲した銘酒であったことが多くの文献に残されているらしい。10代目当主の西條陽三氏の卓越したアイデアと実行力で酒蔵を使ったコンサートや様々なジャンルの方とのコラボによって新たな価値を作り続けている。ここのお酒は一言でいえば超ウマ口。。水のような味っ気のない辛口のお酒が流行る中、口に入れるとほんのり甘く「丸い」味と評伝すればわかっていただけるのか・・・これが本当のお酒っていうスタンダードな上質感あふれる品質である。特にお勧めは太閤秀吉にも愛されたびたび使者が訪れ買い求めたと伝えられる「僧房酒」1500円。ふつうの清酒とは全く異なる、琥珀色をしたお酒は超濃厚甘口。歴史とロマンを味わえるそんなお酒。ちょっと高いけど間違いなく病みつきになります。西條合資会社のHPはこちら hotarubenntou1.JPG その酒蔵の前の倉庫を使ってこの時期ホタル観賞会を行っている。縁あって当社もお弁当を提供させていただいているのだが美味しい食事と天野酒の生酒をいただきながら幽玄の世界にしばし浸る。。 bennto2.JPG 私が伺った日は河内長野の名店「喜一」さんの弁当で枝豆ととうきびのご飯に鱧の煮こごり、出汁巻き、栗甘露煮、海老芋、信田巻き、茄子の田楽など手作り感あふれる美味しい逸品揃いでした。。。 問い合わせや詳細はこちら

大阪府 河内長野市 和食

鳥よし鍋【大阪市 梅田/JR大阪】

私が子供のころからあったミナミの名店。 私が調理師をしていた頃このお店の料理長が前菜造りの名人で いっぱい著書を出しておられた。料理が上手なのはもちろんだが前菜はそのお店の 会席コースで一番最初に出てくるものなので料理の印象がそれで決まってしまう。 言い換えれば会席のコースの看板みたいなものなのでそこに精神を集中して 手間を精いっぱいかけて作らなければならない・・・というようなことをおっしゃっていたことを 思い出す。その当時でもかなりご高齢で私が見たこともないような技術を持っておられ なんとも細かな手仕事をされていたという記憶がある。 そんな古い時代にもこの鳥よし鍋があり多くの千切りにされた野菜と細かく切られた 豚肉と鶏肉を灰汁の出ないコクのある出汁で煮込みコショウをかけていただくという趣向。 旨い不味いを超越した年期を感じる料理でしかもヘルシーさも満点で財布にも優しい 非の打ちどころのない素晴らしい名品である。 toriyosinabe.JPG 仲居さんが丁寧に作ってくれるし最後のうどんもあっさりしているのでぺろっといってしまう。 安くてボリュームがあって美味しくて大阪の和食店の見本のような店。 ディスイズ大阪和食レストラン!見習いたいものである。

鳥よし茶屋 (鍋(その他) / 東梅田駅北新地駅大江橋駅

大阪市 梅田/JR大阪 和食

岩さき【大阪市 梅田/JR大阪】 【大阪市 西天満】 【大阪市 淀屋橋】

京都食べ歩きナンバーワンの関谷絵里さんのブログで有名な岩さきへ 席数がカウンター6名座敷4名の小体な店のため予約がなかなか取れない またコストパフォーマンスの高さと料理の質の高さ、おかみさんの面白さと フレンドリーかつ上質な接客はお客の心を虜にする。。 お店は網代天井に塗り壁と茶室のようなたたずまい。。 P4110001.JPG 昼のお膳をいただいたのだが まずは桜茶からスタートで食前酒は新潟の純米酒。 P4110003.JPG 座付は大徳寺麩と菜の花と鳥貝を土佐酢でいただく 最初からなかなかいい取り合わせ。。 P4110004.JPG 続くお椀はアナゴを骨切りして炙ったもの香ばしい香りとよく脂の乗ったアナゴはセリや木の芽と 相性抜群。お出汁も少し濃いめだが椀だねに負けてしまわないようなとても良い加減である 吸い地も椀だねも完成度が高い素晴らしいものです。 P4110005.JPG 続くお造りは私がマグロが苦手なので鯛と甘鯛のまぜまぜ。 付け合わせの軽くボイルされたうるいもシャキシャキと美味しく 目の前ででっかい鯛の尻尾のほうを切りつけて頂きコリコリしたなかにも 旨みがしっかりあってこれぞデス・イズ桜鯛て感じだった。 お造りでいただいたアマダイも脂たっぷりでこれまた至福の旨さとしか言いようがない 食事の間もおかみさんの早江子さんの話が楽しくこのおかみ京都一のお話好きと見た。 しかし気配りしながらおいしく食べさせてくれる気使いがうれしい。 サーヴィスの達人と言えよう。 ご主人は高台寺和久傳や祇園丸山と名門で修業をしてこられ、 知る人ぞ知る柊家で料理長を務められたらしい。どうりで無駄な装飾が全くなく いかにも京都らしい洗練された料理をいただくことができる。 P4110006.JPG 焼きものは桜マスの南部焼き。南部鉄のざらざらしたところを表現しているらしく ゴマの香りが香ばしく火入れも完ぺきでさすがと唸る逸品だった P4110008.JPG 続いてのおしのぎは細く買ったされた大葉をいただく飯蒸しでいい塩梅の出汁と もち米の相性も良く大葉の香りをたっぷりといただいた P4110009.JPG メインの鰆と筍の煮物は大きな鍋で供された。この鍋は銅製で熱伝導もよくこの料理だけでも主人のセンスの良さが感じ取れる。 P4110011.JPG ご飯は釜炊きでそれぞれのお客様ごとに炊かれる。もちろん不味いわけがなく P4110012.JPG お焦げも秀逸で漬物も全く手抜きなし。 P4110013.JPG デセールはこんな柔らかいわらびもちが存在するかというくらいのものと 葉っぱに包丁の入ったイチゴ。。 厳選された食材と無駄を省きまくった洗練の極みともいえる端正で真っ直ぐな料理。 器の揃え方や使い方にもこだわったデスイズ日本料理といえるお店でした。 完璧・・・・降参。。

西天満岩さき懐石・会席料理 / 大江橋駅なにわ橋駅淀屋橋駅

大阪市 梅田/JR大阪大阪市 西天満大阪市 淀屋橋 和食