カテゴリー:和食

両判や【大阪市 北加賀屋】

住之江区北加賀屋駅徒歩1分にある高級割烹店。。 店主は超イケメン。。昔からの知人で某料亭の料理長も務めたこともあり腕の方は抜群。 吟味も一番ネタばかり。。 少し値は張るがいいものをゆっくり食べたい時にいつも伺う。。本日は弊社の総料理長と二人懇親会。

最初の造り盛り合わせは脂の乗ったコリコリのシマアジ、剣先イカ、大ぶりの淡路の雲丹、天然鯛。。。どれも秀逸。。

仕事の美しさは住之江でナンバーワン。。

じゃが芋の明太子焼きと日本酒を所望。。。こういう組み合わせでゆっくりといただくのが一番だいすき。

焼き野菜の盛り合わせは、ゴーヤ 紫イモ、超太いアスパラ、蓮根、トマトなどポン酢にラー油を入れたソースはじつに野菜の味を引き立てる。

タイラギ貝の刺身は生のものを使用。貝をおもむろに割って小口に切り焼き目をつける。。御主人の仕事も無駄のない動きで実に美しい。御主人とは若いころ一緒に茶道表千家流を習っていたので所作、店の造り、器がとてもセンスがいい。。

海老の天ぷらも活海老を使用。。泉南の赤足エビのようだが死ぬほど旨かった。。二匹いただいたがもう一匹いただいたら病院行き。。まさにそんな感じ。 シンプルなものが旨いのはとても幸せである。

昼のランチがかなりお得です。。。

大阪市住之江区北加賀屋2-9-5 

TEL:06-6681-5545

営業:11:00-14:00(月~金/ランチ営業)、 17:00-23:00

大阪市 北加賀屋 和食

住吉大社記念館 吉祥殿【大阪市 住吉大社】

表記の場所でとある会合に参加。昼食をいただく。。普段は冷たいお弁当にお吸い物というパターンが多い会合であるが、さすが一流のおもてなしをされることに驚いた。

焼き八寸は鱒の焼き物と銀杏豆腐のイクラのせ、ひじきの旨煮、烏賊飯、小芋田楽、出汁巻き卵、蟹のさつま揚げなど多種いろいろなものが小さな箱に盛り合わせとなっておりビールが欲しくなるような取り合わせであった。

ここで熱々のご飯が陶器の蓋物で出てきてご飯とともに氷の器に盛られたお造りが2種類。残暑厳しい時であったのでその瞬間に涼風が流れた感あり。

蓋物は一見茶わん蒸しに見えるが豆乳蒸しとのこと。お酢の入った餡が掛けられておりこれも暑気払いとなる。130人以上の食事をするほとんどの方が高齢者で量的なものもよく考えられている。小鍋には肉うどん。。出汁は限りなく薄く作っており万人受けする素晴らしい献立である。

水菓子は巨峰と20世紀梨。こういう部分はきちんとつくられる。やっぱり締めが一番大事であること。。食後のコーヒーもとても美味しい。 低価格の予算であっても温かいもの冷たいのものメリハリをしっかり作って提供される姿勢に感服する。いろいろな部分を参考にさせていただく。。

*現在弊社で冷めた天ぷらの改良をプロジェクトチームを作って行っている。。 若い人たちの頑張りにわが社の未来がかかっている。 調理師であっても明日を新たにすることの大切さが少しづつ浸透してきたかと感じる今日この頃である。

大阪市 住吉大社 和食

淺井 東迎【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋の不二家を東に入った割烹に訪問。2階、3階に個室があり気を張った方と食事をするときによく利用する。 本日は大人同士の会合とともにお祝いを兼ねてカウンターを予約する。

お店に入ると厨房の中にはところ狭しと料理人がわんさかいる。この店は1階から3階まで合わせると100人ほどは入れる高級店なんだけど大箱のお店。上質な紙に達筆な筆で書かれたメニューは値段が明記されておらずまさに接待にぴったりと言うことか。その メニューも多すぎでなにを頼んでいいのやらよくわからんとなる。適当に好きなものを選んで注文。。

まずはビールで乾杯。。 お造りの盛り合わせは鯛のぶつ切りポン酢和え、烏賊の雲丹巻、石鯛、まと鯛(これがモチモチして最高に旨かった)美味しいものを少しだけいただくのはとても贅沢である。全てが一番ネタであることはわかる。。。

名物のおでんはサトイモ、粟麩、ゆば、さえずりを甘い味噌につけていただく。。さえずりの戻し方は完璧。クジラの舌なんだけど最近はいただけるお店が少ないし戻し方が荒っぽいため真綿のような柔らかさとクジラの旨みだけを残した味わいになかなか出合えない。。

おでん屋でもよくいただくのだが生臭くて食べれないことの方が多い。そう考えればこの店は希少な大阪ならではの料理屋であることがわかる

蓮根饅頭はモチモチして蓮根の舌触りも残っていて実に美味。最近どこの居酒屋でもありそうだが仕事の精度と材料のレヴェルが全然違う。。日本酒に切り替えてどんどん飲みまくる。。

焼き魚はキンキを所望する。脂がのりまくって骨までしゃぶりまくる。身も分厚くて食べ応え満点。メニューに長命草を練り込んだそばがあったのでご主人に聞いてみたところ与那国出身らしく先月に与那国に行ったことをお話しすると共通の話題で盛り上がった。御主人の東迎さんは若いころ大阪に出てきて修業を重ねられたと聞き及ぶ。与那国町で栽培される長命草と同様、和の繊細かつ深みあるお人柄なのであろうと推察される

目の前に立たれてお店全体を仕切られている太っちょの職人さんも石垣出身らしく先月訪問した共通の知人や観光の話で楽しくお酒を飲ませていただいた。。。

和風春巻きは胡麻豆腐と海老と帆立貝柱を巻き込んだかなり贅沢なもの。素材の持ち味を生かして必要以上に手を掛け過ぎずお酒がより美味しくなる料理ばかり。コースもいいんだけど好きなものを好きなだけいただきたいときもある。。

酔っても大声で喋らない品の良い客層、対応いい坊主頭板前見習い店員、落ち着いた雰囲気の店内。。。こんな店がいつまでも残ってほしいし将来ふらりと一人で入れるような年齢の重ね方をしたいと思った。。大阪割烹ここにありといった感じか。。。

住所:大阪市中央区心斎橋筋2-2-30 境ビル
電話:06-6213-2331
営業時間:17:00~24:00 

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食