和食

和洋 味かた【大阪市 谷町九丁目/上本町】 【大阪市 鶴橋】

上本町にある表記の和食店を訪問。近鉄上本町駅と鶴橋駅のちょうど中間あたりに位置する。ずっと以前は鶴橋で「正義の味方」って居酒屋を経営されてた記憶がある。

最近は色々な雑誌等で紹介される人気店で予約も取りにくくなっている。昼から夜まで通し営業されていてメニューは全てアラカルト。広々としたL字カウンターから厨房でご主人が様々な料理を作りまくるのをライブで見ることができる。

お店は店主さんの夫婦と娘さん義弟さんとバイトで切り盛り。この日も18時前から超満席。客層は年齢高め。スタッフさんの気配りもあってゆっくり落ち着いて食事が楽しめる。

多品種のアラカルトメニューはスターターの前菜、刺身を中心としたお造り、グラタンや鶏つみれ椀などの温物、生から焼き上げる鰻やヒレステーキなどの焼き物、蟹味噌クリームコロッケや鱧のカツレツなどの揚げ物、修行先の湯布院の旅館の名物をオマージュしたクレソン鍋、名物のオムライスやヒレカツサンドなどの〆物に分かれていてどれも全て注文したくなるようなものばかり。

今回は友人と2人での訪問だったので料理は全て2人分に分けて提供。取り分けしないでいいのでとてもありがたい(故に写真の料理は全て半分量)

最初に生ビールと「新潟産茶豆700円」を所望する。続いてご主人おすすめの新鮮でコリコリ食感の「明石産すずき1800円」。年中通していただける「北海道毛蟹半身3000円」は丁寧に剥かれていて味噌も美味しくてテンションが上がる。「手羽先唐揚げ800円」も皮がパリパリで秀逸。何をいただいても美味しくてお酒が進みまくる。

「宮城産蒸し鮑3000円」はとても柔らかくて滋味深い。「和牛ローストビーフ1600円」は小サシが入ったもも肉を使用。口に入れるとジュワーと溶ける上質なもの。「卵黄つくね500円」も手作り感があって粗挽きの鶏肉が食べ応えあり。

最後にエビカツサンド1200円を所望する。タルタルソースが美味しすぎてびっくり。持ち帰りも追加で注文する。

お酒も日本酒、ワイン、シャンパン、焼酎等、なんでも広く揃っていてとても使い勝手のいいお店です。ごちそうさまでした。。。

大阪市天王寺区小橋町12-15
06-6773-9121

和洋 味かた日本料理 / 大阪上本町駅鶴橋駅谷町九丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町九丁目/上本町大阪市 鶴橋 和食

米増 7月【大阪市 福島】

福島の表記の和食店を定期訪問。大阪では屈指の予約困難店で来年6月までは予約がいっぱいとのこと。
座席はカウンター8席のみ、基本は14時と17時半スタートの2回転制。この日は17時半の会食。月替わりのコース料理18000円(税・サ別)のみで食材の都合で変更の場合あり(この日は21000円)。静かで温和な人柄のご主人の作る茶味溢れたケレンのない料理が多くの客を魅了。ご主人夫妻と辻調理師学校卒業の見習いの調理スタッフ2名で切り盛り。

カウンターにはまな板以外何もない。美意識の高いご主人のセンスが店舗のいたるところに散見される。

料理写真掲載は禁止なので忘備録として献立のみ記す。

・先付け・・・胡麻豆腐 5色の短冊のついた梶の葉を添えて
・お凌ぎ・・・焼き鱧の棒寿司 能登産椎茸旨煮添え
・煮物椀・・・明石のアブラメ 素麺
・刺身・・・・高知産の伊勢海老と北海道ツブ貝を油通しで霜降りしたもの
・刺身(2)・・・解禁当日の由良の赤雲丹 白芋茎添え
・焼肴・・・・島根県高津川の鮎塩焼き 根曲り筍ともろ味噌添え
(頭と中骨、ひれは唐揚げ)
・進肴・・・・賀茂茄子、とうもろこし、トマト、モロッコいんげんなど
・強肴・・・・鱧鍋(鱧と鱧の卵、玉ねぎのみ カウンターで取り分け)
・食事・・・・釜炊きご飯と鰻蒲焼(山の芋とちりめん山椒添え)香の物
・水菓子・・・桃とすもものヨーグルト掛け
・甘味・・・・葛餅と薄茶

この日の鮎は素材も焼きも最高だった・・・・油通しした伊勢海老も痺れる美味しさ・・・

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

稲家 6月【大阪市 梅田/JR大阪】

年間予約している北新地の表記の和食店を友人と訪問。北新地駅11-23出口から徒歩1分、ステーキロンの裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。お店はカウンター8席のみ。

18時一斉スタートで20時15分には食事が終了となるようにされている。2回転目は21時スタート。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい3万円くらいになる高級店。

場所柄ホステスさんとの同伴客が多い。この日も老舗クラブのママが偶然隣に座る。三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされた向井理に似た店主が作る素材感を活かした喰い味のある料理が口によく合う。

店主ご挨拶のあと一斉に食事スタート。とうもろこしの玉じめに醤油を塗って焼いたとうもろこしを乗せたもの。。醤油の焦げた香りととうもろこしの食感の異なりも面白く、独特の旨味と甘みが乾いた胃を刺激する。

煮物椀は炭火で炙った高級魚のヤイトハタとカブラ、あしらえに金時草というシンプルなもの。魚の脂が汁に溶けてえもいえぬ美味しさ。

向付は明石産の伝助穴子の表面を炭焼きにしたもの。脂たっぷりで旨味が放物線状に口の中に広がる。池西剛の皿も窯変が美しくシンプルな盛り付けによく映える。

茄子と鯨さえずりは鯨の脂が深くてとてもいい。純米大吟醸との相性抜群。

焼き魚は楓の平皿で供される。金目鯛の若狭焼きとクラゲ酢の物。身の脂はしっかり残して皮目はパリパリ火入れ。

酒肴盛りは水茄子の辛子漬け、焼きアスパラガスと炙ったバチコ、白芋茎胡麻和え。

この日いただいたお酒。口説き上手のこのジャケットはこちらの店のオリジナルバージョン。

この時期だけのスペシャリティの「鮑コロッケ」。柔らかく炊いた鮑と肝を練りこんだベシャメルソースがかなり美味しい。完成度がかなり高い逸品。

河内鴨を使ったつくねと九条ネギ。ふわふわ食感でみんな大好きな味わい。

鴨団子の出汁で一口ラーメンが供される。

食事は最初に蒸らしていない炊きたてのアルデンテ白ご飯が一文字で供される。続いて長野天竜川の鮎を焼いたものと揚げたものを合わせてて万願寺唐辛子と混ぜたご飯。最後に作りたての牛しぐれ煮ご飯と続く。

甘味は新生姜のシャーベットに宮崎マンゴーのペーストを乗せたもの。接遇も丁寧で美味しくて楽しくて今回もいい時間を過ごすことができました。。

帰りはすぐ近くのバー瀧のカンカン(高濃度のジントニック)を昭和のジュークボックスのレコードと一緒に楽しんでから帰宅する。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317

大阪市 梅田/JR大阪 和食ラーメン