カテゴリー:和食

ふく吉 8月【大阪市 西天満】

ちょっといい寿司を食べたいなという時にいつも訪問する西天満のふく吉さん。界隈に15000円から20000円予算の店がいくつかあるけどご主人の人柄を含めてこの店が一番お気に入り。場所はアメリカ領事館の裏の路地に位置する。

7席のみのすべすべの白木のカウンターは毎日磨き砂で磨いて、ヘチマでこすって最後に牛乳で仕上げると聞き及ぶ。この日はいつものように何もかもお任せコース税別15000円を頂く。

ご主人は北新地の名店「平野」で修行をされ「京都つる家」でも和食の勉強をされているので寿司以外の料理もレベルが高い。特にお椀の凛とした美味しさは卓越したものがある。

レアに火入れした縮緬蛸の三杯酢和えは暑気払いにぴったり。刺身は飴色の天然鯛と平目。続いて好物の石かげ貝と鮑の芯の部分。これらを日本酒と一緒にいただくと至福の時間となる。

謙虚な人柄のご主人はいつもニコニコ笑いながら客の話に合わせていい空気感を作りながら気持ちよく仕事をされる。バリバリの高級店なんだけど全く敷居の高さを感じさせない。。場所柄お客筋もとてもいいので安心して食事ができる。

真魚鰹の味噌漬けは炭火でじっくりと火入れされる。塩梅は完璧で寿司店のレベルを遥かに凌駕する。毛蟹とトウモロコシのペーストを合わせたものは美味しすぎてびっくり。北海道に旅をした気分になれる。いこった炭で皮目だけ炙った沼島の鱧に冬瓜の餡をかけたものと続く。

煮物椀は稚鮎を炙ったもの湯葉等が種としているが主役は品のいい出汁である。柔らかく炊き込まれた蛸にオクラの叩いたものを鞍懸したもの、日本酒の肴としてカマンベールチーズの味噌漬けと小玉スイカの味噌漬けと続く。

品のいいアテを日本酒とともに楽しんだ後は握り登場。鱚の昆布〆は幽けき昆布の香りがとても上品。マグロの漬けは私はパスして剣先烏賊、和歌山の戸塚鯵、頭の味噌が甘々のシラサ海老と続く。

トロトロの食感ののどぐろ、赤身マグロ(パス・・)、石かげ貝、5枚付のシンコと大きな一枚のコハダの食べ比べと続く・・・・・

淡路産の雲丹と修行先の「平野」譲りの煮穴子、干瓢巻きと玉子でフィニッシュ。。お腹いっぱい胸いっぱいの大満足。いつものようにご主人が玄関にてお見送り。。とてもいいお店です。。幸せになれそう・・・

過去のふく吉はこちら 

大阪市北区西天満4丁目11番8号
営業時間:17時〜23時
Tel:06-6809-469

日本酒和食寿司大阪市 西天満

ひろせ 8月【大阪市 心斎橋・四ツ橋】

私がヘビーユースする心斎橋の超お気に入りの和食店を訪問。月初に献立が変わるのでそれが楽しみで通っている。店主の広瀬氏の作る腰の据わった大阪ならではの喰い味(客の好みに合わせて甘すぎず辛すぎず濃すぎず薄すぎない塩梅)重視の味付けに独自の工夫を加えた仕事に毎回魅了されている。

お酒をたらふく飲んで美味しいものをしっかりいただいて会計はいつも1万円余り。。コスパの良さやワインをはじめとするアルコールの品ぞろえなど細かなところまで行き届いているのも魅力。

*店主の経歴や店の内容については過去履歴をご覧ください。。

最初にビールで暑気払いをして先付け登場。毛蟹とそうめん瓜と桃の組み合わせ。鞍懸にされた豆腐で作った白酢にはレモン果汁を忍ばせる。さっぱりとした夏らしい逸品。

続いては冬瓜と小芋と金時草/水前寺菜と蕗の炊き合わせ。野菜の上にかかった鯛味噌が秀逸。いつもながら味の加減が素晴らしい。。。

この日のお酒は最初はパワフルで存在感抜群の茨城県の「武勇」無濾過直汲み原酒、いい意味で癖のある山口県の雁木の純米無濾過生原酒、愛知県常滑のこれも飲み応え満点で肉料理にドンピシャの「白老」をいただく。

お造りは大葉を射込んだ細魚、金目鯛、和歌山産の高級魚のアカッポ、蛸のマスタード添え、鱧の落としと焼き霜、和歌山産のとつか鯵の7種盛り。。これだけで日本酒が2合くらい飲めるラインアップ。旬のとびきりの魚を一切れづつ楽しめる贅沢は他の店にはほとんどない。

コースの華の夏椀に入った煮物は新鮮な鰯の真薯。繋ぎが少ないので鰯の旨味も満点で汁の塩梅といいバランスを見せる。この椀の味こそこちらのお店の真骨頂である。あしらえの白木耳や茗荷などの吸い口もいい。

魚料理は新鮮な鱸の炭火焼。火入れも良くて鱸の旨味をうまく引き出している。脂分を補うために卵黄と酒盗を合わせたソースでいただく趣向。あしらえの山形産のだだちゃ豆とセロリのきんぴらもいい口直しになる。

酢の物代わりのいちじくと翡翠茄子のゴマかけ。どこにでもありそうな料理だけどどこよりも仕事が丁寧で美味しい。

肉料理は牛タンのカツ。。牛タンを柔らかく戻すのがかなりの手間であることは周知の事実。野菜とトマトの和風ソースと一緒にいただく。あしらえは甘酢につけた2色のプチトマトレタスとズッキーニのサラダ。

お酒が残っていたので自家製のカラスミと豆腐の味噌漬けを出していただく。こういった細やかな気配りが嬉しい。

食事はこの時期ならではのとうもろこしご飯。醤油のパウダーがかかる。ビジュアルがとても美しい。留椀の加減も秀逸。。

水菓子はスモモとオレンジ。。お腹いっぱい胸いっぱい、大満足のコース仕立てでした。。次月も楽しみです。。。

過去1年間のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00
*お盆も営業されているそうです。

ワイン日本酒ビール大阪市 心斎橋・四ツ橋和食

沁ゆうき【大阪市 中津】

ずっと前から行きたかったけどなかなか機会がなかった中津の表記の店を友人と訪問する。
場所は地下鉄 御堂筋線 中津駅1番出口(現在閉鎖中)より徒歩1分。
姉妹店として近くに「たるたる」という人気のカジュアルなお店もある。

常に満席の人気店なんだけど前日に無理を言って予約をし開店まぎわに訪問する。
店内はL字カウンター9席、奥に4人掛けと2人掛けのテーブル6席、合わせて15席。
全体的にはこじんまりとした上質な空間。

コース料理は以下の通り
5,500円(ご飯メニューなし)
7,000円(5,500円メニューに鯛飯付き、その他メニューも一部レベルアップ)
9,000円(贅沢な特別コース)

個性的なアラカルトメニューもいろいろ豊富にあり、この日はグルメ友人のオススメでかつ自分の食べたいものをピップアップして注文する。

最初にビールで乾杯をして名物の生うに、いくら、生湯葉の旨出汁ゼリー。
全てをぐちゃぐちゃっと混ぜていただくといくらの塩っ気と濃厚なうにとあっさりした生湯葉のそれぞれの味が咥内で混ざり合ってとてもいい。

その日仕入れた鮮魚の盛り合わせ。醤油をくぐらせてさっと炙った真蛸、新鮮な脂乗りまくりのイワシ、シマアジ、剣先いか、ヒラメ、アコウ、天然鯛、皮を炙った金目鯛など・・・・香住鶴と一緒に楽しむ。

貝柱がたっぷり入ったミニ茶碗蒸しは青海苔の餡かけで。。

ご主人の同級生の久保くんが作った高知県春野産のトマト。。昔の懐かしい味がする・・・

国産はまぐりのうに焼きはスープがご馳走・・・

熊本産直送地鶏の天草大王を使った出来立てのチキン南蛮は生野菜の山に覆われて提供される。。

取り分けたらこんな感じ・・・・。地鶏ならではの鶏の旨味が秀逸。。自家製のタルタルも驚くくらい美味しい。。

海老が入りまくりの海老コロッケ。。レンコンのシャキシャキ感もいい。。海老星人の私にはたまらない逸品。

佐賀牛を使った牛カツ(ビフカツ)。。火入れ加減も完璧。。にんにくと辛子醤油でいただく。。。柔らかくてジューシーで声をなくすような美味しさ。。

後から隠し球で一口カツサンド。。。これも泣ける美味しさ。。小さな心遣いも嬉しい。。

鰻がゴロゴロ入った和風のオムライス。山椒がたっぷりとかかる。。玉子と鰻の相性が悪いはずがない。。

最後の締めは冷やしとろろ蕎麦。。本ワサビと茗荷。。麺は天神橋の名店の「中華そば いぶき」のもの。モチモチの自家製中華麺。。

美味しいお酒もたっぷりいただいて大満足で店を出る。

大阪市北区豊崎5-7-11
06-6375-6770

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<br />夜総合点<span style="color: #FFD700;">★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆</span> 3.5
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ビール和食大阪市 中津