天下茶屋駅をおりて南東方向に徒歩3分の知る人ぞ知る私のとっておきの焼鳥店。
へんこ親父一人が5時から一人で店を開けて切り盛りする。この日は後輩を連れて4人で開店直後に訪問。6時になるといつも満員で8時頃には品切れで店じまい。常連率9割の超地元密着店舗。5時半に来た客が席があるので「今日は暇やな・・」と言っていた。
焼き鳥はほとんどのものが90〜100円で大きくて肉はピカピカ。。安旨焼き鳥の最高峰で焼き鳥界のエベレストと個人的には思っている。ビールで乾杯して好きなものを好きなだけ注文する。
鶏皮の湯引きは身もたくさんついていて且つ親鳥を使用しているのでゴリゴリして食べ応え満点。
こちらのヘンコ親父全く笑わない。。。客いじりの天才と言われる。推定年齢75才くらいか、最近見かけなくなった昭和の焼き鳥屋の親父のオーラ出まくり。串の塩やタレかは親父が決める。炭を旨く使いながら手際はかなりいい。
このヘンコ&ドS親父を見るだけでもこの店に来る価値はある。常連客は親父にいじられに来るような感じ。たまに優しいところが垣間見えるのが人情酒場のいいところ。
名物のつくねはしっかりと焼き込む。台本どおりに後輩君が「どうしてこのつくねは緑なんですか」の質問。
親父曰く「知らん!食べたらわかる・・・」とのいつもの答え(笑)口に入れるとホクホクする。。。後輩君が「食べてもわからない・・・枝豆ですか?」と答えると一言「味オンチ!」「口の超えた客はみんなわかる」とのたまう。
続けて「ほうれん草とはちゃうで」「グリーンピースとかともちゃうで」とのこと。女性がいたためなのか「答えは〇〇や」と答えてくれたのが以外だった。親父少し丸くなったか・・・
鶏皮は焼き込んでから串をはずしてポン酢で提供。美味し過ぎて酎ハイがすすみまくる。パリパリになるまで焼き込むので余分な脂も落ちてかなり美味しい。
砂ずりはかなり新しい。まさに鮮度の勝利なり・・・6時半くらいから常連客風の手伝いのおっさんが入るけど飲みながらしゃべりながらの仕事。。。
ウインナーとししとう。こんなのが食べたかった・・・焼き込み方が素晴しい。今まで取材関係はすべてお断り。写真はNG(せやけど必死でお願いして撮りました)なので注意。
三角(ぼんじり)は異常に大きい。骨のところまで大きくカットしているせい。梅肉をつけていただく。脂の落とし加減が絶妙なり。この部分やレバーはいつも早く売り切れる。
手羽も大きくて新しい。。皮は当然ぱりぱり。見ただけで美味しいことがわかる。。この他にも生レバーや心臓やいろんなものを頂く。この日は頂かなかったけどレバーなどの内臓系やいつまでやき続けるのか心配になるジャガイモバター、焼き茄子、椎茸は必食。
この日はビールと酎ハイを思いっきりいただいてひとり2000円の会計。。普通の飲み食いなら1000円で充分。毎日通える価格も大満足。。昭和の居酒屋漫才も楽しめて安くて旨いまさに天下茶屋の雄なり。
大阪市西成区天下茶屋3-24-1