マラソン出場を控えた従業員君と表記の鰻店を訪問する。住吉大社近くの創業60年の名店。私がもっともよく利用する昭和の空気満載のお気に入り店。月に一度くらい必ず食べるので私の中での鰻はこの店がデフォルトになっている。店内は4人掛けテーブル4つ、カウンター席4席のみの完全家族経営。店内は裸電球の明かり、古びた壁、ゆがんだテーブル、傾斜のある椅子、レジの棚、黒電話など全て昭和コレクション。。。
う巻きは500円。細かく刻まれた鰻が使われている。出汁がたっぷり入ったとろとろの半熟の出汁巻き。しんみりした加減がとてもいい。
メインの鰻丼はこの時代に価格はなんと600円・800円・1000円・1500円・2000円。。通称と言うか実際にそう書かれている「特上」1000円のものを昔からいつも所望する。じっくり見ると壁に貼られた値札もなかなか味のある字である。肝吸いは200円。
横の客は2000円のものを一人で二つ食べていたな・・・・
出てきた1000円の特上鰻丼は真っ黒の御飯の上に鰻が3切れ。鰻の表面はパリッと焼かれているのが特徴。御飯は濃厚なタレが絡み合っているために柔らかめ・・
鰻の仕入れ価格は数年前の2倍となって廃業される個人店が多い中で値上げもせずに営業される姿には頭が下がる。大阪の都心部では同じものが2000円以上するのが常識。
大阪府大阪市住吉区東粉浜3-29-1
06-6671-2768
定休日:水曜日