4月 雑記

梅田で飲食店経営の友人と訪問した「勝男」は茶屋町を中心に界隈で4店舗展開。こちらは大阪で「口八丁」や「勝男」など70店舗以上の飲食店を展開する「ガラ」という会社の運営。店舗情報や会社の情報もほとんど開示しない謎の経営でも有名。

阪急の高架下の店舗はファザードもかなりチープ。席数は90席の大箱。。

生ビール180円を目当てに私の年齢くらいのおっさんグループが集まり19時以降は満席となる。焼きラーメンや砂ずり、とん平焼き、厚揚げ、馬肉などを頂くがどれもビックリするくらい口に合わない。というか美味しく作ると言うカルチャーがそもそもないと思われる。

このお店の求人募集を見ると時給950円で「ピアス・ネイル、髪色自由!メニューも少ないので覚えやすい」と書かれてあった・・・大変な時代である。。

シグニチャーメニューの唐揚げと手羽先も食べると皆が黙り込む・・・ビールをしこたま飲んで帰りましたとさ。。

姫松交差点西にあるビルから帝塚山3丁目駅前にサイズダウンし瀟洒なリストランテとしてリスタートされた老舗イタリアンの「Largo」。自宅から徒歩圏内なのでワインを頂きに遅掛けに訪問。前菜とニョッキをつまみながらグラスワインを楽しむ。カウンタ−6席でコース料理が中心。オープン記念のお得なコースが10000円。泉州の漁港で買い付ける鮮魚を使った料理がお薦めとの事。界隈のこのサイズの店では内容・価格ともハイグレード。

阿倍野のキューズモールの北端にあるヴィアあべのウオークの地下のアベノ眠眠本店でたまに食べたくなる鶏の唐揚げを肉厚の丸い四川唐辛子と一緒にいためる「辣子鶏」。花山椒や葱の香りも良くて冷たいビールと相性抜群。レギュラーサイズ900円。(写真はハーフサイズ550円)

住吉駅すぐのWa-coffeeでティーブレイク。林檎のタルトは自家製のマンゴーのアイスとともに頂くがマンゴーと言われるまで判らない・・・バナナかなと思ったぐらい上品な食味。マダムは林檎の季節は終了なので自家製のアイスクリームを作りまくるよ〜と言っておられました。

その他料理

蕎麦 たかま【大阪市 天神橋筋六丁目】

自社の支店の視察の途中にミシュラン1つ星、大阪でナンバーワンと言われる表記の蕎麦店をランチタイムに訪問する。11時半開店なんだけどその30分前から行列ができる事でも有名。店の真ん中に10人すわれる大きなテーブルと4人掛けのテーブルが一つ。開店10分前に到着して最後の14人目の客としてギリギリセーフ。お店は外観も内装も高級感があってスタイリッシュ。

店内は基本すべて相席。。こちらの店は開店されたときからよく訪問してたけど提供時間が長過ぎる事と最近の悲しい接客が足を遠のかせていた。

この日は提供時間が最も早いであろう「茗荷おろし蕎麦1400円」を所望する。おかげで注文してから15分で着丼する。天ぷら蕎麦等は注文してから30分以上かかる事も多い。昼間から日本酒を飲む客もいて回転はかなり悪い。

あっという間に長蛇の列で「あと何分かかりますか〜」と尋ねる客には「店に入るまでに最低30分以上かかります、それでも待たれますか!?」とかなりきつい口調でおばさんが答える。「田舎蕎麦と更級蕎麦を2枚ください」という客には「別々のものが出来るか今は判りません!!」との答え。蕎麦を待つ客が「あとどれくらいで出来ますか〜」と尋ねると「そんなんわかりませんわ!」・・・キャラ立ちまくりの強気のSM蕎麦。目と耳を塞ぎながら蕎麦を食べる事に集中する。

蕎麦は麺線の美しい弾力とコシのある細打ち麺。前はもっと白かったような気がしたが特にどおって事はない。蕎麦の香りはあまりしない。この細さ故に歯触りと舌触り、喉越しが際立って感じる。大根おろしは辛み大根ではないけど普通に美味しい。

最後は蕎麦湯を頂いてそそくさと帰る。外は長蛇の列・・・・ごちそうさまでした。。

大阪市北区天神橋7-12-14
06-6882-8844
定休日 火曜日
営業時間 11:30~14:30

大阪市 天神橋筋六丁目 蕎麦

四川麻婆 天天酒家 なんば西店【大阪市 難波】

難波方面での若手社員君と仕事打ち合わせの帰りに通りかかった歌舞伎座裏の「串カツ店」にウォークインで入店する。店に入ると酸化した油の匂いが充満。生ビールを頼んでお任せコースで頂いたんだけど口に合わずに6本で断念して退店する。ビール2杯で一人2300円の会計に残念な思い。

その足で普段よく行く焼き鳥屋や小料理店を目指すが行きたい店はすべて満席。見ると以前ピザ屋があったところに綺麗なファザードの中華料理店があり、餃子1人前90円の大きな看板につられて入店する。

店内は赤を基調にした中華そのものな感じだけど今時の間接照明でお洒落な雰囲気にまとめられている。女性客も多く王将の客層とは全く異なる。店の真ん中には円卓もあってグループにはぴったり。カウンタ−もあって一人客でも大丈夫。メニュー掲載の料理の価格も良心的で社員君が調べてみると「情熱ホルモン」や「焼肉五苑」でおなじみの「五苑」マルシングループのお店。これなら安心といろいろと注文する。

溢れワインなる2杯分の量がある白ワイン480円を頂いてから90円の餃子を所望する。眠眠のような皮の柔らかい野菜たっぷりのヘルシータイプ。特のどおってことないけど1人前90円はかなり嬉しい。2皿目からは5ヶ280円。

大衆店なのであまり期待をしていなかったが中華冷や奴380円を頂くと予想以上の美味しさにビックリ。カリカリに揚げられた雑魚の歯ごたえもよくて豆腐自身も大豆の味がするしっかりしたもの。大学生の接客スタッフも教育されていて彼らと軽口を言いあうのもいいスパイスになる。

続いてアルバイトスタッフさん絶対お薦めの手作り感が満載の薩摩知覧鶏焼売380円はあっさりしていながら味に深みもあってプリップリで大きくて食べ応え満点。醤油をつけずにそのまま頂く。

こちらのお店は利用する用途によって内容の異なるコース料理もあり、カジュアルにいろいろな本格四川料理が楽しめるようになっている。

こちらのお店の名物の本格四川麻婆豆腐880円を白いご飯と一緒に所望する。10分くらいで熱々で土鍋でグツグツ煮えた、見ただけで辛そうな別府のかまど温泉のようなオドロオドロしい様のものが登場。

レンゲですくってふーふー言いながら食すと深みのある中国産完熟唐辛子と熟成豆板醤(多分・・・)の辛味とコク、花椒のしびれが咥内を刺激する。いきなり頭皮の汗腺がパーンと開いて汗が流れ出す。ご飯の上にのせて麻婆丼にしてもいい。高級店とほとんど変わらない旨味たっぷりの痺れ辛さが何とも言えない。痺れのせいか汗だけでなく涙も出てくる。2人で食べてもハーフサイズで良かったかと反省する。

この他の料理もおいしそうなものばかり。一番高い料理は土鍋で供されるフカヒレの姿煮2980円。この日はお酒を2杯いただいて会計は一人1800円でした。。餃子の90円はかなりお値打ち。。周りを見ると平日なのに幸せそうな顔をした客でずっと満席。次回は大勢で再訪します。

大阪市中央区難波4-3-15
06-6645-4129
営業時間11:30-14:30/18:00-24:00
無休

大阪市 難波 中華料理