少し疲れたなと思ったときに食しに行く私の会社近くの住之江区の北島にあるとんかつの名店。開店は11:01(ホントにこう書いてある)からなんだけどお店を開けたと同時に客が殺到し終業までノンストップ。最近夜の営業をやめられたので12時頃は超満席になる。だいたい30分くらい並んでやっと席に着くことが出来る。
お店はカウンター12席ほど。店の裏に専用ガレージがあってそこからアパートのドアノブをあけると店の裏口になっていてそこから出入りが出来る。初めての方を連れて行くといつも驚かれるのが楽しい。
トンカツ屋さんなんだけど店内のきれいさは驚異的。厨房内に、油汚れがまったくない。どこもかしこもピカピカ。高齢のかなり怖い顔のご主人は動きや所作がとても美しい。無駄な動きが全くない。忙しいのに客の相手もしながら適当にギャグを飛ばしながら楽しそうに働かれる。奥さんも人柄がよくとても優しい。。
ヘレステーキもおすすめなんだけどこの日はとんかつを食べる日と決めていたのでとんかつダブル1100円とポタージュを注文。
名物のポタージュスープ300円が登場。周りの客もみんな頼んでいる。注文のたびに一つずつ作る。昔からずっと作り方は同じ。フライパンにお湯を張って玉ねぎみじんを入れて塩と味の素を大量に入れる。
少し湧かしてからしょうゆ少々いれる。そのあと冷蔵庫からボールに入ったベシャメルのような固形物をドバッと入れてそこに大量のおろしニンニクとちょびっとの叩いたエビ。。。仕上げに牛乳とコショウをいれる。。
味見は一切しないのがポイント。ボリュームたっぷりのスープはさらっとしているのだけどあとからカウンターパンチがドカンと来る。ニンニクが口の中を暴れまわる、そして味の素のなんともいえんコクを出す。咥内にしっかりと記憶を残す強烈な逸品。
気をつけないと口のなかずるむけやけど状態になる。これだけで酒が飲める味加減。よく考えたものだといつも感心する。
トンカツW 1100円登場。サイズ的にはふつうのとんかつでいいのだけど何かに挑戦している気がする。ふつうのとんかつは800円。皿一杯にとんかつが主張する。普通の店の3倍はあるだろう。厚みは約2センチくらい。もちろん美味しいんだけど食べたあとの達成感も素晴しい。
行儀悪いけど最初にカットしまくって一気に食べまくるのがコツ。
ご主人は奥さんに「ざぶとん一つ」って言ったんだけど「W(ダブ)トン」やったのかはいつも不明。かなり濃いデミグラスソースはニンニクたっぷり。これを食すことが出来るかどうかで体調の善し悪しがわかる。
夕方の5時になっても満腹感が持続していたのに自分でも驚いた。ニンニクの効果と共に元気になるランチだった。
大阪市住之江区北島1-3-31
電話番号/ 06-6685-4096
営業時間/ 11:03~13:25
定休日/ 日曜・祝日、第四月曜
駐車場/ 有